E-girls/Dreamが、HIROやATSUSHIとの“絆”明かす Aya「EXILEの皆さんが応援してくれていた」

 

 E-girlsが、1月9日放送の『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)で、HIROとの関係性やメンバーの挫折、ブレイクまでの苦労を明かした。

 番組前半では、昨年の『第56回輝く!日本レコード大賞』で三代目 J Soul Brothersが大賞、EXILE ATSUSHIが最優秀歌唱賞を受賞したことについて触れ、EXILEがブレイクするまでの過程を紹介。そしてHIROの物語に大きくかかわっている存在として、この日スタジオにゲストとして登場したE-girlsを挙げた。

 彼女たちとHIROとの出会いは2002年。現在はE-girlsの中心メンバーとして活動するDream(当時の表記はdream)に、追加メンバーとしてAmi、Aya、Shizuka、Erieが加入した際、ダンスの講師として彼女たちを指導していたのがブレイク前のHIROだったという。当時のHIROは、avexが抱えるダンススクールの講師として、デビュー前の倖田來未や島谷ひとみの指導なども行っており、夜はライブハウスやストリートライブ、デパートの屋上へのドサ周りなどを行い、グループと並行で活動していた。加入時の4人について、エイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役社長CEOの松浦勝人は「良いなというのが居ないなかで選んだ4人だった」と、光るものを見出していなかったと語ると、HIROも「あくまで教える側と習う側だった」と、いち生徒としてしか接していなかったことを明かした。また、Amiは「EXILEもJ Soul Brothersも知らなかったので、ダンスの先生という感じでした」と、こちらも一人の先生としてしか見ていなかったようだ。

 また、Dreamの4人はデビュー時、年下の女優の部屋に居候し、わずか一畳のスペースに3人で寝たり、築40年のアパートで4年間暮らしたりしていたという。「学校帰りに遊びに行ったことは無かった」(Aya)とレッスンなどで多忙なスケジュールのなか、プライベートはまったく充実していなかったと明かした。さらに、『a-nation』に初出演した2003年当時、ブレイク前のEXILEとともにイベント前半に登場し、観客が静かに見守るなかで互いを鼓舞しあったエピソードを披露した。Ayaは当時について「a-nationではお客さんたちが盛り上がっていなかったけど、うしろでEXILEの皆さんが応援してくれていた」と明かすと、ATSUSHIは「嬉しそうな顔をして僕らに話しかけてくれたのが印象的で。可愛い妹たちみたいな」、松本利夫は「僕らと似た感じの根性や気合いを持っていた」と共鳴するものを感じていたようだ。

 EXILEは、2004年6月に武道館公演を達成。ここからスターへの道を駆け上がっていったが、当時のDreamは未だ浮上せず。2グループの間に生まれた距離について、Amiは「お兄ちゃんという感覚だったんですけど、気付いたらスーパースターになられて、遠くなっていった」、Ayaは「どうやったらそこまで行けるんだと思っていた」と羨望の目で見ていたという。その後、Dreamは、主要メンバーの一人がソロ活動を希望し脱退してしまうと、彼女たちは当時のフットサルブームに乗り、大会に出場するために猛練習。持ち前の運動神経の良さから大会で優勝するなどし、フットサル中心の生活になってしまった。レッスンすらまともに受けられなかったというこの時の活動について、Ayaは「みんな毎日泣いていた」、Shizukaは「自分の職業何なんだろうって考えていた」と、不安定な状態だったことを明かした。

 そして、改名や事務所移籍などを経て、2008年にdreamはavexから解雇通告を受けた。松浦は「僕らの手ではどうしたらいいか、万策尽きたという感じがあって。これを下手に引っ張ってしまうと人生が変わってしまうし、まだ他の方向に行ける年齢だったから」と、彼女たちの人生を考慮したうえでの苦渋の決断であったことを語ったが、メンバーは夢を諦めず、お金を出し合って機材を購入し、路上ライブを何度も決行。HIROはこのとき、Shizukaの誕生日会にATSUSHIとTAKAHIROを連れて登場し、マネージャーからはじめて解散話を聞かされたという。当時の心境について、HIROは「実力をまだ全然見せてないし、もっと飛躍できるきっかけがあったと思った」と、Dreamの可能性を信じていたことと、マネージャーにも励ましの言葉を贈ったことを明かした。

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