翻訳機がスマホになった? Wooask『A9』はSIM通話もできる“ポケット通訳”

 ウェザリー・ジャパンは、AI翻訳ブランド「Wooask」シリーズの新モデル『Wooask A9 AI翻訳機』を発表した。シリーズ初となる4G SIMカード通信と通話機能を搭載し、リアルタイム翻訳・AIアシスタント・カメラ翻訳など複数の機能を1台に集約。クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて予約販売を開始している。

4G通信と通話に対応、翻訳機の枠を超えた“スマートデバイス”

 『Wooask A9』は、これまでWi-Fi接続が必要だった翻訳機の常識を覆すモデル。SIMカードを挿入することで、Wi-Fi不要の4G通信が可能。さらにマイクとスピーカーを内蔵し、本体のみで通話にも対応する。スマートフォンのような操作性を持ち、通訳ツールとしてだけでなく日常の通信端末としても利用できる。

 本体は翻訳デバイスとしても高性能で、「音声翻訳」「イヤホン翻訳」「カメラ翻訳」の3機能を搭載。ChatGPTベースのAIアシスタントも無料で利用でき、観光地の情報検索や交通案内、通貨換算なども自然な会話で行える。

オンライン144言語/オフライン16言語対応

 Wooaskシリーズの強みである翻訳精度は本モデルでも健在。ノイズキャンセリング機能付きマイクが周囲の雑音を除去し、音声を正確に認識。世界4拠点にある翻訳サーバーと連携し、4つのAI翻訳エンジンをリアルタイムで統合することで、144言語(オンライン)・16言語(オフライン)に対応する高精度翻訳を実現した。

 また、通信環境がない場所でも使用できるオフライン翻訳を標準搭載しており、海外出張や旅行先でも安定した翻訳体験を提供する。

通訳だけでなくWi-Fiルーターやメディアプレーヤーとしても活躍

 『A9』は4G通信時にWi-Fiホットスポットとしても利用でき、PCやスマートフォンを同時にネット接続できる。さらに、内蔵ストレージには音楽や動画を保存可能で、オフラインでのメディア再生にも対応。通訳端末という枠を超えた多機能デバイスとなっている。

 1回の充電で最大35時間の連続使用が可能。高効率バッテリーにより、長時間の移動や海外滞在でも安定した動作を保つ。翻訳アプリでスマートフォンのバッテリーを消耗する心配もなく、単独で使用できる。

◼︎製品仕様
・製品名:『Wooask A9 AI翻訳機』
・通信方式:4G LTE(SIMカード対応)
・翻訳対応言語:オンライン144言語/オフライン16言語
・主な機能:音声翻訳/イヤホン翻訳/カメラ翻訳/AIアシスタント(ChatGPT)/通話機能/Wi-Fiホットスポット
・ストレージ:内蔵メモリ搭載(音楽・動画保存可能)
・連続稼働時間:最大35時間
・キャンペーン価格:最大35%OFF(GREEN FUNDING限定)
・販売期間:2025年10月22日〜(GREEN FUNDING)
・配送予定:2026年1月末予定
・販売URL:https://greenfunding.jp/weatherlyjapan/projects/9046

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