→Pia-no-jaC←が見せた“もう一つの顔”ーー新曲も初披露したファンクラブ限定イベントを見た

 →Pia-no-jaC←が、11月7日に東京・下北沢GARDENで、ファンクラブ限定イベント『TRICOLORE』を開催した。

 彼らのファンクラブ『ジャックと豆の木』の会員を対象に行われた同イベントで、HAYATOとHIROの二人は、普段のクールなライブとは対照的な、コミカルでエモーショナルなパフォーマンスを披露。アットホームな雰囲気のなかで、→Pia-no-jaC←の新たな一面を見ることができた。

 

 また、今回のイベントは東名阪それぞれ3カ所で開催しており、大阪公演は「赤」、名古屋公演は「白」、東京公演は「青」と、タイトルにちなみ、それぞれ3色のカラーでドレスコードを指定。この日は思い思いの青を身に着けた観客を前に、2人は青いつなぎ姿で登場。1曲目の「PEACE」では、早くも多くのファンが諸手を挙げ、会場が揺れていた。

 その後「ドナウ」を演奏した→Pia-no-jaC←は、MCでHIROが「2015年11月7日、下北沢GARDEN。今宵は東京がブルーに染まる日。青はHAYATOの青、青は壮大で美しい。そんな青の夜は月がよく似合う」とムーディーな語りを入れ、この日にぴったりの楽曲である「bluemoon」を演奏。続く4曲目「ノクターン」の演奏前には、再びHIROが「2015年11月7日、下北沢GARDEN。今宵は東京がブルーに染まる日。青は進め。青信号はなぜ緑色なのに青と呼ぶのか」となぜか信号に関する豆知識をシュールに述べ、観客たちはくすくすと笑っていた。

 

 5曲目「風雅」を演奏した→Pia-no-jaC←は、続けて「青い曲」と前置きし、「剣の舞BLUE」を披露。ここでHIROはダンボールで包丁風にデコレーションしたスティックでシンバルを叩き、観客がざわつき始めると、即座に舞台袖へと掃け、某大作映画のキャラクターを白鳥パンツ風に纏った衣装と、青いライトセーバーを手にして戻り、客席からは笑い声と悲鳴が同時に巻き起こっていた。再び舞台袖へ掃けたHIROは、続けて全身をダンボールとアルミホイルでコーティングし「HIRO2-D2」として登場。その姿で演奏を試みるものの、次第に剥がれ落ちるダンボールに、観客やHAYATOは笑いを堪え切れない様子だった。

 

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