AIとメタバースが資本主義を終わらせる? 井上智洋×バーチャル美少女ねむが語り合う「分人経済学」
2026年現在、数百万人が暮らすオンライン仮想空間「メタバース」。ユーザーたちはメタバース内でコミュニケーション、恋愛、経済活動など、思い思いの人生を送っている。
そして、メタバース内では時として、現実世界に生きる人格とは異なる人格で生きる人も現れる。メタバースに生きる“メタバース原住民”である「バーチャル美少女ねむ」も、現実とは切り離された存在として、この世界に生きている。
本特集では、バーチャル美少女ねむが、各種先端分野の有識者との対談を通じて、メタバースとテクノロジーがもたらす人類の進化の“その先”に迫っていく。
第7回のテーマは、「分人経済学」。ゲストとして招いたのは、駒澤大学経済学部准教授であり、AI(人工知能)とBI(ベーシックインカム)研究の第一人者として知られる経済学者の井上智洋氏だ。かつてNFTや暗号資産とともに語られることの多かった「メタバース経済」だが、現在は物理現実とは全く異なる論理で動く、驚くべき経済圏が誕生している。バーチャル美少女ねむが実施した大規模調査データを井上氏が経済学のメスで解剖し、来るべき「純粋デジタル経済」と「分人経済」について語り合う模様をお届けしたい。(編集部)
■バーチャル美少女ねむ
メタバース原住民にしてメタバース文化エバンジェリスト。
「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系VTuber(バーチャルYouTuber)。2020年にはNHKのテレビ番組に出演し、お茶の間に「バ美肉(バーチャル美少女受肉)」の衝撃を届けた。ボイスチェンジャーの利用を公言しているにも関わらずオリジナル曲『ココロコスプレ』で歌手デビュー。作家としても活動し、著書に小説『仮想美少女シンギュラリティ』、メタバース解説本『メタバース進化論』(技術評論社) がある。フランス日刊紙「リベラシオン」・朝日新聞・日本経済新聞などインタビュー掲載歴多数。VRの未来を届けるHTC公式の初代「VIVEアンバサダー」にも任命されている。
「メタバース経済」の誤解と真実
バーチャル美少女ねむ(以下、ねむ):井上先生はマクロ経済学がご専門で、特にAIとベーシックインカムの研究をされているんですよね。
井上智洋(以下、井上):そうです。ねむさんとは2022年に別の機会で対談させていただいたのですが、当時はまだメタバースブームの渦中でした。最近はどうですか?
ねむ:メタバースという言葉がバズワード化した当時は猫も杓子も「これからはメタバースだ! NFTだ!」と騒いでいました。私のところにも「どうすれば儲かりますか?」みたいな問い合わせが殺到していて(笑)。 でも私は当時から「メタバースとNFTや暗号資産を安易に結びつけないでほしい」と言い続けてきました。もちろん、私は頭にVIVE(HTC社によるVRブランド)と仮想通貨のマークの髪飾りをつけているくらいなので、ブロックチェーン技術自体は大好きですし、将来的に経済と接合することは重要だと思っています。ただ、当時のブームはあまりに投機的すぎて、実態とかけ離れていたんですよね。
井上:当時は「メタバース=怪しい仮想通貨で土地を売り買いする場所」みたいな誤解が広まっていましたからね。
ねむ:ええ。でも、ブームが落ち着いた今こそ、本当の意味での「メタバース経済」が胎動し始めているのを感じています。 そこで今回、調査プロジェクト「メタバース経済:ソーシャルVRライフスタイル調査2025」を実施し、メタバース住人たちのリアルな経済活動にフォーカスした実態をデータ化しました。そして、その分析プロジェクトの公式アドバイザーとして井上先生にご協力いただいたわけです。
井上:最初にお話をいただいた時は、正直どうやって経済学的に解釈しようか迷いました(笑)。でも、データを見ていくうちに、これは既存の経済学の枠組みだけでは説明がつかない、非常に新しい現象が起きていることに気づいたんです。
電話とSNSに学ぶ「ネットワーク外部性」の魔法
ねむ:まず、今回の調査で明らかになったのは、メタバース経済の着実な「拡大」です。 データによると、ユーザーの年間支出額は年々増加傾向にあります。デバイスへの支出が40%の回答者が累計50万円以上、コンテンツへの支出も40%の回答者が年間5万円以上と、決して無視できない規模になってきています。
井上:経済学的に見れば、ユーザー数が増えればGDP(経済規模)が拡大するのは当然ですが、ここで重要なのは「1人当たりの取引額」も増えている点です。これを説明するために、「ネットワーク外部性」という概念を使いたいと思います。
ねむ:「ネットワーク外部性」ですか?
