『Xiaomi 15 Ultra』で味わうライカ監修カメラの描写力と「1タンクなんと1000万円!」ヱビスビール贅沢体験レポート!

 ライカの名を冠するレンズを4基も搭載した四眼スマホ最新作『Xiaomi 15 Ultra』。3色あるカラバリのうち、シルバー×ブラックの2トーンが「まるでクラシックカメラ!」な佇まいと超話題だが、今回リアルサウンドテック編集部では、 その写真機的実力を探るべく、ヱビスビール発表会を舞台にレポートをお届け。

シューティングギアとしての『Xiaomi 15 Ultra』

 ライカとのパートナーシップを結び、ユーザーに独自の価値感を提供しているスマホメーカーが「Xiaomi」(シャオミ)だ。昨今のスマホは通信品質も安定し、使い勝手も平準化。新型ウイルスによるリモートワーク需要の高まりに伴い、快適にオンライン会議等がこなせるようカメラ&マイク性能の向上も図られた。その人“らしさ”は、ストアから選ぶアプリにもっとも顕著というのが現実だ。

 そんな中、ハードデバイスとしてのスマホ選びの決め手として注目されているのがカメラ性能だ。SNS時代におけるスマホは、「通話ができる」「ネットが使える」のみならず、「写真や動画が撮れる(録れる)」、「デジカメのように快適に使える」シューティングギアであることが求められている。

 今回はそんな期待を一身に背負った「カメラ」としての性能を試すべく『Xiaomi 15 Ultra』を手に、ヱビスビールへと向かった。

 ヱビスビールは東京の恵比寿で生まれたビールブランド。プレミアムビール市場でも高い人気を誇るヱビスビールの発表会と聞けば、編集部として見逃すわけにはいかない。発表会場である「YEBISU BREWERY TOKYO」は、ヱビスビールが創業の地・恵比寿で運営するミュージアム&醸造所&タップルーム併設型のブランド体験拠点だ。

『Xiaomi 15 Ultra』で撮影したYEBISU BREWERY TOKYO内。

 発表会の目玉はふたつで、まずは「YEBISU 1 TANK」。これはタンク丸ごと1本分のオリジナルヱビスを作れるという驚愕の新サービスで、販売は限定1組、総量は中ジョッキ1500杯分、販売価格は1000万円(!)という「YEBISU BREWERY TOKYO」の開業1周年記念を祝うビッグイベントである。

『Xiaomi 15 Ultra』で撮影した。

 もうひとつは、ビールとウィスキーの華麗なるコラボ。こちらはヱビスビールとスコッチウィスキーの名門デュワーズが手を組んだ限定ビールの提供で、味わいは全3種。(1)甘く濃厚なバーレーワインタイプのヱビスビール「Key of the Night」。(2)「YEBISU BREWERY TOKYO」のフラッグシップビール「YEBISU ∞(インフィニティ)」にデュワーズ12年のミストをまとわせた「ヱビス ∞ デュワーズミスト」。(3)デュワーズ12年をグラス内側になじませた「デュワーズシーズニング ヱビス」となる。

「ヱビス ∞ デュワーズミスト」(税込1300円)。『Xiaomi 15 Ultra』で撮影。
左「デュワーズシーズニング ヱビス」(税込1300円)と「Key of the Night」(税込1500円)。『Xiaomi 15 Ultra』で撮影。

 ヱビスビール、デュワーズの各担当者が企画概要を説明するが、中でも「YEBISU 1 TANK、価格は1000万円です!」と発表された時には会場にどよめきが起こった。

「YEBISU 1 TANK」は登壇者左の垂れ幕の大きさ。中ジョッキ(400ml)1500杯相当の容量でオリジナルヱビスビールが作れるたった1組だけのチャンス到来。「YEBISU BREWERY TOKYO」貸し切り込みで税込1000万円。申し込み締切は5月31日だ。(Xiaomi 15 Ultraで撮影)

「雰囲気まで写し撮れる」かチェック

 『Xiaomi 15 Ultra』最大の特長は、(35mmフィルム換算)14mmの超広角、23mmの広角、70mmの中望遠マクロ、100mmの望遠という4つの光学レンズ、4つの撮像センサーを搭載する、「ライカシステム4台搭載=ライカクアッドカメラシステム」である。

 23mmはメインカメラに位置付けられ、光学23mmを起点に、28mm、35mmはステップズームで画角変化を楽しめる。また望遠はデジタルズームとの組み合わせで最大120倍まで使用が可能と、先代『Xiaomi 14 Ultra』に比べ望遠域の強化が目立つ。ただし、光学レンズだけでも14~200mm相当(200mm域はロスレスズーム)まで撮影できるため、敢えてデジタルズームを併用しなくとも、日常的には充分以上のスペックをもっていることが判る。

1インチの大型センサー+望遠レンズで前後のボケを活かした作画を楽しみたい。『Xiaomi 15 Ultra』で撮影。

 なおイメージセンサーはスマホ搭載デバイスとしては大きな1インチ型だから、ピント前後のボケを活かした雰囲気ある撮影ができる。

 超広角14mmスタートということもありレンズごとの画角変化はダイナミックだ。メインレンズが23mmとこれでも充分ワイドだが、そこからさらに一歩先をいく超広角14mmの存在が画作りのバリエーションを豊かにしてくれている。またライカ独自の画作りが楽しめるカラーフィルターも味わうべし。



上から下の順に。14mm、23mm、70mm、100mm、200mm。見よこのダイナミックな画角変化を!『Xiaomi 15 Ultra』で撮影。

 なお撮影画素数だが、超広角・メイン・中望遠まではそれぞれ約5000万画素で、望遠100mmのみ約2億画素センサーを使用する。「2億画素、すごい!」と驚かされるが、実際には複数の受光センサーを組み合わせるため記録画素としては約1250万画素相当となる。複数の受光センサーを束ねて使用した方が高感度域で優位になる(=シャッタースピードを上げられる=ブレを抑えられる)ためだ。

「フォトグラフィキット」はぜひ揃えたい!

 『Xiaomi 15 Ultra』は先代よりレンズ域に進化があり、クアッドカメラ=四眼カメラとしてより洗練されたデザインとなった。また先代同様、撮影時の使い勝手を向上させ気分も高揚させる(!)フォトグラフィキット『Xiaomi 15 Ultra Photography Kit Legend Edition 』(税込価格1万9980円)もリリース。バッテリー内蔵グリップやホールディングを安定させるサムレスト、67mmフィルターが装着できるアダプターリングなどが入った特別キットだから、必携だぞ!

『Xiaomi 15 Ultra Photography Kit Legend Edition 』(税込価格1万9980円)

趣味の王道をいくこの選択

 「カメラ、クルマ、文房具、酒」とくれば趣味の王道だが、今回はその王道のうちふたつを同時体験したことになる。伝統と革新という点で共通するシャオミ&ライカの『Xiaomi 15 Ultra』と、ヱビスビール&デュワーズのコラボは、趣味人を奮い立たせる確かな魅力をもっているようだ。

『Xiaomi 15 Ultra』(16GB/512GBモデル/税込価格17万9800円、16GB/1TBモデル/税込価格19万9800円)

 君も『Xiaomi 15 Ultra』を手に、恵比寿の街でストリートスナップを楽しんでみないか。そして「YEBISU BREWERY TOKYO」(要予約)で乾いたのどを潤してはどうだろう?

■関連リンク
Xiaomi 15 Ultra 公式サイト
YEBISU BREWERY TOKYO

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