5SOS、Union J、JTR……ネクスト「ワン・ダイレクション」の座に着くのはどのグループ?
約半年前の2015年3月25日、全世界で大人気のボーイズ・グループ、ワン・ダイレクションから、ゼイン・マリクが脱退し、翌日にはソロデビュー。ファンに大きな波紋を呼んだことは記憶に新しい。
もちろん4人体制の1Dが引き続き活躍することにも期待したいが、米ビルボードは早くも『ネクスト「ワン・ダイレクション」はどのグループ?』という記事を掲載するなど、各メディアが次世代を担う世界的ボーイズ・グループ探しへ躍起になっていることもまた事実だ。
そこで今回は、日本のファンにこれから熱い支持を受けるであろうボーイズ・グループたちを、“ネクスト「ワン・ダイレクション」”として、その特徴とともに紹介したい。
まずはワン・ダイレクションの『Take Me Home Tour』(2013年)『Where We Are Tour』(2014年)に出演した、オーストラリア発の4人組・5 Seconds of Summer(以下、5SOS)。彼らはボーイズ・グループというよりBlink-182やMcflyをリスペクトする、エモーショナルなロックバンド的位置づけなのだが、その容姿や経歴から、ファンの間では“ネクスト1D”としてよく名前の挙がる一組であることは間違いない。ただ、本人たちは「彼ら(1D)のしていることは素晴らしいけど、僕たちは自分の好きなことをやるんだ」と明言しているため、今後の活動路線が変化していく恐れもある、ということも記しておく。
続いて、1Dと同じ出自を持つアーティストとして、『X Factor』出身の4人組・Union Jも紹介しておきたい。こちらは少し歌に比重を置いた、シンガー4人によって構成されているグループで、楽曲もダンサブルなものや切なげなバラードなど、1Dよりもダンスホール寄りの印象。しかしMVは一年前から全く新作が上がっておらず、本国でのツアーなどで活動は確認できるものの、ブレイクの萌芽が見えた2年前よりは、多少ペースダウンしているようにも見える。