ショートドラマのバズりが止まらない!? 人気の理由や背景を考える

 ショートドラマコンテンツは、近年、YouTubeショートやTikTokを中心に盛り上がりを見せている。

 そもそもショートドラマとは、1話が1〜3分の数分程度で完結し、スマートフォンを縦に持ったまま気軽に視聴ができるコンテンツを言う。TikTokやYouTubeショート、Instagramのリールをはじめ、企業のサイトやショートドラマ配信専用アプリなどで視聴をすることができるのだ。ドラマの内容は、恋愛・ホラー・学園もの・サスペンス・家庭の話・仕事の話など、多ジャンルに渡り、1話で完結するものから、数話に分けて物語が構成されている作品もある。

 また、”ショートドラマ”は、「TikTok上半期トレンド大賞2024」で大賞を受賞。「TikTokトレンド大賞2024」では特別賞を受賞するほど、Z世代を中心に注目が集まっている。いったいなぜ、ここまで大きなムーブメントとなっているのだろうか。

ショートドラマとショート動画の違い

 ショートドラマとショート動画は、SNSを中心に流行しているが、それぞれ内容や特徴などに違いがある。

 ショートドラマは1〜3分程度の尺で、起承転結のある物語となっているが、ショート動画は数秒〜1分程度の尺が多く、ダンスや商品レビューなどトレンドにフォーカスした内容が多い。

 また撮影方法も大きく違い、ショートドラマは、高い映像クオリティや脚本が求められることが多く制作時間も要するが、ショート動画は個人でも簡単にスマートフォンなどで撮影をすることができ、短期間で撮影することが可能だ。そのため、ショートドラマは映画やドラマを視聴する感覚と少し似ており、深い印象を与えることができる。一方ショート動画は、カジュアルな気持ちで視聴することができるのだ。

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