JBL Quantumが提示するゲーミングの新たな基準 sako&もけ、倉持由香&RaMuが体感した“音の解像度”と“ストレスフリーな没入感”

 今年でブランド創設80周年という節目を迎えるJBL。その技術の結晶とも言えるゲーミングデバイスシリーズ「JBL Quantum」から待望の最新モデルが登場した。1月28日に都内で開催された発表会では、音響メーカーの矜持を感じさせる革新的なヘッドセット群と、それを支える新たなソフトウェアの全貌が明かされた。本稿では、JBL Quantum新シリーズ発表会の模様をレポート形式でお届けする。

音響メーカーとしての「矜持」が詰まった、80年目の革新

 発表会の冒頭では、ハーマンインターナショナル株式会社の石原嘉範氏が登壇。JBLブランドが今年で80周年を迎えること、そして映画館やスタジオ、ライブ会場など、あらゆる場所で「音」を支えてきた歴史について語った。

 石原氏は人間の五感について触れ、情報の約8割を視覚から得ている一方で、危険を判断して脳に伝える「危険認知能力」に関しては、「情報過多になりやすい視覚よりも聴覚や触覚の方が優れている」という興味深い研究結果を提示した。この音による危険察知こそが、同シリーズのコンセプトである「SOUND IS SURVIVAL」の根幹にある。

 このコンセプトを支える独自の「JBL Quantum 空間サウンド」を実現するために、JBLは巨大な測定システム「ハイペリオン」を開発。高さ約6メートル、34個のプロ用スピーカーを搭載したこの球体構造のシステムにより、1年以上の歳月をかけて精密な調整が行われたという。全スピーカー駆動時の総合出力は2万ワットに達し、この圧倒的な音響解析によって、ゲーム内での正確な定位感と没入感が作り出される。

 続いて、専用アプリ「JBL QuantumENGINE」のアップデートについても詳細な説明があった。新しいUIはより直感的な操作を可能にしており、過去のモデルを含むすべてのQuantumヘッドセットで空間サウンドが利用可能になるという、既存ユーザーにとっても嬉しいニュースが届けられた。

 同アプリの新機能として追加されたAIノイズキャンセリングは、キーボードの打鍵音などをカットしてクリアなボイスチャットを実現する。さらに、19種類の豊富なイコライザー設定が用意されており、『Overwatch 2』や『VALORANT』といった具体的なタイトルに最適化されたプリセットも搭載されている。

 そして発表会の目玉となったのは、JBL Quantumシリーズにおける計3種類の新モデル。フラッグシップの『JBL Quantum 950 WIRELESS』は、ヘッドトラッキング機能と着脱式バッテリー2個を同梱し、長時間のプレイを強力にサポートする。バランスに優れた『JBL Quantum 650 WIRELESS』や、ハイレゾ認証を取得した有線モデル『JBL Quantum 250』など、幅広いニーズに応えるラインナップとなっている。

 全モデル共通で、人間工学に基づいた「ハンモック構造」のヘッドバンドを採用し、イヤーパッドなどのパーツも容易に交換可能な設計にすることで、快適性とメンテナンス性を両立。ゲーミング用途をはじめ、様々なシチュエーションにマッチするポテンシャルの高さが窺えた。

 イベントの後半では、豪華ゲストによるトークショーがスタート。KADOKAWAがプロデュースするeスポーツチーム「FAV gaming」からは、格闘ゲーム界のレジェンド・sako選手と、第一線で活躍を続けるもけ選手が駆けつけ、プロの矜持を感じさせる鋭い視点でトークセッションを繰り広げた。

 長年JBL Quantumシリーズを愛用するsako選手は、「今までボヤけていた音が、耳の後ろで鳴っているかのようにクリアに聞こえる」と使い心地について言及。一方、もけ選手はワイヤレス特有の遅延のなさを評価し、「ラグがなくストレスフリー。現代の技術に驚かされた」と語った。刷新されたデザインについても、sako選手は「大人びたスマートな印象」、もけ選手は「シンプルで洗練されている」と、その美意識を高く支持した。

 機能面では、sako選手はイヤーパッドが容易に交換可能となったメンテナンス性について注目。「1日5~6時間の練習を欠かさないプロにとって、清潔さを保てる点は大きなメリット」だという。また、もけ選手は新採用のハンモック構造が生む快適な装着感に触れ、「長時間つけても全く痛くない魔法のような仕様」と太鼓判を押した。

 「SOUND IS SURVIVAL」というテーマに対し、sako選手は「遅延を感じさせない安心感は強力な『武器』になる」と断言。もけ選手も「音は能力値を向上させる生命線」と語り、競技におけるオーディオの重要性を再認識させた。最後には、名前入りの特製フェイスプレートが贈呈され、世界に一台のカスタムモデルを手にした両選手の笑顔と共に両名のトークパートは幕を閉じた。

 プロ選手のトークに続き、ステージにはゲーム好きとして知られるタレントのRaMuさんと、女子eスポーツチーム「G-STAR Gaming」をプロデュースする倉持由香さんが登壇。女性ゲーマー、そしてライフスタイルを重視するユーザーの視点から「JBL Quantum」の魅力が語られた。

 JBLに対しては、ポータブルスピーカーの愛用者として「キャンプで焚き火を見ながら使う丈夫なブランド(RaMu)」、「お風呂で毎日音楽を流す日課に欠かせない(倉持)」と、オーディオブランドとしての信頼を寄せていた二人。そんな彼女たちが実際にフラッグシップモデル『Quantum 950 WIRELESS』を装着し、人気FPS『Overwatch 2』を試遊した。

 対戦中、集中力を高めるノイズキャンセリング機能について、RaMuさんは「空調の音すら聞こえなくなるほどの遮音性。ペットにかまってほしくてガチャガチャされる時も、これなら集中できそう」と驚きを見せた。また、360度音に包まれる没入感について、倉持さんは「ワイヤレスなのに音が安定していて、世界観に浸れる」と語りつつ、独自の視点でメリットを挙げた。「夜に寝かしつけた後プレイするパパママゲーマーにとって、ノイズキャンセリングを調整して子どもの泣き声に反応しつつ、ゲーム音も楽しめるのは本当にありがたい」と、育児と趣味の両立を支えるツールとしての可能性を強調した。

 さらに、長時間プレイが常態化しているというRaMuさんは、頭頂部の痛みを軽減する「ハンモック構造」を絶賛。「偏頭痛持ちでヘッドセットがきつい時があるが、これは締め付けがなく、12時間連続プレイもいける。布製のハンモックが痛みを和らげてくれる」と、その装着感に感動した様子を見せた。倉持さんも「メガネユーザーでも耳が痛くならない。イヤーパッドが柔らかく、取り外して洗えるのも、衛生面を気にする女性には嬉しいポイント」と、細やかな使い勝手を高く評価した。

 最後に2026年の抱負を問われると、倉持さんは「育児もゲームも諦めず、Quantumを相棒にゲームライフを楽しみたい」、RaMuさんは「映画とゲーム、どちらかに偏りすぎず、このヘッドセットを活用してエンタメをバランスよく両立したい」と語った。デザイン面でも「ホワイトとパープルの配色がデスクに馴染む」と太鼓判を押された新モデルは、ガチ層からライト層まで、幅広い層の日常を彩るデバイスとなりそうだ。

映画も音楽もコレ1本 JBL『SB580』は“リビングが劇場”になるサウンドバー

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドからオールインワン3.1chサウンドバー『JBL CINEMA SB580 ALL-…

関連記事