最新の「電気毛布」は家中どこでも温かく、コンビニなど“外出”までOK 電気代高騰の今、パーソナル暖房はここまで進化した!

 ちょっと前まで半袖で過ごせるような気候だったのに、気がついたらダウンジャケットをひっぱり出すような季節に。体感的には秋をすっ飛ばして冬に突入したかのようだが、寒さはこれからが本番。となると、暖房器具の出番だ。和なコタツから、お洒落ファンヒーターなどラインナップは多彩だが、その中でも注目したいのが「電気毛布」だ。

圧倒的なコスパを誇る暖房器具が「電気毛布」

 実は暖房器具は電力を多く消費するアイテムでもあり、空間全体を温めようとすると当然、電力消費も電気代も跳ね上がる。そんな中で、電気毛布の場合は体に密着させるので、空間暖房より圧倒的に電力消費が低く、今やガジェット選択の際のキーワードにもなる「コスパ」も抜群なのだ。

 昭和の時代から存在していたアイテムだが、一昔前の電気毛布と言えば包まれるだけ、あるいはオヤジ臭いなんてイメージがあった。しかし最近の電気毛布はちょっと違う。「着る」ように使えて、そのまま仕事や家事もすることが可能となっている。つまり、コスパのメリットはそのままに機動性を兼ね備えた、進化した電気毛布なのだ。

 一例を紹介すると、2025年9月に山善が発売した『くるみケット® 半纏スタイル (YKHPD-15)』。季節物のアイテムは発表・発売時期と本番シーズンがズレるのは宿命だが、まさにこれから真価を発揮してくれる最新の電気毛布だ。

 こちらは着用できる電気毛布「くるみケット®」シリーズの最新版で、従来のポンチョ型から新たに和モダンな半纏型スタイルを採用することで、腕まわりにゆとりをつけてより動きやすさを獲得しているのが特徴だ。

USB電源なのでPDモバイルバッテリーと併用すれば家の内外を問わず使える

 これによりリビングで寛いだり、家事をする際にも温かいまま活動ができる。もちろん、自宅で仕事をする際にもピッタリだ。そして従来シリーズと同じく電源は「USB(TYPE C)」対応なので、PDモバイルバッテリーと併用すれば部屋の中だけでなく、近所のコンビニなどへのお買い物でも着たまま外出もできてしまう。また、メーカーによれば「強」設定で上部・下部ヒーター全て使用した際の1時間あたりの電気代は約0.6円。エアコンなどの空間暖房に比べて圧倒的なコスパ力を誇る。

 この「くるみけっと」シリーズを手掛ける山善・家庭機器事業部・大西琢也氏は「電気代高騰を受けて、動ける電気毛布のような、自分1人だけを温めながら、家事や仕事ができるパーソナル暖房への注目度はますます高くなっています」とメーカーとして確かな手応えを感じているようだ。

 最新の電気毛布はもはや、単なる暖房器具としてでなくウエア的にも使えるガジェットとして進化している。これから寒さが本格化する今だからこそ、冬の相棒としてチョイスするのはいかがだろうか?

関連記事