嵐・大野智がアートに込めたメッセージとは? 寡黙なリーダーが語り始めた「胸の内」

(C)タナカケンイチ

 7年半ぶり2度目となる個展『FREESTYLEⅡ』を東京・表参道で開催中の嵐・大野智が、9月に行われる嵐の宮城コンサート「ARASHI BLAST in Miyagi」と併せて「大野智と子どもたちの未来絵画展in Miyagi」を開く。

 同企画は、大野が2011年に描いた『ちょんまげの子ども』という作品と、宮城・岩手・福島の子どもたちから募集した「未来」をテーマにした絵をコラボするというもの。会場内に大野の作品と募集した絵を展示し、子どもたちの『未来』をアートで表現する。

 嵐は、震災直後から毎年被災地を訪れコンサートを開催している。嵐がメイン・パーソナリティを務めた2013年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)では、大野が番組内の企画でアートを通して多くの子どもたちとふれあいの機会を持った。

 今回の企画で展示される『ちょんまげの子ども』について、現在発売中の『美術手帖』(1026号)で「初めて意味を意識した作品」として大野は以下のようにコメントしている。

「顔だけまず描いてたら東日本大震災が起きて、そこからいろいろあったから、1年以上続きを描けなかった。でも、また描こうと思って。もともとは震災前に描こうとしていた裸のガキ大将的な少年と、今の日本を象徴する姿がリンクして、その意味がしっくりきたんだ。それで、表面は震災で日本が丸裸になってる姿を、裏面は希望の光に満ちあふれて、明るくなるものを描こうって。これはあまり遊ばないで真面目に描きたかったんだよね」

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