2人からの告白ーーモテ姉御が選んだ相手とは?『今日好き 卒業編2025 in シンガポール』最終話
モテ姉御=じゅりに、もうモテは要らないーー『卒業編2025 in シンガポール』最終結果
2024年度最後の『今日好き』。本当のラスト告白のバトンを渡されたのは、ゆうすけ(原屋裕介)、らいと(奥村頼斗)、モテ姉御=じゅり(榊原樹里)の3名。男子ふたりはどちらも、この時間に向けてたくさんの時間を費やし、たくさん“言葉と向き合って”きたのだろう。そんなことを考えさせられるアピールタイムとなった。
まずは、らいとがじゅりのためだけに“卒業式”を開催。手に持った卒業証書の文面を読み上げ、じゅりが過去4回の旅を通して築いてきた功績を振り返ったのだが……先ほど“手に持った”と記した卒業証書は、まさかの“エア”。らいとの口から、通常の卒業証書が数枚分になるくらい次々に文章が出てくるが、それもまさかの暗唱したものである。この瞬間、そして文章の暗記のために昨晩、どのくらいの時間を費やしたのかと影の努力が伺えて、素直に尊敬の感情を抱いてしまう。「卒業おめでとう」。その言葉の響きには、3泊4日で最大の優しさがこもっていた。
続くゆうすけも、手紙をしたためてきたとのこと。書き出しにあったように、彼のアピールはいつだって「不器用」ながらも、じゅりが時折に上目遣いをしたり、かわいいところを褒めると目を合わせないようにしたりと、細かな部分は逃さずしっかりと見つめてきた。「じゅりが飽きるまで、隣にいたいです。前の旅とあわせて7日間、一緒にいてくれてありがとう。大好きだよ」。ゆうすけが過去の旅で一度も書いたことがないという手紙。それだけ、彼の本気が詰まった仕上がりだった。
その後の告白の結果、じゅりが最後に選んだのは……ゆうすけ! 「私も大好きです。私でよかったら、お願いします」。その言葉は、まだゆうすけに好意を寄せられた自分に自信と実感が持てないことを示すようでありながら、同時にふたりでいればそれすら確実に掴めると予感させてくれるものだった。
今シーズンで旅した11名、ここまでの『今日好き』に参加したすべての高校3年生、そして誰でもないモテ姉御に、筆者からも伝えたい。卒業おめでとう。たったひとり、運命の相手を見つけたモテ姉御に、もう数多からの“モテ”は要らないーー。
『今日、好きになりました。卒業編2025 in シンガポール』
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