連載「YouTube with her」第八回:おかずクラブ

ダイエット動画と食べる動画の両方でバズを経験 “すぐサボる”おかずクラブがYouTubeを続けられるようになるまで

 コロナ禍をきっかけに、一気に増加した女性芸能人のYouTubeチャンネル。テレビやSNSとはまた別の魅力を発揮しており、パブリックイメージとは異なる面を楽しむことができる。

 YouTube配信に力を入れている女性芸能人に、動画投稿を始めたきっかけや今後の展望について聞く連載企画「YouTube with her」。

 第8回は、2021年におかずクラブちゃんねるを開設し、チャンネル登録者数11.1万人以上(※2025年2月現在)を誇るおかずクラブを迎えた。

 コンビとして、そして個人としても動画を投稿し続けている2人。YouTubeを始めてから起きた意外な変化について語ってもらった。

2人だと「すぐサボる」。動画投稿を中断したことも…

ーーおふたりはコンビのチャンネルと、それぞれの個人チャンネルを運営されていますが、YouTubeを始めようと思ったきっかけはなんだったのでしょう?

オカリナ

ゆいP:きっかけ……なんだっけ?

オカリナ:ゆいPが『ファイナルファンタジー』とかのゲーム実況をする個人チャンネルを始めて、その後にマネージャーさんから「オカリナさんもやったらいいんじゃないですか?」って言われて……だったと思うよ。それで、私も個人チャンネルを開設したあとにマネージャーから「2人のYouTubeも始めてはどうですか?」って勧められて。

ゆいP:最初は前向きじゃなかったよね。ただ、コロナ禍でやることがなかったから、やってみるかって……。

ーー前向きじゃなかったというのはなぜ?

ゆいP:私たち、サボるタイプの人間なんで(笑)。どっちかが「今日は撮影しなくていいんじゃない?」って言えば、撮るのもやめちゃうんです。ネタ作りもそう。だから、面倒くさいことが増えるのは嫌だなって思っていました。実際、動画を始めた頃は、企画を考えるのも面倒くさいし、ほぼ中断した時期もありましたし。

オカリナ:うん。ただ、そのときに動画プロデューサーのキネ兄から「もったいないから、(僕が動画制作チームに入って)もう一回やってみないか?」って言われて。

ーー実際、キネ兄が仲間に加わって、『おかずクラブちゃんねる』の動画投稿を再開してからはどんな変化が?

ゆいP

ゆいP:企画を全部考えてくれて、ありがたかったですね。私たち、自分たちが何を求められているかを考えるのが、イマイチ得意じゃないので。「こういう情報、みんな知りたがってるよ」「こういう企画がおかずらしいよ」と言われるのはありがたいなと思いました。

 そうやって続けているうちに、きちんと収益も入るようになってきて「これはありがたいな」と。そこからは面倒くさいと思わなくなりましたね。自分たち2人だけだったら、間違いなくまた中断してますもん。

オカリナ:うん、きっと続いてないですね。ただ、ゆいPも言ったようにお金がちゃんと入るようになりましたし、YouTubeがきっかけでお仕事が増えたこともあるので、今も頑張っています。

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ーーお仕事にはどのような変化がありましたか?

オカリナ:「YouTubeのオフ会イベントをやる」ってキネ兄が言い出したとき、正直「チケット売れねぇだろ」と思ったんです(笑)。でも、すぐ売り切れて、YouTubeってすごいんだなと思いました。

ゆいP:イベントのチケットが即完したのは、テレビに出始めた頃ぶり。人生で2回目くらいだったよね?

オカリナ:そうそう。

ゆいP:実は前の単独ライブとか、もう全然売れてなくて。ヨシモト∞ホールの前で手売りしてましたからね(笑)。街行く人たちも「なんでここでチケット売ってんの?」みたいな反応してましたし。

オカリナ:あったね〜。実際、YouTubeをきっかけに劇場まで観に来てくれる人もいて。ありがたいんですけど、同じネタばっかで申し訳ないなと思っているところです(笑)。

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