セックスレス年下彼氏、結婚が見えない彼女に「別れた方が楽じゃない?」 『さよならプロポーズ」7話

スタンスを変えないアオイに、モナは合わせられるか?

 いよいよ、7日間の旅の最終日。翌日には、「結婚するか」「別れるか」のどちらかを、必ず選択しなければならない。

 まず、人気カップルYouTuberのアオイ & モナ(アオイはラグビー選手で、モナはモデルでもある)は、“別れ”に向かっているような気がする。この2人は、お互いに深く愛し合っていることは伝わってくるのだが、根本的な価値観がちがうのかもしれない。

 ラグビー選手として、仕事のことを第一に考えたいアオイは、どちらかというとサポートしてくれるタイプの女性を求めているのではないだろうか。その一方で、自分との時間を最優先にしてほしいと考えるモナには、合わせてくれるタイプの男性の方が合う気がする。これはどちらが悪いとかではなく、それぞれがパートナーに求めるものが異なるだけ。

 また、これまでは不機嫌になりがちなモナを、アオイがなだめる……という構図になっていたが、それが逆転してきている気がする。おそらく、モナはアオイの考えが“別れ”に向かっていっていることを察知したのではないだろうか。だから、「自分が強すぎたなってことも分かった」と反省をして、「嫌な思いをさせて、ごめんね。たくさん意地張って、ごめんね」と謝罪をしたのだと思う。ただ、これまで蓄積してきたアオイのストレスは、そう簡単に払拭されるものではなかった。

 モナが、「(アオイのために)できる最後だ」と言いながら、作った手料理。アオイも、最初は「美味しい、美味しい」とうれしそうに食べていたが、「俺が、これを食べないって言ったら、どう? それをされてた」とこれまでの鬱憤をぶつけ出す。東京で同棲をしていたとき、料理はほとんどアオイが作っていたようだ。しかし、「一緒に食べよう」と誘っても、モナは「あとで食べるから置いといて」などと言い、すぐに食べてくれることはなかった。

 「スープ、温かいときに食べてほしい気持ち。あとで食べるから置いといてって言われる気持ち、分かる?」と言われたとき、モナは心の底から反省をしていたように見えた。しかし、アオイは「すぐに消えるもんじゃないから」と、モナの謝罪をすぐに受け入れることはできない。

 ただ、モナの気持ちに共感してしまう自分もいる。相手から愛されていないのではないか? と不安になって、自分ばかり求めている気がしてむなしくなる。そんな状況で楽しく食卓を囲むのって、なかなか難易度が高いと思う。

 「モナが苦しくて癒してほしいときも、本当に疲れてたらケアできないときがあると思う」と言うアオイは、おそらく自分のスタンスを変える気はないのだろう。となると、ここから先はモナがアオイに合わせられるかどうか? の問題になってくる。また、最後の夕食を楽しんでいると、話題は東京に戻った際の話に。

 「本当は別れた方が楽なんじゃないかな」「結婚じゃなくても別れも…」という本音も飛び出した今回。どこからどう見てもお似合いで、絵になるカップルである2人が、夫婦になる姿を見たい気もするが……。果たして。

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