川崎駅前に新アリーナ、2030年10月開業へ 「世界最先端のエンタメシティ」が始動
質疑応答では、開発の詳細について報道陣から具体的な質問が相次いだ。ルーフトップパークの意義について問われた元沢氏は、「なかなか皆さん見たことがないぐらいの大きな規模で、世界的にも珍しいものが羽田の直近、川崎の駅前にある。これだけでも人が来る観光名所になり得るもので、世界に冠たるものになると期待している」と回答。また、アリーナで使用する電力については「現時点で100%水素由来とは考えていないが、あらゆる手段を使って全体でCO2排出実質ゼロを目指すポートフォリオを組んでいく」と説明した。
新アリーナをホームとする川崎ブレイブサンダース代表取締役社長・川崎渉氏も質問に応じた。将来的なホームアリーナとしての設備への期待を問われると、「ハードの部分に関しては今後いろいろと発表させていただく流れになろうかと思いますが、今回発表させていただいたアリーナシティプロジェクトの“一丁目一番地”は、川崎ブレイブサンダースのホームアリーナであるという点、また川崎ブレイブサンダースというコンテンツが“一丁目一番地”だというふうに私自身は認識しています。やはりバスケットを最も楽しめる場所がこのアリーナであってほしいですし、その場所にふさわしいコンテンツとしての川崎ブレイブサンダースというチームをしっかり作り上げていきたいと思っています」と決意を述べた。
また、DeNA岡村氏は「挑戦」という言葉に込めた思いについて、「今の世の中、AIなどが急速に発展する中で恐怖を感じる部分もあるかもしれない。しかし私たちは恐れずに、テクノロジーも含めて人類の未来に希望を持てるような挑戦をすることで、将来の世代に素晴らしい資産、レガシーをバトンタッチしていきたい」と語り、テクノロジーとエンターテインメントの力で未来を切り拓く姿勢を強調した。
プロジェクトは今後、2026年からさらなるパートナー企業の募集を本格化させる。「1業種1社」を基本に最大約20社程度のパートナーを募る計画だ。川崎の産業と歴史、最先端の環境技術、そしてエンターテインメントが融合する「Kawasaki Arena-City Project」。単なる再開発の枠を超え、未来の都市モデルを世界へ提示する巨大プロジェクトがいよいよ具体的に動き出した。
■Kawasaki Arena-City Project
2030年10月開業予定
公式サイト:https://kawasaki-arena-city.dena.com/