『Weekly Virtual News』(2026年4月15日号)
アンジュ・カトリーナの100万人登録、大丸松坂屋のVTuber事務所が2期生を募集 様々なニュースで盛り上がるバーチャル業界
VTuber、XR技術、メタバース――様々な“バーチャル”に関するトピックは、日々多く生まれている。企業による巨大な施策から、個人によるマイクロだが熱気あふれる取り組みまで、その規模は様々だ。
連載「Weekly Virtual News」では、一週間のうちに起きた“バーチャル業界”に関連する様々な話題をピックアップ。ニュースとして紹介するだけでなく、筆者の独断と興味関心からフックアップしたいトピックも取り上げる。
アンジュ・カトリーナ、YouTube100万登録達成
にじさんじ所属のアンジュ・カトリーナが、4月8日にYouTubeチャンネル登録者数100万人を達成した。2019年3月のデビューから7年ほどかけての達成となった。
アンジュ・カトリーナは流れるようなトーク能力と、3Dモデルを用いた配信の小気味よさが魅力的なVTuberの一人。そんな彼女単体の快挙はもちろんだが、2月には同期であるリゼ・ヘルエスタ、戌亥とこも100万登録を達成しており、「同期全員が100万登録達成」という快挙であることも見逃せない。
とりわけこの3人は「さんばか」と呼ばれる同期ユニットとして大きな人気を得ている。そうした人気がしっかりと数値にも現れている例と言えるだろう。なお、登録達成後にはデビュー時からひた隠しにしていた“とある出来事”が暴露されており、驚いたリスナー・同僚が多かったようだ。ぜひ実際の配信をチェックしてみてほしい。
RIOT MUSICがVRChatと公式パートナーシップ契約を締結
VRChat活動の総合支援サービス「AdHoc」を始動したバーチャルアーティスト事務所・RIOT MUSICが、さらに『VRChat』へ踏み込んだ。運営企業との公式パートナーシップ契約締結を発表したのである。
直近のRIOT MUSICはライブ配信や音楽公演に最適化したスタジオワールドVRChatワールド「誰でもお気軽配信ワールド AdHoc」とDiscordコミュニティを展開している。
そして今回のパートナーシップ契約発表とともに、チケッティング支援を基幹とするイベント開催支援サービスを開始した。有料チケッティングサービスの「ZAIKO」を活用した有料イベントの開催が可能となるほか、プロモーションのサポートや、VTuber等のモデル変換などにも対応できるとのことだ。
これまでの『VRChat』は、個人が有料イベントを開催するのはなかなかに難しく、それゆえに開催を支援するサービスが徐々に増えつつあるが、これがVTuber業界から生まれたことが大きなポイントだ。
4月29日には早速、RIOT MUSIC主導の有料イベントも開催される予定であり、運用も含めて本格始動といったところだろう。ちなみに、本件はVRChat側も同様の内容でプレスリリースを出しており、プラットフォーム側の注目度も高そうだ。
VRヘッドセット『PICO 4 Ultra』が値上げ 約10万円に
入門VRデバイスとしてしばしば紹介される『PICO 4 Ultra』が、価格改定に至った。5月1日から、89,800円(税込)から104,900円(税込)へ値上げされる。為替変動、部品・物流コストの高騰などが理由とのことだ。
単体でも利用でき、PCとの接続も可能。グラフィック性能も良好で、専用デバイスと組み合わせた、お手軽な全身モーショントラッキングもできることもあり、とりわけ近年は『VRChat』用途としての需要が伸びている一台だ。
もともと高価格帯ではあるものの、約10万円への引き上げとなると、手を取るにはなかなか勇気がいる。購入を検討している人は早めに手に取ったほうがよさそうだ。
大丸松坂屋百貨店のVTuber事業「EchoVerse」が2期生を募集
2024年11月に始動した大丸松坂屋百貨店のVTuber事業「EchoVerse」が、4月8日〜30日にかけて2期生オーディションを開催中だ。
1期生の花依よるはは、高い歌唱力を活かして歌動画や歌配信などを展開し、YouTube登録者数は3万人に到達。老舗百貨店という基盤のもと、安定した活動を続けている。
そして、配信活動を軸に据えた1期生と異なり、2期生は配信にこだわらず、イラスト・音楽・映像などのアート作品制作を通じた自己表現にも取り組む人を募集。百貨店のキュレーション文化も背景にした、「次世代型クリエイター」を発掘するためのオーディションになるという。新たな活動フィールドを探している人は、ぜひチェックしてみてほしい。