辻希美の長女が号泣 「希空ちゃんしかいない」一途な想いに揺れ動く『今日好き 卒業編2025』4話

『今日好き 卒業編2025 in ソウル』4話

『卒業編』の名は飾りじゃない 残酷なすれ違いは『シャッフルアイランド』のよう?

 卒業って、そういうこと。高校生の恋には、時間制限があるーー今回の旅のタイトルに掲げられた『卒業編』の言葉が、飾りではなく真意を発揮するときがやってきた。

 旅の2日目も間もなく終わる頃、衝撃の発表が。まずは、今回の旅は翌日が本当の最終日ではなく、1カ月後から始まる、新たな『卒業編』に続くことが明かされた。とはいえ、ここまでは予想通りだった視聴者も少なくないはず。というのも、ややメタな話になるが、昨年度も同じ時期に『卒業編』が2本連続で放送されたため、今年度もおそらくそうなる。つまり、この旅で物語が完結しないことは、なんとなく予感していたのではないだろうか。

 が、ここからは、昨年度にはなかったルール。次の旅に継続するかを決められるのは、高校3年生のみ。1・2年生組は今回の旅で、必ず答えを出さなければならないのだ。これには、下級生ペアのひなの(瀬川陽菜乃)とひなた(田中陽菜)が離れた距離ながらも瞬時にお互いの顔を伺い、目配せで相談をする様子が。また、スタジオの“恋愛見届け人”たちも驚きを隠せなかった。

 とはいえ繰り返しになるが、“今日好きのパパ”であり“恋リアフリーク”の井上裕介(NON STYLE)が総括してくれた通りで「高校生のうちの恋って、要はそういうことやん」。……そうなのだ、悲しくも最早これでしかない。付け加えるならば、“すれ違い”の理論を上手く取り入れたルールに「“シャッフルアイランド”のスタッフ入った?」と、ABEMAの恋リアを線で繋ぐボケを飛ばしていたが、こちらも最早これでしかない。

のあ(希空)、最終日を前に初の号泣 “追う恋”と“追われる恋”の間での曖昧な気持ちに涙

 そんな2日目夜、最終日を前にして号泣してしまったメンバーが。現状、自身が好意を寄せているれお(山﨑礼央)と、逆に好意を向けられているさとる(永見悟琉)の間で揺れ動いている、のあ(希空)である。

 前回の3話に引き続き、さとると2ショットを楽しんでいる彼女。彼に誘われてやって来たのは、ここ数年以内にソウルに生まれた新エンタメスポットこと、ムーンボートの乗り場だった。月を型取り、幻想的に輝くボート。まるで令和の竹取物語のような光景だが、ふたりでボートに乗ると隣同士の密着状態に。大好きなのあを助手席に乗せて上機嫌になってか、さとるは「ペーパードライバーじゃない」と得意げに操縦桿を握るも、そもそも高校生は原付免許しか取れないし、持っていてもそんなに熟練ドライバーじゃないだろ、とツッコミを入れたくなる。

 そんなさとるは、告白を翌日に控えて“やれることは全部やる”モードに。この2日間で距離を縮められたことも助けて、時折にぽんぽんと肩に触れたりするのをはじめ、のあに対して“のあたん”と甘すぎるあだ名をつけようとしたり、ロッテワールドの夜景に向かって「のあちゃん、大好きです!」と、不安定なボートに立って叫んだり。そんな彼の一途さに、のあもまたほかの女子陣から「さとるくんとだけ喋ってない」と伝えられたと、彼のまっすぐさを認めていたのは確かである(ちなみに、のあは“ちゃん”付けで呼ばれた方が甘やかされている気もするし、自分が言えないからこそ彼氏には“大好き”と言ってほしいとのこと)。

 最終的に、この直前までの水族館と同じく、相手の方を向くときのにゅっと出てくる、ほとんど外資コンサル、あるいは人材営業マンのそれにしか見えない“首の角度”で「のあちゃんしかいない」と強く訴えたさとる。のあ自身も、この時間を「楽しかった」と振り返りながらも、彼と別れた後には「最初から一途に想って(くれて)いるから、曖昧なのが申し訳ない」と、この旅で初めて泣き出してしまう。本当にぼろっぼろに、涙の大粒が顔の下にたまってしまう感じが、彼女の苦悩の大きさを表していた。たしかにこの日、初日に比べると、のあの方から恋愛的な話題も、好意を示すような言葉も出ていなかったが……つらい。

 ちなみに翌朝に明かされるのだが、さとるにとってライバルにあたるれおのなかで、当初に気になっていたひなのよりも、のあに対する気持ちの方が大きくなっているという。“追う恋”と“追われる恋”の間で揺れ動くのあに最後の決心をしてもらうことに加えて、また新たな“タスク”が増えてしまったさとる。外資コンサルの仕事は、激務である。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる