「ひとりの人間として、心を動かされた」 坂東工が明かす『バチェラー』シリーズとともに歩んだ10年と、“相手”との向き合い方 

「自己開示は無理にしなくてもいい」「何を話すか以上に、“その瞬間にどう在るか”が大切」

──『バチェラー/バチェロレッテ・ジャパン』シリーズに参加された皆さんの中には、恋愛における「自己開示の難しさ」を感じていた人もいらっしゃったと思います。限られた時間の中で相手に自分を伝えることの重要性について、坂東さんはどう考えていますか?

坂東:僕の場合は、自己開示はあまり無理にしなくてもいいと思っているんです。

 たとえば、「僕はこういう仕事をしていて、今までこういう経験をしてきました」という情報は、書面でも伝えられるものですよね。それよりも大事なのは、「今、この瞬間のあなたがどういう人なのか」だと思います。過去があって今があるのはもちろんですが、経歴や経験の詳細を知ることだけが、相手を理解する材料になるとは限りません。

 自己開示の難しさを考えているときは、もしかすると「自分を知ってほしい」という気持ちが強くなっているのかもしれません。でも、あの旅の中に入ったら、きっとそうなってしまうのも自然なことですよね。限られた時間の中で相手と向き合うからこそ、伝えたい気持ちが前に出る。そのうえで、何を話すか以上に、“その瞬間にどう在るか”が大切なのだと思います。

──パートナーシップにおいても、「自分を知ってほしい」という気持ちから、すれ違いが生まれることはあるように感じます。

坂東:そうですね。でも、全部を知ってもらう必要はないと思います。昔は、「女性には別れ方を聞く、男性には付き合い方を聞く」みたいなことが鉄則のように言われることもありました。でも今は、男性も女性も同じだと感じています。結局、人ですから。

 ご自身の感性に従って、「この方かもしれない」と思える相手と向き合っていく。その積み重ねが大事なのではないでしょうか。

「何かのせいにしているうちは、先には進めない」「恐怖は勇気と両立できる」

──現代は出会いの形も多様になっている一方で、恋愛や人と向き合うことに臆病になっている人も少なくないと思います。そうした人に、坂東さんならどのような言葉をかけますか?

坂東:臆病になること自体は、悪いことではないと思います。傷つきたくないと思うのは自然なことですし、怖さがあるからこそ慎重になれる部分もありますから。

 ただ、「怖い」と感じているとき、自分をいったい何から守ろうとしているのか。一度見つめてみると、案外、敵もいない状態で、自分から自分を守っているだけだったりするんですよね。誰かや何かのせいにしているうちは、なかなか先には進めない。自分の責任として人生を考えてみることで、見え方が少し変わってくるのではないかと思います。

 新しいチャレンジをするときは、僕もいつも怖いです。毎シーズン、旅の始まりなんて一番怖いですから(笑)。でもその怖さは、勇気のようなプラスのものと両立できるんです。怖さがあるから、いろいろなことを考えられるし、自分の中の誠実さにも気づける。その幅が大事なんだと思っています。

 『ONE PIECE』のルフィのように、ポンと突き進める人はすごいなと思います。でも僕はたぶん、恐怖心と好奇心の両方を抱えてながら、うじうじしながらもドンと構える。その繰り返しで、人生を歩んでいくんだと思います。

──さまざまな感情を抱えるなかで、心が動かなくなってしまったように感じるときは、どう過ごすのが良いと思いますか?

坂東:そういうときは、外に出て人と会うのが一番だと思います。どんなことでもいいんです。少し歩いてみて、水を飲むだけでもいい。目の前の水を飲んだら、もっといい水を飲みたいと思うかもしれない。そうした小さな出来事の積み重ねの中にも、感動はきっとある。だからこそ、心が動くことに素直でいていいんだと、僕は思います。

──最後に、恋愛に限らず人生の中で思い出す、坂東さんにとっての「運命の出会い」を教えてください。

坂東:まさに、この番組との出会いです。『バチェラー』という番組に出会って、10年が経ちました。その中で、僕自身もまだ気がついていない変わった部分があるはずです。

 運命の出会いは、その瞬間にすべてがわかるものではないのかもしれません。あとから振り返ったときに、「あれがそうだったのかもしれない」と気づくこともある。大切なことは、一つひとつあるし、それぞれの人によって形も違います。

 今日も運命、明日も運命。そうやって、日々の出会いを大切にしていけたらいいですよね。

■番組概要
タイトル:『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン4
配信開始日:2026年5月1日(金)20時より独占配信中
話数:全9話
   ボーナスコンテンツ「坂東さん卒業スペシャル」 配信開始
製作:Amazon
コピーライト:(C)2026 Warner Bros. International Television Production Limited. All Rights Reserved.

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