こんなスマホ、日本でもほしい! 手のひらサイズのかわいいミニスマホ『MindOne Pro』を試してみた

 最近のスマートフォンは片手で持つのも重く大きく感じるサイズのものが増えている。スマートフォンを手軽に使いたい人にとっては、ちょっと使いにくさも感じてしまうのではないだろうか。そこで海外では手のひらにすっぽりと収まる正方形サイズの小型スマートフォンが登場した。IKKO(イッコ)というメーカーの『MindOne Pro』だ。

カードサイズで持ちやすいボディー

 IKKOは元々、ワイヤレスイヤホンなどを海外で販売しているメーカーだ。そんなメーカーから初めて生まれたスマートフォンの『MindOne Pro』は、ポケットから気軽に取り出してメッセージをチェックしたり写真を撮ったり、そして音楽を聴けるという「簡単・お手軽スマホ」なのだ。

正方形サイズのボディー

 本体サイズは86 x 72 x 8.9mmと、ほぼ正方形サイズ。厚みは一般的なスマートフォンと同等だが、サイズは圧倒的に小さい。ディスプレイのサイズは1240 × 1080ピクセル、表面はサファイアグラスでカバーされている。重量は136gと軽量である。

普通のスマートフォンよりはるかに小さな大きさだ

 カメラは背面にひとつとシンプルな構成。5000万画素の広角のみの割り切った設計だ。このカメラは180度立ち上げることができるので、フロントカメラとしても使うことができる。防水防塵はIP54とやや性能が低いが、日常的な利用なら十分カバーできる。

背面には折りたたみ式のカメラを内蔵

 本体が小さい分、バッテリーサイズは2200mAhと小さくなっている。公式には16時間のビデオの連続再生が可能とのことだ。なお通信方式は5Gに非対応、4Gまでで、チップセットもメディアテックのHelio G99というローエンドなものを搭載している。全体的なパフォーマンスは低いものの、その分バッテリー消費も抑えられている。本体右側面にはボリューム、電源、カメラボタンが並ぶ。

小型化のためバッテリーサイズは控え目。カメラはやや出っ張っている

 カメラは指先で引き上げ、好みの場所で止めて使うことができる。とはいえ実際は完全に閉じるか(裏面で使う)、180度立てるか(フロントカメラとして使うか)のどちらかになるだろう。ヒンジは適度に硬く、カメラが勝手に回転してしまうことはない。

カメラの位置は自在な場所で止められる

AIスマートフォンとしても使える実力モデル

 ディスプレイのサイズが小さいため、文字入力時にはキーボードが画面の半分以上を覆ってしまう。とはいえ元々が手軽に使うためのスマートフォンだ。短いメッセージのやり取りや、SNSへのコメント書きくらいなら十分使うことができる。

キーボードが画面の大半を覆ってしまう

 正方形の画面サイズだが、SNSを見たり、グーグルマップを見たりと、普通のスマートフォンより縦方向の画面サイズが小さいものの、十分閲覧することができる。縦動画の再生はやや窮屈だ。

インスタの表示、グーグルマップ、縦動画再生画面

 さてここまでの機能を見ると『MindOne Pro』はただの小型のスマートフォンだ。ところがIKKOはこの製品にAI機能をビルトインさせている。本体上部にあるボタンを押すと、一般的なAndroid OSと、IKKOのAI OSを切り替えて使うことができる。

本体上部のAIボタン(写真では左端)

 AI OSでは「AIチャット」「AIメモ」「AIカメラ」などが利用できる。なお世界60か国ではAI利用時のデータ通信を無料で使える「NOVALINK」が使用できるほか、追ってvSIMサービスを使うことで、世界中どこでもデータ通信サービスを本体だけで購入することも可能だ。

AI OSへ切り替え、専用メニューでAIチャットなどが使用できる

正方形写真で撮影する楽しみ

 カメラは前述したように5000万画素がひとつと割り切った構成だが、逆に言えばカメラを起動して画面に写ったものをそのまま撮る、というシンプルなステップで撮影が完了する。そして前面に引き出せば、フロントカメラとして使えるのだ。

カメラを前面に引き出してつかる

 写真は4:3と16:9でも撮影できるが、本体の正方形を生かして1:1のサイズで撮ると、今までのスマートフォンのカメラとは違った光景を見ることができる。撮影中の画面のプレビューも、本体の正方形サイズとほぼ同等なので、まるで手のひらを通して被写体を見ている感覚で撮影できる。

4:3での撮影画面

 そういえばちょっと昔のインスタグラムは、写真サイズは正方形が主流だった。そのころを懐かしんで、あえてこのサイズで写真を撮るのもいいだろう。

正方形で撮るのも楽しい

 実際に香港の街中でいくつか写真を正方形で撮ってみた。記事化のため、写真は縦1200ピクセルに縮小している。

香港の街中で気の向くままに撮影

 ハイエンドスマートフォンのカメラと比べるとやや暗く甘い表現になるものの、手のひらサイズのスマートフォンでサクサク撮影できるのは快適だ。街中を歩きながら、ついつい写真を撮りたくなる。

撮影体験が楽しい

 マクロはないが、この程度近寄れれば食事写真も十分撮れそうだ。

この程度まで近づける

 フィルターも10種類以上あり、味わいある写真が撮れる。

フィルターを使ってみた

 カメラセンサーはハイエンドではないため、夜の明かりの表現はやや苦手だが、暗いシーンはAIが明るく補正してくれる。

暗い場所での作例

 『MindOne Pro』は日本では公式に販売されておらず、現在は海外のクラウドファンディングでの予約者が製品を受け取っている状況だ。今後一般販売も行われる予定だが、日本での発売は未定である。

こんなスマホ、日本でもほしい

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