藤井サチ「嫌われたら生きていけない」元ルイ・ヴィトン ジャパン社長の父との微妙な距離感告白 『CELEB SECRET』#3
華やかなセレブ生活の裏側には、どんな秘密が隠されているのか――。各国で活躍する4人の日本人女性の素顔と葛藤に迫るABEMAのドキュメンタリーシリーズ『CELEB SECRET』。
スタジオMCを務めるのは、指原莉乃、満島真之介、河野純喜(JO1)、松井ケムリ(令和ロマン)の4人だ。7月4日放送の#3では、俳優の石田純一と女優の故・松原千明さんを両親に持つすみれがゲスト出演。「どこにも居場所がない」と題し、「サマンサタバサ」の最年少デザイナーを務めた現役医大生のLARALと、元ルイ・ヴィトン ジャパン社長の父を持つお嬢様モデルの藤井サチを掘り下げていった。
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元「サマンサタバサ」最年少デザイナー・LARA、両親から受け継いだ「夢を追い続ける姿勢」
まずはLARA。東京の小学館で出版予定の絵本『スカッフィとミスプードル』の最終打ち合わせに臨み、原画を提出後に塗り忘れを見つけるなど完璧主義者らしい一面を見せた。それでも無事に納品を終え、ドイツへ戻った。
大学で同級生とTikTokを撮ったり、カフェテリアでお茶をしながら日本で絵本を作ってきたこと、バレンタインに恋人が来日したことを報告する姿は、等身大の20歳そのもの。だが、話が両親の事業に及ぶと、セレブ令嬢としての一面が見えてくる。
彼女の両親は、全国に約70店舗を展開するウェディング会社・フォーシス アンド カンパニーを経営する実業家で、LARAは昨年、その縁でパリコレにエリートモデルとして出演。今年は自らデザインしたウェディングドレスで再び舞台に立つ。
そのドレス作りへの情熱が印象的だった。幼い頃からロンドンやパリで数え切れないほどのドレスを見て育った彼女。「小さい頃にステキなものをたくさん見せてもらったから、絵が好きになった」と語る。その感性は、細部までこだわり抜いたデザインにも表れていた。その才能を形にする場となったのが、両親が30年以上取引を続けるロンドンのデザイナー、アラン・ハンナとのコラボレーションだ。3着のドレスを制作し、そのうち1着をパリ・ファッションウィークで披露するという。
「両親は夢をたくさん持ち、今も達成できない夢に挑み続けている。そんな姿を見て育ったから、私もいくつもの夢を持ち、『叶わない夢なんてない』と思える」
欧米の富裕層には、子どもを幼い頃から親の仕事に触れさせ、挑戦する背中を見せながら育てる家庭も少なくない。LARAもまた、「夢を追い続ける姿勢」を両親から受け継いできたのだろう。大舞台でそうした大役を任されたことからは、両親が彼女に大きな期待を寄せていることもうかがえた。
夜、ロシア料理店での恋人とのディナーシーンは微笑ましいものだった。大きな花束を手に現れた彼とキスをし、手を握り合いながら語らう。ファッションショーを「見に来てほしい」と誘うLARAに、「ここを離れられないんだ」「でも成功を祈ってる」と返す彼。よく話す彼女をにこやかに見守り、言葉を返す。二人の間には穏やかな空気が流れ、まさにお似合いだった。
お嬢様モデル・藤井サチが明かした“心の傷” 小学生で遺書を書いた過去
続いて、藤井サチ。実業家の夫と2025年5月に入籍し、初めての子どもを授かった彼女が表参道のベビー用品店で夫と買い物を楽しむ姿は、仲睦まじい夫婦そのもの。だが、彼女は「いいママになれるかな」という不安を抱えていた。その根には、幼少期の“傷”がある。
小学4年生のとき、両親が離婚して母が家を出た。ルイ・ヴィトン ジャパンの社長という多忙な父が3人の子どもを育てるシングルファーザーとなり、食卓にはカップラーメンが並ぶことも。母が恋しくても言えず、「父に嫌われたら生きていけない」と顔色をうかがうようになり、父との距離は開いていった。学校では仲良しグループでの交換日記のメンバーに入れてもらえず、家にも学校にも居場所がない。そんな彼女を守ったのが、3歳上の姉・ニイナだった。妹の食事を案じて父に直談判し、大喧嘩になったこともあるという。
さらに番組では、小学生のときに「リアルにもうダメだ」と追い詰められた幼いサチが、遺書を書き机の中にしまった過去を涙ながらに明かす。当時、姉がその異変に気づき、「そんなこと考えちゃダメ」と叱咤。苦しさを乗り越える支えになってくれた。カメラの前で語れるまでになった妹に、姉は「誇りだ」と優しく言葉をかけ、このつらい経験に苦しんだからこそ「これからいろんな人を助けることができる」「それがサチの使命なのかもね」と寄り添った。
経済的に恵まれた家庭でも、親子の距離がお金では埋められないことは少なくない。海外セレブの世界でも、親の不在やすれ違いが子どもに孤独を抱かせる例は、たびたび語られてきた。サチの涙は、そうした現実と重なって見えた。
早い段階で母にビデオ通話で妊娠報告したサチだが、父にはなかなか打ち明けられない。「もう少し心の準備が必要」――長年、本心を父に話せずに育った距離感が、そこににじむ。
妊娠5カ月、おなかも目立ち始めた彼女は、パートナーの女性と共に暮らす父の元を訪ねた。「二人で開けてほしい」と手渡した箱からベビー服とエコー写真を手にし、父は「すごい」と何度も口にしながら両手を広げ、サチを強く抱きしめた。「居場所がない」と感じ続けてきた少女は、自ら新しい家族を築こうとしている。新しい命は、父娘の距離だけでなく、彼女自身の居場所も変えていくのかもしれない。
次回予告では、MONAKOが恋人とパリ・ファッションウィークを訪れ、LARAと合流する姿も。さらに、うれしのちゃんにも妊娠を思わせるシーンが登場。新たな命をきっかけに、止まっていた家族の時間が再び動き始めるのか。それぞれの「シークレット」がどう動いていくのか、次回も見届けたい。
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