三菱『パジェロ』がフルモデルチェンジで復活 新世代フラッグシップSUVとして世界初披露

三菱、新型『パジェロ』を世界初披露

 三菱自動車工業は、クロスカントリーSUV『パジェロ』をフルモデルチェンジし、新世代のフラッグシップモデルとして世界初披露した。2026年度は生産拠点であるタイを皮切りに日本、オーストラリアに投入し、次年度以降はアセアン、中南米、中東など世界約100カ国へ順次展開する計画だ。

 『パジェロ』は本格的な悪路走破性と高い信頼性、乗用車並みの快適性を高次元で融合させたクロスカントリー4WD車として1982年に誕生。初代モデルから4代目モデルまでの累計生産台数は329万台を超え、170以上の国と地域で親しまれてきた三菱自動車を代表するモデルとなっている。

 新型『パジェロ』は初代モデルから培ってきた悪路走破性・信頼性(Confidence)、快適性と扱いやすさ(Comfort)を両立させるという商品思想を継承・進化させながら、新たにフラッグシップモデルにふさわしい上質さ(Prestige)を付加し、全方位にわたって大幅に進化させた。

 エクステリアは、初代モデルから受け継ぐ水平基調のスクエアで塊感のあるプロポーションをベースとしている。フロントグリルは横桟タイプとハニカムタイプの2種類を設定し、ヘッドライトはT字型を採用。サイドには初代『パジェロ』のロールバーから着想を得たCピラーを、リヤには歴代モデルの背面タイヤを想起させるヘキサゴンデザインモチーフを採用している。

 インテリアでは、水平基調のインストルメントパネルに加え、視認性に優れた2枚の14.3インチ(一部仕様では12.3インチ)大型ディスプレイで構成されるモノリスディスプレイを採用。『パジェロ』伝統の3連メーターを現代的に進化させたマルチメーターを含む直感的なグラフィックスを備える。インストルメントパネルやドアトリムには、日本の伝統工芸「木目込み」に着想を得た縫製技法を施したソフトマテリアルを用いた。

 ボディカラーは、塊感のある重厚な金属を彷彿とさせるアーマーカッパーメタリックと、光の当たり方によってゴールドのハイライトが浮かび上がるファントムブルーメタリックの2色をテーマカラーとして設定。インテリアカラーはキャメルをベースに、ブラックとの2トーンで上質なコントラストを演出している。

 走行性能面では、車両運動統合制御システム「スーパーオールホイールコントロール(S-AWC)」を採用。4WDシステムには「スーパーセレクト4WD-Ⅱ(SS4-Ⅱ)」を搭載し、2H、4H、4HLc、4LLcの4つのモードを任意で選択できる。走行シーンに最適化した7つのドライブモード(NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW/MUD/SAND/ROCK)も設定した。

 パワートレインは、ワイドレンジのシングルVGターボを採用した専用開発の2.4Lクリーンディーゼルエンジンを搭載。最大トルクは480N・m(一部仕様では470N・m)で、新開発のスポーツモード付き8速オートマチックトランスミッションと組み合わせている。ボディサイズは全長4,920mm、全幅1,925mm、全高1,910mm(20インチタイヤ装着車)、ホイールベースは2,870mm、最低地上高は230mm(20インチタイヤ装着車)だ。

 安全装備では、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)、前方衝突予測警報(PFCW)、踏み間違い衝突防止アシスト(EAPM)に加え、緊急時車線維持支援機能(ELA)を初採用。高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(MI-PILOT)」も搭載する。エアバッグは、三菱自動車で初採用のSRSセンターエアバッグを含む8つを装備した。

 室内空間は3列7名乗車のパッケージングで、2列目シートは150mmのロングスライドとタンブル機構を備える。シートベンチレーションや3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコンも採用した。オーディオシステムには、ヤマハと共同開発したプレミアムオーディオシステム「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」を搭載し、計12個のスピーカーとデュアルアンプを備える。

 このほか、車両周辺の状況を直感的に把握できる「3Dマルチアラウンドモニター」や、悪路走行時に車両前方や下部の路面状況を映像で確認できる「フロントアンダーフロアビュー」、スマートフォンからのエアコン操作や車両状態確認、SOSコールなどに対応するコネクテッドサービス「MITSUBISHI CONNECT」も採用している。

■岸浦恵介(三菱自動車工業 取締役代表執行役社長 兼 COO)

当社の2030年代に向けた中長期ビジョンでは、『尖った商品・ブランドの強化により、お客様満足と企業価値の向上』をテーマに掲げ、三菱自動車らしさに磨きをかけてまいります。その第一弾となるのが新型『パジェロ』であり、この後に続く『パジェロ』シリーズをはじめ、すべての三菱車を牽引していくフラッグシップモデルです。新型『パジェロ』は、上質に進化した、あらゆるシーンで頼れるプレステージなクロスカントリーSUVです。これからグローバルに順次、展開してまいりますので、ご期待ください

■製品情報
新型『パジェロ』
メーカー:三菱自動車工業
投入時期:2026年度(タイ、日本、オーストラリア)、次年度以降にアセアン、中南米、中東など世界約100カ国へ順次展開

【SPEC】
ボディサイズ:全長4,920mm/全幅1,925mm/全高1,910mm(20インチタイヤ装着車)、ホイールベース:2,870mm、最低地上高:230mm(20インチタイヤ装着車)
、パワートレイン:2.4Lクリーンディーゼルエンジン+新開発8速オートマチックトランスミッション、最大トルク:480N・m(一部仕様では470N・m)、駆動方式:スーパーセレクト4WD-Ⅱ(SS4-Ⅱ)、乗車定員:7名(3列シート)、ボディカラー(テーマカラー):アーマーカッパーメタリック、ファントムブルーメタリック
公式サイト:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/pajero/special/

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