連載:エンタメとテクノロジーの隙間から(第四十八回)
カメラ初心者の行き当たりばったり旅~宮島編~
リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。ガジェットやテクノロジー、ゲームにYouTubeやTikTokまで、ありとあらゆる「エンタメ×テクノロジー」に囲まれて過ごす編集部のスタッフが、リレー形式で毎週その身に起こったことや最近見て・試してよかったモノ・コトについて気軽に記していく。
第48回は、大好きな『宝石の国』が終わり、『ベイビーわるきゅーれ』が終わり、2024年も終わり、もう何もかもが終わり、新たな楽しみを見つけなければと思っているはるまきもえがお送りします。何かおすすめのコンテンツがあったら誰か教えてください。
仕事中に突然、「自然に行きたい」と思い立ち、行ってきました。
天井が綺麗な「広島駅」です。そして今回目指す場所は宮島。筆者は普通に飛行機で成田から広島空港に降り立ち、そこからバスで約1時間かけ広島駅に来てしまったのですが、実は山口県にある『岩国錦帯橋空港』を使った方が、宮島口にダイレクトに向かうなら近いようです。
ですがそんなことを言われてもあとの祭りなので、大人しくバスに1時間乗り、広島駅から宮島口までJR山陽本線で約26分。到着しました。宮島口!
宮島旅行で終始感じていたのは、とにかく外国人が多い……! ザ・日本という感じの風景や建築物が多いからでしょう。
宮島に降り立つ前に、まずは腹ごしらえ。宮島口にある名店『あなごめしうえの』を覗いてみると、ありえないくらいの待ち組数(20〜30組くらい)だったので、秒速で行き先変更し、となりにある『もみじの木』へ。穴子丼がめちゃくちゃ美味しくて「俺の休日、始まった……!」と心のなかで叫びました。
そして宮島に渡るべく、船のチケットを買いにいきます。チケットはいろいろプランが付いたものが売っており、1日目はスイーツ券がついた『宮島お得じゃ券』(600円)、2日目はロープウェイの乗車券がついた『エンジョイチケット』(2100円)を買いました。
15分ほど船に揺られ、ついに宮島に到着。噂に聞いていた通り、宮島にはそこらへんに鹿がいます。宮島にいる鹿は「ニホンジカ」といい、島にいるのが約500頭、街なかにいるのは約200頭のようです。人間は船に乗らないと辿り着けないのに、いったいどうやってここまで来たんだい、お前は……。
(参考:宮島観光協会 https://www.miyajima.or.jp/nature/nature_animal.html)
だいたい有名な観光スポットを巡って2日間を終えたのですが、そのなかで2つだけ紹介したいと思います。まずひとつが『豊国神社』です。ここは「千畳閣(せんじょうかく)」といって、畳857枚分の広さがあるそうです。豊臣秀吉が急死したため未完のまま現在に至り、そのためか壁がありません。抜け感があり、開放感マックスです。
(参考:廿日市市観光公式サイトhttps://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/site/kanko/52160.html)
天井にはたくさんの絵が飾ってあるのですが、これは絵馬のようです。このだだっ広い空間といい、重厚な雰囲気といい、そして未完というところも含め、「めちゃくちゃかっこいい……!」と密かにテンションが上がっていました。かつてここではどんな人がどんなやりとりをしていたのか、妄想をしながら歩くのが楽しかったです。
2つ目に紹介するのは『弥山(みせん)』です。まずバスに乗りロープウェイ乗り場へ。そこからロープウェイを2本乗り継ぎ、山を登ると山頂に辿り着きます。バスは先着順でしたが、乗らなくてもロープウェイ乗り場までは歩いて行ける距離にあります。
筆者は朝一番で行きましたが、帰りの昼頃になると平日にもかかわらずロープウェイ乗り場はものすごい行列になるので、もし弥山に向かうのであれば午前中をおすすめします。
今回は、あえてバスには乗らず、歩いてロープウェイ乗り場まで行くことに。道中は自然に囲まれた道になっていてとても癒され、歩いてよかったと思いました。「自然を感じたい」という当初の目的は達成です。
食べ物は何から何まで美味しく、大満足の旅でした。突然思い立ったわりに付き合ってくれた友達には感謝です。突然体が自然を求めたら、ぜひ宮島に向かうことをおすすめします。
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