井上:はい。わかりやすいものとしては電話やSNSが典型的な例ですね。地球上に電話を持っている人が自分1人しかいなかったら、その電話は何の役にも立ちませんよね。でも、利用者が増えれば増えるほど、かけられる相手が増えて便利になり、そのサービスの価値が幾何級数的に高まっていく。これが「ネットワーク外部性」です。 実は市場経済そのものもこの性質を持っていて、参加者が多ければ多いほど、自分が欲しいものを売ってくれる人、自分が売りたいものを買ってくれる人が増え、取引が活発になる。
ねむ:メタバースも「人が増えること」自体が、経済的な価値を高めるエンジンになっていると。
井上:そうです。人類の歴史を見ても、市場経済の発展とともに、欲しいものが手に入りやすくなり、1人当たりの取引額も増えてきました。メタバース経済は今、その歴史を早回しで再現している状態だと言えます。 初期は何もない荒野だった場所に、人が集まり、服を作る人が現れ、イベントを開く人が現れ……と、参加者が増えることで「ここで暮らす価値」が高まり、結果として消費も加速している。まさにネットワーク外部性が機能し始めた段階ですね。
ねむ:すごく実感があります! 私が活動を始めた頃なんて、アバターの服を買おうにも売っているお店がほとんどなくて、自分で3Dモデリングをするか、数十万払ってオーダーメイドするしかなかったんです。 でも今は、BOOTHなどの販売サイトを見れば、数千円でプロ顔負けのハイクオリティな衣装が毎週のように発売されています。供給が増えたからユーザーも増え、ユーザーが増えたからまたクリエイターが増える。この好循環がようやく回り始めた感覚があります。
井上:ねむさんはアバターの衣装、何着くらい持ってるんですか?
ねむ:うーん、全部ひっくると50着くらいですかね。これでも少ない方ですよ! 調査データを見ると、100着以上持っている猛者もゴロゴロいます。私も現実の服よりアバターの服の方が多いくらいです(笑)。 アバターを変えると気分も変わるし、新しい服を着てフレンドに見せに行くこと自体がコミュニケーションのきっかけになるんですよね。ファッションが経済を駆動する大きな要因になっているのは、現実もメタバースも同じかもしれません。
なぜメタバースで「ビットコイン」は使われないのか
ねむ:今回の調査で最も衝撃的だったデータは「決済手段」です。 世間では「メタバース=仮想通貨」というイメージが強いですが、実際にユーザーが使っている決済手段を聞いたところ、クレジットカードなどのカード払いが圧倒的1位で、仮想通貨(暗号資産)は最下位で1%以下でした。
井上:これは面白いデータでしたね。世の中のイメージと実態が完全に乖離している。
ねむ:私自身、さすがにここまで少ないとは思っていませんでした。メタバースの住人は、あんなに話題になったビットコインやイーサリアムを使わず、普通にクレカで買い物をしている。
理由は単純で「使いにくいから」だと思っています。 ビットコインなどは、ボラティリティ(価格変動)が激しすぎます。今日1000円だったものが明日500円になるかもしれない通貨で、安心して買い物なんてできませんよね。
井上:さらに経済学的に言うと、ビットコインのような発行上限が決まっている通貨は「デフレ通貨」になりやすいんです。
ねむ:「デフレ通貨」ですか。
井上:発行量が限られているのにみんなが欲しがる通貨があれば、価値はどんどん上がっていきますよね。限定スニーカーが高値で売れるようになるみたいなものです。みなさん「通貨の価値がもっと上がるかも」と思ったら、手放さずに持ち続けようとするでしょう? これは「悪貨は良貨を駆逐する」という「グレシャムの法則」に近い現象で、価値保存の手段として優れすぎている通貨は、実際の取引には使われなくなってしまうんです。みんな「使うのがもったいない」と思って溜め込んでしまうから。
ねむ:あー! 「億り人」なんて言葉もありますけど、みんなキャピタルゲインを期待してガチホ(長期保有)しちゃうから、通貨として流通しないんですね。 ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトは、当初はピザの購入に使われるような、国家に管理されない自由な通貨を目指していたはずですが、皮肉なことに流通手段ではなく貯蓄手段としての「デジタルゴールド」になってしまったと。
