ドリカム、福岡公演にホークス本多雄一選手が参加 スポーツ界からも支持される理由とは?

 

 ニューアルバム『ATTACK25』がロングセールスを続けているDREAMS COME TRUEの、全国13都市32公演30万人を動員する全国ツアー「AEON presents 25th Anniversary DREAMS COME TRUE CONCERT TOUR 2014 - ATTACK25 - 」福岡公演が、11月8日(土)、9日(日)マリンメッセ福岡で行われた。

 同公演では、先日プロ野球「SMBC日本シリーズ2014」で3年ぶりの日本一に輝いた「福岡ソフトバンクホークス」の本多雄一選手が会場に姿を現した。本多選手が、自身の登場曲でドリカムの「何度でも」を使用しているのは有名な話で、その縁での参加となった。(参考:DREAMS COME TRUEオフィシャルブログ「本多雄一選手、参戦!!!」

 ライブのアンコールでは中村正人が、本多選手から贈られた「福岡ソフトバンクホークス」のユニフォーム姿で登場。中村正人は「ポンちゃんにもらった!」と説明し、会場の大型ビジョンに本多選手が映し出されると会場は大歓声に包まれた。「来年も優勝だー!」という中村正人のMCで会場がさらに盛り上がるなか、吉田美和が「何度でも」をアカペラで披露。するとバンドメンバーもそれに続くように演奏を重ねていき、予定されていたセットリストには無かった完全にアドリブでの「何度でも」が披露されるという、まさに福岡ならではの特別な演出となった。

 このようなトップ・アスリートとドリカムとの興味深いエピソードはほかにもある。先日、東京・代々木で行われた同ツアーの東京公演では、フィギュアスケート選手の浅田真央も会場に姿を現した。「AGAIN」という楽曲は、吉田美和が浅田真央を想って書いた歌詞だという。他にも、サッカー選手の内田篤人や本田圭佑など、ドリカムの曲を挙げるトップ・アスリートたちのエピソードは枚挙に暇がない。

 ドリカムのリーダー中村正人は、「たくさんの輝かしい記録と、様々な困難を乗り越えてきた本多選手に『何度でも』が愛されることの意味は深くて重い」と語る。

 また、ニューアルバム『ATTACK25』については「チャレンジし、攻め続ける姿勢こそがドリカムの本質であり、音楽を続けていく上でのミッションだと。その気持ちを、25年目という節目のタイミングで改めて伝えておきたくて。吉田美和がアイデアを出しました」と中村は語っている。「何度でも」の歌詞にみられる「♪10000回だめで へとへとになっても 10001回目は 何か 変わるかもしれない」という姿勢こそが、過酷で孤独な環境に立つトップ・アスリートたちの共感を呼んできたのかもしれない。

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