日本のエース室屋義秀、『AIR RACE X 2026』第2戦で優勝 開幕戦3位からシリーズトップへ返り咲き

空のモータースポーツ『AIR RACE X』の2026年シリーズ第2戦が7月19日、大会公式YouTubeチャンネルで公開され、日本の室屋義秀(LEXUS PATHFINDER AIR RACING)が今シーズン初優勝を飾った。
『AIR RACE X』は、専用レース機を操るパイロットが最高時速400km、最大重力加速度12Gという極限環境の中で飛行タイムと操縦精度を競う空のモータースポーツ。各レース結果に応じたポイントによって年間チャンピオンが決定する仕組みで、2026シーズンは全4戦で構成されている。
第2戦の予選を制したのは室屋。開幕戦で初優勝を飾ったアーロン・デリュー(オーストラリア)、ヨーロッパの強豪マーティン・ソンカ(チェコ)が続き、決勝トーナメントに向けて緊張感の高いスタートとなった。
準決勝ヒートAでは、昨年シリーズ王者のパトリック・デビッドソンが開幕戦優勝の勢いに乗るデリューを退け、決勝進出を決めた。ヒートBは、レッドブルエアレース時代からのライバル関係にある室屋とソンカの対戦となり、僅差で室屋が制した。三位決定戦ではソンカがデリューを下し、3位表彰台を獲得している。
昨年王者・デビッドソンと室屋の一騎打ちとなった決勝戦では、リードを続けた室屋がスモークのペナルティで1秒の加算を受けながらも僅差で逃げ切り、開幕戦3位からの巻き返しを果たした。
この結果、シリーズランキングは室屋が首位に浮上。2位にデリュー、3位にソンカ、4位にデビッドソンが続き、1位と2位の差はわずか8ポイントの大混戦となっている。2026年シリーズ第3戦は8月16日21時から、大会公式YouTubeチャンネルで配信される。
■コメント 室屋義秀(1位/日本)
開幕戦で3位という悔しい結果に終わり、タクティシャンとフライトを一から見直しました。特にゲートへの進入角度やターンの組み立て、新たに取り入れた旋回テクニックを徹底的に磨き上げたことが、今回の結果につながったと思います。決勝は最後まで気の抜けない僅差の戦いでしたが、チームが積み重ねてきた努力が実を結び、優勝という形で結果を残すことができました。ただ、シリーズはまだ長く続きます。一つの勝利に満足することなく、さらに精度を高め、安定したパフォーマンスを発揮できるよう準備を進めていきます。
パトリック・デビッドソン(2位/南アフリカ)
私にとってレース2はかなりトリッキーなレースでした。私たちは速かったが、タイムのばらつきが大きく、難しいレースでした。ハードターンと大きなGが多く、ほんのわずかな要素でタイムを大幅に押し上げられたりもするのですが、このなかで常にタイムの一貫性を保つことは、少なくとも私にとっては事実上不可能でした。でも私たちは室屋選手の近くに踏みとどまることができて、よくやったと思います。今後もこのような勢いを維持できることを願うばかりです。
マーティン・ソンカ(3位/チェコ)
今回は天候に恵まれたから気分が良かったです。風はほぼ穏やかで、コース進入時にほんの少しの向かい風があっただけでした。でもそういった事がレースの成否を左右します。今回他のレースではあまりうまくいかなかったし、運も良くなかったけど、今回はこれですべてが変わり、結果につながったと思います。
■イベント情報
AIR RACE X 2026年シリーズ
第1戦:6月28日 公開済
第2戦:7月19日 公開済
第3戦:8月16日
第4戦:9月13日
配信:大会公式YouTubeチャンネル

























