音も動きもまるで“本物” ByteDanceの動画生成AI「Seedance 2.0」は何がすごいのか?

中国ByteDanceは、新たな動画生成AIの「Seedance 2.0」を発表した。そのクオリティの高さに、一般人だけでなく映画業界からも、驚きの声が寄せられている。
Seedance 2.0で何ができるのか
Seedance 2.0は、15秒間の音声付きの動画が出力できるAIモデルだ。自然言語によるテキストだけでなく、画像やオーディオ、ビデオを入力することで、より正確な指示を与えることができる。
生成された動画は公式サイトで見ることができるが、まさに異次元のクオリティ。「本物みたい」でなはく、まさに「映画クオリティ」の動画が生成できている。
Xではユーザーが生成したブラッド・ピットとトム・クルーズが格闘する動画も話題になった。これに対して、『デッドプール』の脚本家のレット・リースは、「言いたくないけれど、もう終わりかも」というコメントを寄せている。
This was a 2 line prompt in seedance 2. If the hollywood is cooked guys are right maybe the hollywood is cooked guys are cooked too idk. pic.twitter.com/dNTyLUIwAV
— Ruairi Robinson (@RuairiRobinson) February 11, 2026
モーション精度・編集・音響が大幅に進化
Seedance 2.0では、特にキャラクターのモーションモデリングの性能が大幅に向上した。フィギュアスケートペアでは、シンクロジャンプ、空中スピン、正確な着氷といった一連の難しい動きを、モデルが的確に解釈している。
Seedance 2.0にはビデオ編集機能が追加され、特定のクリップ、キャラクター、アクション、ストーリーラインに的を絞った修正が可能だ。ビデオ拡張機能も搭載されており、ユーザーの指示に基づいて連続ショットを生成し、撮影を継続できる。
オーディオ機能も強化され、リアルで没入感のあるサウンドエフェクトが生成される。また、すりガラスの擦れる音、ぬいぐるみの擦れる音、アクリル板を叩く音、プチプチを挟む音といった繊細な音響効果も再現できる。
著作権の保護機能はどう対応されるか
Seedance 2.0の発表以後、SNS上には個人が作成したさまざまなコンテンツが投稿されており、『ドラゴンボールZ』や『ファミリー・ガイ』、『ポケモン』らしきキャラクターが登場するものもある。今後、Seedance 2.0にどのような著作権の保護機能が搭載されていくのか、そしてコンテンツホルダーがどう対応していくのかに注目が集まる。
現時点では、Seedance 2.0はByteDanceの「Dreamina AI」プラットフォームとAIアシスタントの「Doubao」を通じてのみ利用可能だ。同社が運営するTikTokに導入されるかどうかは、不明となっている。
Googleの「Veo 3」やOpenAIの「Sora 2」など、さまざまなライバルが群雄割拠する動画生成AI。その中でもSeedance 2.0は、他のモデルを一歩抜きん出たといえるだろう。
出典
・https://seed.bytedance.com/en/seedance2_0
・https://seed.bytedance.com/en/blog/seedance-2-0-%E6%AD%A3%E5%BC%8F%E5%8F%91%E5%B8%83
・https://www.theverge.com/ai-artificial-intelligence/877931/bytedance-seedance-2-video-generator-ai-launch


























