昭和の折りたたみバイク・モトコンポがYouTubeで話題 奇妙なビジュアルも「ちっちゃくて可愛い」
バイク系YouTuberのねこかずが2025年10月19日、公式YouTubeチャンネルにホンダの折り畳み式バイク「モトコンポ」に試乗する動画を公開した。
ねこかずは、猫耳のように頭頂部が隆起したフルフェイスヘルメットをトレードマークとして被るバイク系Youtuberで、チャンネル登録者数は23.3万人を数える。
「これバイク?折りたたみの昭和の名車『モトコンポ』が凄かったwwww」と題した動画でねこかずは、親交が深い横浜市のオートバイ修理店「横田輪業」を経営する横田さんの計らいにより、同店のお客さんが所有する珍しいバイクに試乗する機会に恵まれた。
珍しいバイクの正体は「ホンダ・モトコンポ」。1981年にホンダのコンパクトカー「シティ」のトランクに積載できるバイクとして発売された折りたたみ式の超小型スクーターだ。自動車でキャンプ場などへ持って行き、現地で乗り回すといったアウトドアシーンでの需要が見込まれていたものの、「シティのおまけ」的なイメージが先行したことで販売台数が伸び悩んだとされ、1985年には生産が終了した。しかし近年ではその特異な形状のほか、漫画・アニメなどで取り上げられた影響もあって人気が急上昇。発売当時は新車価格8万円だったにもかかわらず、現在中古バイク市場で50万円を超えるプレ値が付くことも珍しくない。
そんな希少なバイクに跨ったねこかずは「それでは発進!」と早速、試乗を開始。「意外とスピード出るんだ!」と驚き、「可愛い排気音と加速感が堪らないですね!」と声を弾ませた。田園風景が広がるのどかな道を走り「気持ちいいなぁ~」といい、前後ホイールサイズが8インチと細いため「マジで自転車! 下手したらバランス崩してこけてしまいそう」と少し警戒した。最高速度は40キロ程度とのことで、「30km巡航だったら全然余裕でできる」とし、「この可愛さ、乗り味の良さ、楽しさがホンダ何だなと実感いたします」「これは本当に心の底から『幸せ』と思えるオートバイ」「ミニバイクの楽しさが詰まった一台」と絶賛した。
試乗を終えると、「現代のキックボードの先駆け。ホンダが当時にこれを思いつくのもすごいですし、これを実際に販売しようとなったのもすごい。いまだに根強い人気が残っている。それがさすがのホンダのバイクですね。これぞ時代が早すぎたという」と総評していた。
モトコンポに対し、コメント欄には「ちっちゃくて可愛い」「実物が動いているのを初めて見た」「小さくてかわいいバイク」などの声が寄せられていた。