井上:その通りです。一方で日本円などの法定通貨は、政府や中央銀行が経済状況に合わせて発行量を調整し、緩やかにインフレにするようにコントロールしています。お金の価値が少しずつ下がるからこそ、みんな「早く使おう」と思って消費や投資に回し、経済が回るんです。 現在のメタバース経済は、こういう法定通貨を中心とした物理世界の経済システムを持ち込んだ「準閉鎖型経済」と呼ぶのがふさわしいでしょう。これは、完全に独立しているわけではないけれど、独自の商圏を築きつつある状態です。
ねむ:VRChat内のクレジットなどのプラットフォーム内通貨の利用も増えていますが、これも結局は法定通貨で購入するものですからね。 ただ、私のようなバーチャルな存在としては、将来的にブロックチェーンによる信用創造には期待したいです。現実の身分証が出せないバーチャル存在が誰かと高額な取引をする時、相手を信用させる手段がない。その点、オンラインで取引履歴が全て記録され改竄不可能なブロックチェーンは、いずれ国家や企業から独立した信用創造手段になる可能性がある。
いつか価格が安定して、日常的に使えるクリプトが登場すれば、物理世界の経済とは隔たった独自の経済圏、つまり「メタバース独立経済圏」とも呼ぶべきものが生まれるかもしれませんね。
「分人経済」の到来――会社員が“美少女”として稼ぐ時代
ねむ:さて、ここからが本題です。私が提唱する「分人経済(Dividual Economy)」について議論させてください。 今回の調査では、メタバースで得た収益だけで生活している人はまだごく一部ですが、副業やお小遣い稼ぎとしてクリエイター活動をしている人は非常に多いことが分かりました。 井上先生はこれを「ギグ的クリエイターエコノミー」と表現されましたね。
井上:「ギグワーク」というとウーバーイーツのような単発労働をイメージしますが、私が言いたかったのは「組織に属さない個人の活動」という意味です。 今後、AIが進化すると、物理世界の事務作業や定型業務はどんどん自動化され、いわゆる「普通の仕事」は減っていきます。その時、人間に残される数少ない仕事が「クリエイティブ」な領域です。 このように経済の主体が徐々に「組織」から「個人」に移っていく、というのが「ギグ的クリエイターエコノミー」の考え方です。そして、メタバースこそが、そのクリエイティブ活動の主戦場になる可能性があると思います。
ねむ:確かに、物理世界でビルを建てるには莫大な資本と組織が必要ですが、メタバースなら個人がPC一台でワールド(建築物)を作れますね。アバターや衣装も素材なしで作れるし、一度作れば無限にコピーできる。
井上:仮想空間では資本財(設備投資)がほぼゼロで済むから、大企業じゃなくても個人がメーカーになれるわけですね。
さらに重要なのが「匿名性」です。ねむさんが提唱するメタバースにおける「分人」の概念ですね。 日本の社会では、会社員が実名で過激なアーティスト活動をしたり、アイドルをやったりするのはリスクが高い。「会社にバレたらどうしよう」という壁があります。 しかし、メタバースのアバターを使えば、現実の社会的地位(会社員としての分人)を保ったまま、全く別の「クリエイター人格」として経済活動に参加できる。
ねむ:まさに! 私はこれを「分人経済」と呼んでいます。 単にクリエイター活動が増える、というだけでなく、一人の人間の中に複数の「経済主体」が共存できるようになる。昼は真面目なサラリーマン、夜はバーチャル美少女アイドルとして投げ銭を稼ぐ。この二つが完全に切り離され、かつ両立できる。 これは、アイデンティティを一つに統合しようとしてきた近代の呪縛からの解放だと思うんです。
日本人は特に、江戸時代の俳号やペンネーム文化のように、名前を変えて別人格として振る舞うことに抵抗がない国民性がありますからね。 「一つの体に一つの魂」という西洋的な近代的自我よりも、状況に応じて仮面を使い分ける「分人主義」の方が、日本人の肌に合っている。メタバースは、日本人が本来持っていたポテンシャルを解放するツールになるかもしれません。
