前田敦子が挑んだ異例の「ミュージック・シネマ」――映画女優路線を進む彼女の野望とは?
だが、「前田敦子は現段階では代表作がない」と前田有一氏は指摘する。
「厳しい言い方をすると、まだ突出して演技力があるというわけではないのですが、アイドルなのに『やる気がある』というところが垣間見えます。まだまだ前田敦子の限界を引き出してくれる作品、監督には出会えていない印象がありますが、それだけ伸び代があるということ。いい意味で彼女を『いじめる』作品、監督に出会うことで、今後本格派映画女優として大成する可能性は大いにあります」
今回のMVはやる気のある主演女優・歌手と、スタイリッシュな映像美を誇る監督がタッグを組んだ、相性の良いコラボレーション作品となった。劇場で見逃した方も、3月5日発売シングル『セブンスコード』特別盤に特典DVDとして『Seventh Code』が付属される予定なので、そちらをぜひチェックしてみてほしい。前田敦子の、歌手としての魅力だけでなく、「映画女優」としての魅力にも触れられるはずだ。
(文=編集部)