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ペンタトニックス、なぜ『パズドラ』CMに抜擢? 先進的なアカペラの魅力をキャリアから追う

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 「パズドラの曲が外国の人たちに歌われてる!」「でもこれ、歌詞なんてないのに?」「しかも全部、アカペラで!?」CMを見て、こんなふうに思った人も多いことだろう。

 今回、スマホゲーム『パズル&ドラゴンズ』のCMにおいて、このゲーム内でおなじみの曲「Departure」を歌っているのはアメリカのアカペラ・グループ、ペンタトニックス。この5人は、本来はインストゥルメンタルであるこの曲をあえてアカペラ、つまり歌声だけで解釈しているわけだが、その仕上がりのカッコ良さには驚くばかりだ。

【パズドラTVCM】「ペンタトニックス」篇(30秒)

 しかしこのペンタトニックスのキャリアを思えば、「Departure」が今回のように生まれ変わったのはまったく不思議なことではない。それではペンタトニックスとは、いったいどんなグループなのか? と言うと、「TVに出てるの見たことある」とか「Perfumeを歌ってた人たち?」みたいな声が聞こえてきそうだが、ここでは5人のこれまでについてたどってみようと思う。

 まずペンタトニックスの存在が広く知られることになったのは1本の動画が発端だった。2013年にYouTubeにアップされた「ダフト・パンク・メドレー」という曲がアッという間に注目を集め、世界中の音楽ファンの間で一斉に拡散されたのである。

 この曲はその名のとおり、ダフト・パンクの「ワン・モア・タイム」や「ゲット・ラッキー」といったヒット曲をメドレーでカバーしたもの。YouTube上へのポストから3年以上が経過した現在、総再生回数は2億回を優に超えている。

[Official Video] Daft Punk – Pentatonix

 僕自身も当時、SNSを介した海外からの音楽ニュースでこの動画に出会ったのだが、最初に見た時に「何だこれは!?」と圧倒され、すっかり見入ってしまった覚えがある。何がすごいかというと、まず先ほどの楽曲たちをサウンドまで込みでアカペラでアレンジしてカバーしていること。さらにそれをマッシュアップによる解釈で、一気に聴かせてしまうという斬新さ。そしてアカペラ……5つの声自体の組み合わせで生まれる歌の躍動感とクオリティの高さである。

 歌の単なるカバーであれば、言わばそれは「歌ってみた」だったり、あるいはTVのオーディション番組だったりで触れる機会は多い。しかしこの「ダフト・パンク・メドレー」で表現されている領域は、そうしたものとまるで別の次元にあった。いきなり超ハイレベルのものがYouTubeで発見され、それに世界中がビックリして食いついた!というわけだ。

 このほかにもペンタトニックスは他のアーティストのカバーやマッシュアップを動画として発表し、そのいずれもが「こんなふうに歌っちゃうの?」「それ、やるか?」と思ってしまうような超人的なものばかりで、おかげでグループは世界レベルで認知されるようになっていった。つまりこの一連の流れは、そこに至る導火線として引かれていたわけだ。こうしてペンタトニックスのメジャー・デビューは全世界が待望する中で迎えることとなった。

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