日本経済の停滞を打破する鍵は、この「分人」たちによる爆発的なクリエイティビティにあるんじゃないかと、私は本気で思っています。
お金よりも「可愛い」が欲しい? 8割が選んだ非金銭的報酬
ねむ:しかし、ここでパラドックスが生じます。今回の調査では、メタバースで活動する人の81.5%が「金銭以外の報酬で報われたと感じた経験がある」と回答していました。 具体的には「感謝された」「褒められた」「仲間ができた」といったことです。現在のメタバースではまだ経済規模が少ないからかもしれませんが、資本主義的な金銭のやり取りよりも、精神的な報酬の方が重要視されている。
井上:これを私は「贈与経済(Gift Economy)」の変種だと捉えました。 文化人類学者のマルセル・モースが提唱した贈与論では、贈与には必ず「お返し」の義務が伴い、それが社会の絆を強めるとされました。 メタバースでは、必ずしも等価交換のお返しが義務付けられているわけではありませんが、自分が作ったアバターの服を誰かが着て喜んでくれる、ワールドに行って「すごいね」と言ってもらえる。そういった「承認」や「感謝」の循環が、経済の原動力になっている。
ねむ:なるほど。私の提唱している「kawaii経済」と近い概念ですね。 私にとって、「可愛い」と言われることは、ある意味お金をもらうこと以上に価値があるんです。「可愛い」というのは、単なる容姿への賞賛ではなく、「あなたの存在(分人)を認めますよ」という究極の承認の言葉なんですよね。 現実の私には誰も「可愛い」なんて言ってくれませんが(笑)、バーチャル美少女ねむとして活動している時は、その分人に対して承認が与えられる。これが嬉しくて活動を続けている側面は間違いなくあります。
実体経済の主役がAIに置き換わっていったときに、人間同士がお金の代わりに交換する価値ってこの「可愛い」になっていくんじゃないかなと思うんです。これが分人経済を駆動する新たな動力となる。
井上:マズローの欲求段階説で言えば、生存欲求や安全欲求が満たされた後の「承認欲求」や「自己実現欲求」の世界ですね。 AIとロボットが衣食住の物理的な生産を担うようになれば、人間は食べるために働く必要がなくなる。そうなった時、私たちが何を求めて生きるかといえば、やはり他者からの「承認」でしょう。 お金はあくまで手段であり、最終的に欲しいのは「心の充足」です。今のメタバースは、まだ決済インフラが未熟だから贈与経済的になっている側面もありますが、ある意味で「資本主義のその先」を先取りしているとも言えます。
ねむ:ただ、それが数値化されないと、経済として持続可能じゃない気もするんです。でも仮にSNSの「いいね」が承認の数値化だとしたら、それが暴走して承認欲求モンスターを生んでしまっている残念な現状もあります。果たして「可愛い」をどう数値化すればいいのか。
井上:そうですね。数値化・定量化すると、人間はどうしても競争してしまう。「可愛いポイント」みたいなものを作ったら、またそこで格差や搾取が生まれるかもしれない。 でも、「お金を介さない価値交換」がこれだけ活発に行われているという事実は、希望です。資本主義的な儲け主義が社会の全てを覆い尽くそうとする中で、メタバースが「優しさ」や「情熱」で回る新しい経済圏の実験場になっているのは間違いありません。
「純粋デジタル経済」と「AI就職氷河期」の未来
ねむ:最後に、これからの未来についてお聞きしたいです。井上先生は、メタバース経済の究極形を「純粋デジタル経済」と定義されていますね。
井上:AIロボットが全て生産する経済である「純粋機械化経済」に対応する概念として作りました。 純粋デジタル経済の特徴は3つあります。「PC一台で生産可能で、資本財がほぼ不要」「コピーし放題、コストがかからないので限界費用がゼロ」「在庫切れを起こさず供給に無限性がある」ですね。
ねむ:無限にコピーできるものを売る経済……それって価格が崩壊しませんか?
