小室哲哉、プロデュース活動を振り返る 「自分が作ってる曲が自分を超えてしまった」
TBS系列にて1月10日、『マツコの知らない世界』が放送された。同番組は、あらゆるジャンルのゲストを迎え、ゲスト自らマツコ・デラックスにプレゼンするバラエティ番組。「マツコの知らない小室プロデュースの世界」として小室哲哉をゲストに迎えた。
番組ではデビュー時からの小室の活動を当時の映像とともに振り返り、「TM(TM NETWORK)好きな人はおませさん」というマツコのコメントに小室は「学級委員の人とか」と笑った。続いてこれまでに小室が手掛けた楽曲のヒットの理由を紐解いた。「19歳の時にしか歌えない、オンタイムの曲を作りたかった」という安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」は、「(100万枚ごとに計4形態をつくった)ジャケット写真にこだわった」ことをヒットの理由とした。また「セレブ感」をヒットの理由とした華原朋美の「I'm proud」について小室は、「華原さんはマライア・キャリーになりたいって言っていたので、シンデレラストーリーを作ってあげよう」と思ったと語り、衣装もハイブランドのものにこだわったことを明かした。同楽曲の歌詞については、「華原さんは理想があった。実は(この歌詞は)2作目で書き直してる。ちょっと違ったみたい」と笑うと、「(デビューから)3曲目で……朋ちゃんも随分ね」とマツコも苦笑。
さらに「ホロ酔いの大人」をターゲットにしたことがヒットの理由だとしたTRFの「EZ DO DANCE」は、「あの時代はカラオケ=お酒」だったため、サビに「フォー!」という掛け声を入れたことを明かした。さらにマツコが「(DJ)KOOさんがあんなことになると?」と最近のバラエティ番組での活躍ぶりについて尋ねると、小室は「久々に共演してビックリ。もう場馴れて。尺とか分かってる」と話し、マツコが「KOOさんの営業妨害」と慌てた。続いて振り返ったのは、「歌詞をドラマ仕立てにした」ことでヒットしたという篠原涼子の「恋しさと せつなさと 心強さと」。マツコが「鼻に抜ける声が好き?」と聞くと、小室は「偶然。嫌われない声(を選んでる)。好かれる声もあるけど」と話した。「親近感がある」とマツコが小室の選ぶ声についてコメントすると、「上手く歌う部分はやめてもらった」と明かした。