山下智久の4thアルバムはカオス? 宇野維正がチャート1位作の方向性を考察

参考:2014年10月06日~2014年10月12日のCDアルバム週間ランキング(2014年10月20日付)(ORICON STYLE)

 オリコンアルバム総合チャート、先々週のエイフェックス・ツインの8位に続いて、なんと今週はフライング・ロータスが14位に初登場! なんていうニッチな話題で盛り上がろうと一瞬思ったんですが、さすがにそれはニッチすぎるのでここは真っ正面から今週1位の山下智久の4thアルバム『YOU』について論考します。

 Base Ball Bearの小出祐介、ナオト・インティライミ、Mamas Gun(英国)のAndy Platts、一青窈、2PM(韓国)のJun.K、七尾旅人、福原美穂、石崎ひゅーい、Def TechのMicro、ゲスの極み乙女。/indigo la Endの川谷絵音と、いわゆる職業作曲家/作詞家/アレンジャーを除いてもざっとこれだけのミュージシャンが詞/曲の提供者として名を連ねている今回のアルバム。もっとも、山下智久のアルバムにおいてこれは今に始まったことではなく、相対性理論のやくしまるえつこ&永井聖一、中田ヤスタカ、ヒャダイン、綾小路 翔、渋谷慶一郎、大橋トリオらが参加していた2012年の2ndアルバム『エロ』、パスピエ、SEKAI NO OWARIのNakajin、ケツメイシのRYOJI、MIYAVI、AI、TRICERATOPSの和田唱、久保田利伸らが参加していた2013年の3rdアルバム『A NUDE』と、2ndアルバム以降はこれが既定路線。

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