井上:そこがポイントです。供給が無限にあれば、価格は限りなくゼロに近づきます。しかし、クリエイターの「オリジナリティ」や「ブランド」には希少性がある。だから、各人が差別化された財を供給し、一定の価格支配力を持っている「独占的競争」という状態になります。 「服」という機能自体はタダ同然になるけれど、「ねむさんがデザインした服」には値がつく。つまり、個人のブランド力、文脈、ファンとの関係性が全ての価値の源泉になるんです。
ねむ:なるほど。だからこそ「分人」としてのアイデンティティ確立が重要になるわけですね。 一方で、AIの進化は私たちの仕事を奪う脅威でもあります。
井上:ええ。私は「AI就職氷河期」が来ると予測しています。すでにアメリカのビッグテック企業では、ホワイトカラーの採用を絞り始めています。コーディングや文書作成ができるAIの登場で、知的な定型業務を行う中間層がいらなくなっている。 これが進むと、供給(AIによる生産)は増えるのに、需要(人間の所得・消費)が減るという深刻な「AIデフレ」が起きます。物が溢れているのに、買うお金を持った人がいない状態です。
ねむ:ディストピアですね……。それを解決するのが、先生が長年提唱されている「ベーシックインカム(BI)」ですか?
井上:その通りです。AIがどんどん自動的に財を生み出すなら、政府はお金を刷って国民に配り、消費してもらうしかない。そうしないと、供給に対して需要が圧倒的に不足して、経済が回らなくなります。「財源はどうするんだ」と言われますが、デフレ下ではお金を刷って配らないとむしろ、緩やかなインフレを伴った健全な経済状態を維持できないので、税収に頼る必要はないというのが私の持論です。 ベーシックインカムで最低限の衣食住が保障された上で、人々はメタバースに行き、好きなアバターを着て、好きな創作活動をして、お互いに「可愛いね」「すごいね」と褒め合う。 これが、人類が到達すべき「労働からの解放」と「自己実現」の未来図です。
ねむ:働かざる者食うべからず、ではなく、AIに働かせて人間は遊ぶ。そして遊びの中で生まれたクリエイティブが、新たな経済価値を生む。 メタバースは、その「遊びの経済」を受け入れるための巨大な器になるかもしれませんね。
井上:そうです。究極的には、お金と幸せがデカップリングしていくでしょう。お金を稼ぐことと、幸せを感じることは別の話になる。 その時、私たちは「あなたには価値があるよ」と認め合うための新しい作法や通貨を必要とするはずです。それが「可愛い」なのか、別の何かなのかはまだ分かりませんが、メタバースで今起きている「分人たちの交流」の中に、そのヒントがあるはずです。
ねむ:未来への視界が一気に開けた気がします! 「可愛い」が世界を救う日が本当に来るかもしれない。