綾小路翔らも参加 森山直太朗「若者たち」の“歌ってみた”動画が拡散中
森山直太朗が8月13日にリリースしたシングルの表題曲「若者たち」が、世代を超えて歌える歌としてじわじわと注目を集めている。
同曲は、1966年にフジテレビ系で放送された青春ドラマ「若者たち」の主題歌として、ザ・ブロードサイド・フォーが歌い、ドラマとともに話題となった楽曲の現代版として森山直太朗が歌っている楽曲。現在フジテレビ開局55周年記念ドラマ「若者たち2014」主題歌としてオンエアされている。
1966年当時のオリジナル版「若者たち」を歌ったザ・ブロードサイド・フォーの黒澤久雄氏は、直太朗の母である森山良子の学校の先輩で、彼女がフォークソングを歌うきっかけを作った人物。直太朗も幼い頃から親交があり、今回ドラマ主題歌として「若者たち」を歌ったことについて、「運命を感じました」とコメントしている。
曲が生まれたのはカレッジフォーク全盛時代。直太朗の幼少時代はその10数年後となるが、森山家では遊びに来たミュージシャン仲間と母親が声を合わせて歌う光景は日常的で、彼は気恥ずかしさと憧れがないまぜになった思いでそれを眺めていたという。
この夏、直太朗は色々な世代の人々とこの曲を歌っている。8月3日放送のNHK「MUSIC JAPAN」ではNHKホールの観客3000人と合唱。8月13日放送のフジテレビ「FNS歌の夏祭り」では、ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、チームしゃちほこと共に歌声を披露した。
また、ネットでは「若者たち」を歌ってみた動画が拡散中。所属レコード会社スタッフ80名と合唱した「ユニバーサルミュージック篇」を皮切りに、ラジオ番組リスナーやパーソナリティと歌う「ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』篇」「FM802篇」などが公開され話題を呼んだ。
他にも高校生合唱団による「千葉県立幕張総合高校合唱団篇」、伊豆大島に暮らす人々が歌う「伊豆大島篇」などさまざまな世代の人が歌う動画が公式で続々公開されている。また公式以外でも、家族や友人との「歌ってみた」動画をアップする人も増え始めており、「若者たち」が現象化の兆しを見せている。
さらに「歌ってみた」シリーズには他のアーティストも参加。親友・綾小路翔と歌う「綾小路 翔の六本木バナナボーイズ篇」、レーベルメイトである「徳永ゆうき篇」の動画が公開されている他、PASSPO☆、ゆう十、N.O.B.U!!!、サスケがカバーしたバージョンがiTunesで配信中だ。
普遍的なメッセージを持ち、一時期は学校の音楽教科書にもよく採用されていた「若者たち」。オリジナル版を聴いていた世代から音楽の授業で歌った世代、今回のドラマで知った世代まで、2世代3世代にわたって歌われる希有な楽曲といえる。
9月6日にはNHK「SONGS」で150名との大合唱を披露。9月9日には直太朗がNHK「歌謡コンサート」に生出演し、「若者たち」を歌うことが決定しており、さらに話題を広げそうだ。
■リリース情報
『若者たち』
発売:2014年8月13日
価格:¥1,200(税抜)
〈収録曲〉
1.若者たち
2.どのみち
3.若者たち – Instrumental -
4.どのみち – Instrumental -
5.若者たち – 劇中 Humming version -