ショーン・ポールはなぜ「ダンスホール・レゲエ界の帝王」と呼ばれるのか？

「実は前作に収録できなかった曲で、エイコンと一所懸命作ったし、なにしろ膝の手術の直後に作って、松葉杖をつきながら歌ったんだ。それで、また生き返ったような気がした。ま、セックスについての曲ではあるけれど、思い入れがあるよ（笑）」

　なお、前作『Tomahawk Technique』の国内盤では、「Dream Girl」のリミックスでleccaと共演していたが、本作では、この「Light On」のリミックスにMs. OOJAが参加している。奇しくも、2014年は日本とジャマイカの国交樹立50周年の記念の年。こういったプロジェクトを通して、両国の関係になにかしらのポジティブな影響があるならば、こんな素晴らしいことはないだろう。

　新作リリースのタイミングで、過去何度も日本を訪れているショーン・ポール。４月のカナダ、５月はヨーロッパでのツアーが予定されているが、来日予定は現状では不明。だが、きっとショーン・ポールはやってくるはずだ。その日まで期待に胸を“振り幅全開”に膨らませながら、『Full Frequency』を楽しむこととしよう。

（文＝三田村優）

■リリース情報
『Full Frequency』（Warner Music）
発売：３月５日
価格：2,457円（＋税）

01. Riot feat. Damian Jr. Gong Marley
02. Entertainment 2.0 feat. Juicy J, 2 Chainz and Nicki Minaj
03. Pornstar feat. Nyla
04. Want Dem All feat. Konshens
05. Hey Baby
06. Wickedest Style feat. Iggy Azalea
07. Dangerous Ground feat. Prince Royce
08. It's Your Life
09. Take It Low
10. Anyday
11. Lights On
12. Legacy
13. Other Side Of love
14. Turn It Up
15. Tallest
16. Lights On (Remix) feat. Ms.OOJA