エビ中、TPD、メレンゲ、NICOも……今春の注目アニメソングまとめ

 アニメソングの人気・存在感が年々高まっている。オリコンチャート上位にアニメの主題歌がランクインすることは少なくなく、新人のロックバンドなどがアニソンを通じてブレイクするケースも見られる。また、最近では声優がアニメの役柄のまま歌う楽曲も人気で、先日、【声優の音楽作品の評価が高まっているのはなぜ? 『本人先行型』が普及した背景】にてお伝えしたように、音楽シーンにおける声優アーティストの存在感も大きくなっている。

 春から始まる新アニメからも、新たなヒット曲が生まれる可能性は少なくないだろう。そこで、アニメとしての注目度が高く、音楽シーン側からも気になる作品をまとめてみた。

『金田一少年の事件簿R』/東京パフォーマンスドール

2013年に復活した東京パフォーマンスドール。

 読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで14年ぶりにTVレギュラー放送されることになった人気アニメ『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』のオープニングテーマは、東京パフォーマンスドール(TPD)が担当。TPDは90年代にダンス・楽曲・照明・衣装などに徹底的にこだわり、そのパフォーマンス力で人気を博したグループ。後に女優・篠原涼子、EAST×END YURIの市井由理、穴井夕子などを輩出したことでも知られており、2013年に平均年齢15歳の新メンバーで復活を果たした。渋谷の劇場「CBGKシブゲキ!!」にて現在、約1年間にわたり、演劇と映像、歌とダンスを融合した新感覚エンターテインメント公演「PLAY×LIVE『1×0』」(プレイライブ『ワンバイゼロ』)を行っている。彼女たちがミステリアスな同作品にどう色を添えるのか、楽しみにしたいところだ。放送は4月5日(土)夕方5時30分より。

『ハイキュー!!』/SPYAIR・NICO Touches the Walls

 『週刊少年ジャンプ』で連載中の青春バレーボール漫画『ハイキュー!!』も、4月6日よりアニメ放送が開始する。オープニングテーマを担当するのは2010年にメジャーデビューし、国内外で活躍を続けるロックバンド、SPYAIR。いっぽう、エンディングテーマは若手バンドシーンを牽引する存在として知られるNICO Touches the Wallsが担当している。かつて、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが、『週刊少年ジャンプ』発の人気アニメ『NARUTO -ナルト-』の主題歌を担当したことが、ブレイクのきっかけのひとつとなったことからも、本アニメによって両バンドがさらなる飛躍を遂げる可能性が期待できそうだ。

『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』/私立恵比寿中学

 鳳乃一真によるライトノベルを原作とした『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』は、フジテレビ系列のノイタミナ枠にて4月より放送予定。オープニングテーマは、キレのないダンスと不安定な歌唱力、そして人畜無害なキャラクターを武器に活躍する私立恵比寿中学が担当。新曲となる「バタフライエフェクト」は、4月15日の武道館公演でメンバー3人が「卒業」し、新たに新メンバー2人を加入した新8人体制での初リリースとなる。

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