ライブチケットを“ファンエンゲージメント”に繋げる 君島大空、The Novembersも導入の新プラットフォーム『KLEW』ローンチ

 株式会社Kultureは、同一公演のライブチケットを保有するファン同士やファンと出演するアーティストだけがデジタル上でコミュニケーションを取れる国内初(※1)のプラットフォーム『KLEW(クルー)』をローンチした。

 ライブはファンの熱量が最も高まる瞬間であるにもかかわらず、アーティスト自身やマネージメントが来場者の情報を把握することや、ステージ上以外の場所で来場者だけに何かを伝えることが難しい状況だったことを受け、来場者が必ず持っている「チケット」を活かした「アーティストとファン、そしてファン同士のコミュニケーションのきっかけとなるツール」を目的に開発されたプラットフォームが『KLEW』だ。

 『KLEW』では上記の課題を解決するため、AIを活用したチケット認証機能を実装。ユーザーの手元にあるチケットを『KLEW』で読み込み、どのようなユーザーが公演に来るのかの判別を行うと共に、認証されたユーザー情報をアーティスト・マネージメントへ還元。さらに、出演するアーティストとチケットを持っているユーザーに限り、ライブ前・ライブ後でもデジタル上でコミュニケーションできるチャンネルを使うことができる。

 このチャンネルでは、ライブ前後にファン同士やアーティストとのコミュニケーションを通して、一回きりのライブへの期待感や満足度を高めるほか、「ネタバレ防止機能」を活用することで、チケット認証されたユーザーだけがアンロックできるコンテンツ(セットリストなど)を使用することも可能だ。

 さらに、このチャンネルのなかでは“金銭的価値を持たせたメッセージ”を直接アーティストに送る機能も。通常のメッセージよりも特別なメッセージのため、特別な画像にメッセージをオーバーライドさせることや、文字サイズや文字の位置の編集が可能となることなど、ファン個々人がメッセージの見せ方を工夫してアーティストへ届けることができ、チケットとグッズに加えてアーティストに新たな収益をもたらすものとなるだろう。

 チケットを持っている証やスーパーメッセージで支援した証は『KLEW』内でバッジとして発行されるが、このバッジはブロックチェーン上にトークン(NFT)として記録される。将来的には、このバッジやトークンを活用して熱量の高いファンに向けた優待機能の導入も検討しているという。

 なお、ローンチ時の利用アーティストには君島大空、The Novembersが決定。君島大空は12月4日の名古屋 THE BOTTOM LINE公演、5日の大阪 味園ユニバース公演、2025年1月29日の東京 LINE CUBE SHIBUYA公演で導入され、The Novembersは11月26日の新代田FEVER公演で先行して利用していたが、12月17日の池下UPSET公演、12月18日の梅田Shangri-La公演でも導入が決定している。

 今回の『KLEW』導入について、君島大空とThe Novembersの小林祐介(Vocal & Guitar) はそれぞれコメントを寄せている。

〈君島大空からのコメント〉

SNSで、単独公演が終わった直後のテンションでエクスクラメーションマークを一年分使い切るような、ほぼ叫びのような呟きをしてしまう度、翌る日その時点の自分の熱に目を当てられなくなったり、それで消したり、毎回しています。でも、そもそもそれで良かった場所ではなかったか?とも思っていたりもします。そうしておろおろ惑って黙っている内に時間は過ぎて体温は引いていきます…私が新しいSNSをインストールした時に無意識に見計らってしまうのは、人目を気にせず(常にこの矛盾に悩むのですが)、どれくらい勝手な反射神経で発言が可能か否か、です。KLEWで何ができるのか、公演当日になってみないと分からないけど、何も気にせずに終わった後に叫んで良い場所が約束されているのは面白いことです。ご来場くださった皆さんと君島合奏で一緒に面白がれたらいいなと思っています。

〈The Novembers 小林祐介(Vocal & Guitar)からのコメント〉

バンドでSNS等をやっていてよく思うのは、僕たちには広く遍く届けたい情報とは別に、限定された範囲にだけ共有したいメッセージや想いがあるということ。そういったことをファンコミュニティや、クローズドなSNSを用いて行うのもアリなのですが、例えば限定する範囲が“あのライブに来た人だけ”だったりすると、実はなかなか難しい。あのライブに来た人だけを招いて、余韻を共有する打ち上げのようなコミュニケーションの空間を作ってみたい。とか、数ヶ月後に控えた特別なワンマンに向けて“チケットを買ってくれた人にだけ”曲のリクエストを募りたい。とか、そんなことをよく考えていました。情報や想いにも、それを届けたい対象や範囲のグラデーションがあるんです。KLEWはそういったありそうでなかったクローズドな空間を僕たちに提案してくれました。どんな風にこの空間を楽しめるか、ワクワクしています。

〈対象となる公演とチャンネル開設期間〉

君島大空『君島大空 合奏形態 夜会ツアー 2024-2025 笑う亀裂』
2024年12月4日(水)名古屋 THE BOTTOM LINE
チャンネル開設期間:2024年11月28日(木)~2024年12月7日(土)

2024年12月5日(木)大阪 味園ユニバース
チャンネル開設期間:2024年11月28日(木)~2024年12月8日(日)

2025年1月29日(水)東京 LINE CUBE SHIBUYA
チャンネル開設期間:2025年1月22日(水)~2025年2月1日(土)

The Novembers『TOUR - UЯA - The Novembers』

2024年11月26日(火)新代田FEVER
チャンネル開設期間:2024年11月24日(日)~2024年12月21日(土) ※開設済み

2024年12月17日(火)池下UPSET
チャンネル開設期間:2024年11月24日(日)~2024年12月21日(土) ※開設済み

2024年12月18日(水)梅田Shangri-La
チャンネル開設期間:2024年11月24日(日)~2024年12月21日(土) ※開設済み

■関連リンク
KLEW 公式HP:https://klew.jp/
KLEW X:https://x.com/KLEW_info
KLEW Instagram:https://www.instagram.com/klew.info/
KLEW リリースに関するお問い合わせ先:https://klew-for-artist.studio.site/contact

株式会社Kulture 公式HP:https://kulture.jp
株式会社Kulture 公式X:https://x.com/Kulture_info
株式会社Kulture 公式Instagram:https://www.instagram.com/kulture_info

※1:日本国内における「ライブにまつわるアーティストとファンのためのコミュニケーションサービス」として(2024年10月、株式会社Kulture調べ・特許出願中)。

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