「ゲームも、クリエイティブも、AIも。」のメッセージに込められた意図とは? 『TGS2026』のGALLERIAブースに感じた“可能性を増幅する”PCの重要性

 千葉・幕張メッセで開催中の『東京ゲームショウ2026』。“ゲームの祭典”として年に一度の大きな祝祭感もあるこのイベントだが、ゲームに関連するハードウェアの祭典という一面も持ち合わせていることはご存じだろうか。ゲーミングチェアやモニター、コントローラーなどその種類は多岐にわたるが、現在のゲームユーザーにとって最も重要なハードウェアといえるのは、間違いなくパソコンだろう。

 そのパソコンメーカーを代表する会社のひとつである株式会社サードウェーブのPCブランド「GALLERIA」は、同イベントの展示ホール2内「02-C21」に大きくブースを展開している。今回は同ブランドが9月17日に発表した内容や、ブース内の展示をレポート。そこから伝わってきたブランドの信念や気概についても記していきたい。

“爆速で動くローカルAI”が体験できる「AI COLLAB STUDIO」

 17日朝に行われた「基調講演」には、株式会社サードウェーブの取締役社長執行役員を務める永井正樹氏が登壇。これまでの「ゲーム」を中核としつつ、急速に需要が高まる「ローカルAI」の活用や「クリエイティブ」領域を包含し、ユーザーのあらゆる知的活動を支える全方位の姿勢を鮮明にした。

 これまでの「S」「X」「F」「N」シリーズに新たに「ハイパフォーマンス×コンパクト」な「E」シリーズが発表されたほか、最大64コア128スレッドのRyzen Threadripper 9000シリーズを採用したハイエンド機の「GALLERIA SMTRE-R59-GL Threadripper 9980X搭載モデル」や、ローカル環境で生成AIやAI開発を行なうユーザーに向けて、「GALLERIA AI-Readyモデル」の展開も明かされた。

 「GALLERIA SMTRE-R59-GL Threadripper 9980X搭載モデル」については、AI開発、映像制作、3DCG、シミュレーションなど、大規模なマルチスレッド処理を必要とする用途を想定して開発されたモデルであり、メモリはECC対応128GBと、プロフェッショナル向けに振り切ったワークステーションとしてとして大活躍しそうなスペックだ。

 そんな「GALLERIA SMTRE-R59-GL Threadripper 9980X搭載モデル」については、『東京ゲームショウ2026』のGALLERIAブース内にある「AI COLLAB STUDIO」で、その力を存分に感じることができた。体験としてはWebカメラで自身の顔を撮影し、その写真をAIが即時に加工し、処理の終わった写真を使って「自分とGALLERIAがコラボしたら」という前提のデザインを制作することができるというものだ。

 これだけを書くと「何がすごいの?」と思うかもしれないが、この処理をすべてローカルAIが担当していることによって学習・生成データの再利用が発生しない仕組みであること、さらにわずか数分で自分の写真を複数パターンのシチュエーションで加工し、QRコードで受け取るところまで体験できることは、同モデルが圧倒的なハイパフォーマンス機であることの証明にほかならない。

競技シーンの最新スペックPCが+50円でさらにパワーアップ可能な限定モデルも

 AIやクリエイティブ方面で性能が存分に発揮されるモデルが存在することはわかったが、GALLERIAといえば「ゲーム」のイメージが強い人も多いだろう。実際に今回の『東京ゲームショウ2026』のブースでも、CPUに「Intel(R) Core(TM) Ultra 9プロセッサー 290HX Plus」を、GPUにハイエンドの「NVIDIA(R) GeForce RTX(TM) 5080 Laptop GPU」を搭載したハイスペックゲーム向けノートPC『GALLERIA NMC9L-R58-H6』で多くの人気ゲームを試遊できるコーナーが設けられていた。スペースやシチュエーションに制約のあるユーザーにおいては、ブースでこれらの端末に触れたのち、ノートPCからのエントリーを考えてみてもいいだろう。

 また、ゲームと言えば、GALLERIAは直近でも『VALORANT Challengers 2026 Japan』や『Apex Legends Global Series Year 6 Championship』など、eスポーツ大会の主催・協賛にも大きくかかわっており、競技シーンの最前線に位置するブランドでもある。

 それを端的に表していたのが、『東京ゲームショウ2026』のブースに設けられていた「競技コーナー」のセッティングだ。360HzのリフレッシュレートとZOWIE初のWQHD解像度にFast TNパネルも搭載した『ZOWIE XQ2566X ゲーミングモニター 360Hz/24.1インチ/DyAc™ 3/Fast TN』に、ラピッドトリガーがクリックボタンに採用されているLogicool Gの『PRO X2 SUPERSTRIKE』やアクチュエーションポイントの細かな微調整が可能で、キーを押し込む・離す動作に対して超高速なレスポンスを実現している『PRO X TKL RAPID』と、まさに競技シーンでのハイパフォーマンスを約束する周辺機器の隣に堂々と鎮座していたのが『GALLERIA XDR7A-R58-GD』のカスタム版である『GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載 TGS2026 出展記念モデル』だ。

 同モデルは展示機として「GeForce RTX 5080 16GB / 32GB DDR5 / 2TB Gen4 SSD (DRAMキャッシュ)」を搭載しているが、なんと9月25日10:59までの期間限定で、基本構成販売価格の529,980円(税込)に+50円をした530,030円(税込)で、CPUを「AMD Ryzen 7 9850X3D」にアップグレードが可能。こちらはブース内のQRコードからもアクセスできるので、見逃さないようにしたい。

多種多様なクリエイターの出演、大型ゲームタイトルとのコラボPCにも注目

 また、GALLERIAといえば「クリエイティブ」を後押しするブランドとしての活動も多く、各種コンテストの開催やクリエイティブソフト推奨環境の提供、クリエイティブ分野で活躍するクリエイターの支援として、pixivと取り組んでいるイラストコンテストやパソコン専門店ドスパラが運営するクリエイター支援・セミナープロジェクト「DCP(ドスパラ クリエイティブ プロダクション)」としてのイベントにも協力している。

 直近ではGALLERIAと繋がりのあるクリエイター・VTuber・ストリーマーが集い、ひとつの作品を生み出すコラボレーション企画「GALLERIA CROSSING」を立ち上げ、第一弾の映像作品「幽艶」にはイラストレーターの藤ちょこ、音楽家の原口沙輔、映像作家のもう石田が参加した。

GALLERIA CROSSING #01 - 『幽艶』/ 藤ちょこ×原口沙輔×もう石田 Full.ver

 そうしたクリエイターとのコラボは、作品だけにとどまらない。『東京ゲームショウ2026』のブースでも、19日にはkz(livetune)、20日には椎乃味醂とHylen、21日にはケンモチヒデフミがそれぞれDJセット(椎乃味醂とHylenはB2Bセット)で出演したり、GALLERIAのVRChat推奨PC発売を記念し、GALLERIAブースとVRワールドをつないだセッションにしょぼすけ、スタンミ、所場、天羽衣が出演するなど、大きな話題となりそうなスペシャルゲストが目白押しだ。

 また、コラボはゲーム作品とも積極的に展開しており、17日の基調講演でも発表された「ファイナルファンタジー」シリーズ40周年を記念した16種のコラボPCのほか、『ストリートファイター6』『ペルソナ4 リバイバル』『Apex Legends』とのコラボPCも続々とその全貌が明らかになった。会場に展示された『ファイナルファンタジー』『ファイナルファンタジーVII』『ファイナルファンタジーX』コラボの3モデルは圧巻の仕上がりで、単なるパネルプリントではなく、筐体内部のライティングがキャラクターのグラフィックと絶妙に融合し、作品の世界観とマッチしているようにも感じた。

 このように、『東京ゲームショウ2026』のGALLERIAブースは、単にカタログスペックの高いパソコンを提示するだけでなく、それらを「誰が・どう豊かに使用するか」までがデザインされた空間に仕上がっていた。パソコンはゲームやクリエイティブ、そしてAIという新たな知的パートナーとの共同作業も含め、使用する私たちの可能性を増幅する存在として、よりその重要性が増している。

 そんななかでGALLERIAが打ち出した「ゲームも、クリエイティブも、AIも。」というメッセージは、今回のブースを体験することで、ブランドのアイデンティティや意思を端的に感じることができるだろう。会場では来場特典としてクリアファイルを配布しているほか、マフラータオルが当たるキャンペーンなども実施しているので、ぜひ『東京ゲームショウ2026』に訪れた際は、幕張メッセ 展示ホール2の「02-C21」に立ち寄ってみてほしい。

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