『今日好き 卒業編 2025 in シンガポール』じゅりすけカップルインタビュー モテ姉御を射止めたのは「好き」を伝える勇気
現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける恋愛番組『今日、好きになりました。』(ABEMA/以下:今日好き)。3月24日にオンエアされた『卒業編2025 in シンガポール』最終話では、ゆうすけ(原屋裕介)×じゅり(榊原樹里)の“じゅりすけ”カップルが新たに誕生した。
本取材を通して気づいたのだが、ふたりの関係性はまるで、口数は多いのに、素直になれない小突き合いのような言葉ばかりを並べてしまう、彼氏彼女の距離感にまだ慣れていない十年来の幼馴染カップルのよう。とくにじゅりのツンデレぶりは、このあとにたっぷりと収録している通り。ぜひご堪能いただきたい。(一条皓太)
「いまでも信じられないくらい、私は疑っちゃってますよ」(じゅり)
ーー念願のカップル成立、おめでとうございます! 今回は『今日好き』史上初となる、メンバー全員が高校3年生での旅となりましたが、やはり普段とは違う印象を抱きましたか?
ゆうすけ:そうですね。それこそ僕が最初に参加した『ドンタン編』は、男子5人のうち3人が1年生で、それも“騒がしい”タイプの1年生だったんです。名前は、せり(松井芹)、こお(飯沼虎王)、きんご(内田金吾)っていうんですけど……。
ーー3名の顔が思い浮かんだ瞬間、妙な納得感が降ってきました。
ゆうすけ:そこから前回の『卒業編2025 in ソウル』で、今度は高校3年生メンバーが多くなると同時に急に落ち着いて。どの旅も楽しかったけど、今回は自分の恋について落ち着いた気持ちで向き合えたから個人的には助かりました。
じゅり:みんな大人だったよね。なにか話しだすとき、言葉に詰まる場面も多かったから、もしかしたら緊張していたのかもしれないけど。
ーー高校生活で最後の旅となると、それだけ懸ける想いもあったのでしょうね。
じゅり:そうですね。もちろん話しづらいとかではまったくないですよ。それに私自身は継続メンバーとして4回目の参加だったので、すでに友だちの子も多くてたくさん喋っちゃいました。
ーーじゅりさんの“姉御パワー”で、場の会話も弾んだと思います。さて前回の旅では、じゅりさんがゆうすけさんを追いかける構図でしたが、今回はそれが逆転しました。この点について、おふたりとも言葉にこそせずとも自覚はしていましたか?
ゆうすけ:気づいていましたね。今回の旅は、僕がじゅりを追う恋になっていました。
ーー“前回の旅で決めておけば”など、後悔はしましたか?
ゆうすけ:いや、そうはまったく思わなかったです。あの煮え切らない状態で告白を受け入れるのは、じゅりに対して失礼でしかないので。
ーーじゅりさんがなにかを言いたげに目を細めていますね。
じゅり:いや、“本当にその通り”って共感しちゃってました(笑)。あと『卒業編2025 in ソウル』で、高3メンバーだけが今回の旅に継続できると発表されたとき、ひなぽん(瀬川陽菜乃)もゆうさん(ゆうすけ)を追いかけていて。年上だけど、いやだからこそ私も同じタイミングで告白しないと平等じゃないって考えていたんです。
ーーなるほど。
じゅり:その一方で、ゆうさんの気持ちが固まっていないのも察していて。すごく迷ったけど、いま思えばあそこでカップルとして結ばれていたとしても、こんな友だちみたいに素を出せる関係性にはなれていなかったよね?
ゆうすけ:うん、難しいんじゃないかな。
ーーたしかに彼氏の顔を見て、その表情の機微でリップの塗り具合を確認するような自然体な関係性は生まれていなかったかと(実は取材前、じゅりはミラーではなく、ゆうすけの顔を見つめながらリップを塗っていた)。
じゅり:ないない。絶対ない(笑)。
ゆうすけ:いまだからこそ、だよね。
ーーその言葉が聞けてうれしいです。とはいえ、おふたりとも過去数回の旅でとにかくモテまくりましたね。
ゆうすけ:僕は全然です。じゅりの方がモテましたね。
じゅり:いや、ゆうさんは参加した全部の旅で、必ず2人以上から矢印が向いてたじゃん。ゆうさんの方がモテてたよ。
ーーどちらが上かはさておき、誰かに追われる恋はやはりうれしいものですか?
じゅり:うれしいです。私は今回の旅で急にそれを体験して、しかもゆうさんを含めて、3人のメンバーが“気になる”って伝えてくれたんですよ。そのぶん気持ちが追いつかなくて、いちばん難しい旅になったなと……ゆうさんはあのとき、“好き”とはまだ言ってくれなかったけどね(笑)。
ーー追われる恋には、迷いや戸惑いも伴いますか?
じゅり:めっちゃあります。それこそ、私ってなんでも疑いから入っちゃうんですよ。気持ちを伝えられても、自分に自信がなくて“本当なのか?”とか“あんたら正気か?”って思っちゃう。『卒業編2025 in ソウル』で一緒になった、せりくん、ゆうきくん(後藤結)のときもそうだったし、第一印象で気になった人が自分を見てくれるのも初めてだったから、ゆうさんは余計にそう。いまでも信じられないくらい、私は疑っちゃってますよ。
ーー今回の旅の3日目では、“ぐるぐるバットビーチフラッグ対決”を制したゆうすけさんと、恋のライバルとなったらいとさんに囲まれて、ウォーターパークに繰り出しましたよね。“両手に華”を超えて“やめて、私のために争わないで!”状態にもなれば、たしかに疑いの気持ちすら抱いてしまうかもしれません。
じゅり:本当に少女漫画みたいでビックリでしたよね?(笑) 現実じゃないみたい。
ゆうすけ:あれは僕も驚いたね。てか、じゅりもちょっと機嫌よかったよね?(笑)
じゅり:なに言ってんの?(笑) まぁ……そりゃ機嫌よくなるよ。だって、あんなにかわいい女子がたくさんいるのに、男子ふたりが揃って私のことを選んでくれるんだよ?