1stアルバム『HAPPY』インタビュー

大原櫻子が語る、シンガーとしてのスタンス「メッセージをしっかりと伝えられる人になりたい」

 

「あくまでもシンガーでいたい」

──では、楽曲に触れながら話を進めましょう。「Over The Rainbow」は明るいサウンドと、ここからスタートしていく思いの詰まったナンバーです。

大原:すごくパワフルだし、一番等身大で歌った曲ですね。歌詞は、アーティストとしての私の姿が出てるなって。やっぱりアルバムって、最初の曲で、最後まで聴いてくださるかが決まるような気がするんですよ。この曲で、思い切り大原櫻子の世界にみなさんを引き込みたいって思いはありました。あとは、聴いてくれてありがとうって歓迎の気持ちも表したかったし。その2つが、メロディにも歌詞にもよく出てるんじゃないかなって。

──「瞳」は、シングルでもリリースされた楽曲で、大原さんも作詞にも関わっていますよね。

大原:亀田さんと共作で書かせていただいたんです。この曲は『全国高校サッカー選手権大会』の応援歌で、実際にサッカーの試合を観に行って書かせてもらったんです。リアルに感じたことをその場でメモして、家に持ち帰って、高校時代の頃の自分を思い返したりして、自分の心情を反映させながら作りました。

──歌詞はまた書きたいですか。

大原:機会があればですね。私、あまりシンガーソングライターになりたいわけじゃないんですよ。あくまでもシンガーでいたいんです。

 

──歌い手として、自分を通して作品を表現していきたいという感じですか?

大原:そうですね。私、あまり、自分の心情を歌いたいとは思わないんです。人が書いてくださったものをいただいて、なぜこの方はこの時代にこの歌詞を書いたんだろうとか、そういうことを考えるのがすごく好きなんです。それを、自分なりに歌いたいなって。

──それは、女優として役を演じることにも近い感覚ですか?

大原:そうです。基本、自分よりも年上の人が書いてるわけじゃないですか。すごい勉強になりますし、すごい刺激をもらえるんです。

──なるほど。そして、「無敵のガールフレンド」は、女の子の気持ちが描かれたかわいいキラキラなポップチューンですね。

大原:この曲は、アルバムの中で一番最初に歌いたいと思った曲なんです。かわいらしいし、女子は共感できるし、歌って踊ってほしいなと思いますね。メロディは80年代、90年代とかの感じで、今の人たちにとっては新鮮に聴こえるかもしれないなって。それがキャッチーに聴こえるので、気に入ってます。歌詞は、恋をしている人がんばれ~って感じですね。

──大原さんは、人を応援するのが好きなタイプですか。

大原:好きですね。基本、自分のことはどうでもいいと思ってるんで(笑)。ついつい、人のために何かしてあげたいなと思っちゃうんですよ。人が私の曲を聴くことによってがんばってくれたらいいなと思います。

大原櫻子 - 無敵のガールフレンド(Music Video Short ver.)

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