にじさんじ・風楽奏斗の魅力を紐解く スポーツ万能、茶目っ気のあるキャラで愛されるVOLTACTIONのリーダー

 現在のVTuberシーンにおけるトップランナーのひとつであるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。

 メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む歌ってみたなどの動画のほか、ここ数年ほどはエンターテインメントのフィールドでアーティストとして日の目を見る者も増加してきた。

 育成プロジェクトである「バーチャル・タレント・アカデミー(VTA)」からも新規ライバーがデビューし始めており、現在約150名のメンバーが所属・活動しているにじさんじ。その層の厚さで今後も大きな影響を与え始めている。

 今回は天ヶ瀬むゆ、先斗寧、海妹四葉らRanunculusのデビューから数カ月後、男性4人組としてデビューしたVOLTACTION(ヴォルタクション)のリーダー・風楽奏斗(ふうらかなと)について記していこうとおもう。

茶目っ気あふれる性格が魅力 サッカーやファッションにも明るい好青年・風楽奏斗

 風楽奏斗は2022年7月13日にSNS初投稿、16日にYouTubeで初配信し、デビューを飾った男性タレントである。

 天ヶ瀬むゆ、先斗寧、海妹四葉3人によるRanunculusのデビューから約3ヶ月後のデビューとなったが、風楽とともにデビューしたVOLTACTIONの4人はバーチャル・タレント・アカデミーの同期であり、VTAから輩出された初の男性タレント/グループでもある。

 デビュー後の彼と言えば、VOLTACITONの同期としてデビューした渡会雲雀(わたらい ひばり)とともに「クソガキ」と言われるほどの茶目っ気あるキャラクターとして広まっていくことになる。

 デビュー当初は緊張からか硬さもあったが、徐々に配信で見せる表情・姿勢も柔らかくなっていき、その茶目っ気がファンに知られるようになっていく。VOLTACTIONのリーダーとして兄貴肌な一面もあるが、それ以上に笑顔をみせながらコミカルな姿を見せることが多い。

 こうしたパーソナリティの根源は、彼の幼少期にあるようだ。ゲーム遍歴についてはこのあと書かせてもらうが、ゲームと同じくらいサッカーを長くプレイしており、ボランチやセンターバックを中心に守備的ポジションやサイドバックを任せられ、6年以上にわたってプレイしていたようだ。もちろんサッカーの知識が豊富で、「幼少期に横浜F・マリノスをよく観戦に行っていた」と配信で語っている。

 その後Jリーグとにじさんじのコラボプロジェクト『2024シーズン J1全20クラブ×にじさんじ』が始動すると、なんとマリノスと自身とのコラボが実現。このコラボ以降ふたたびマリノスの試合を見に行く機会にめぐまれ、近年好成績を収めている名門のサポーターとして、しっかり見届けたのだった。

 他にも空手、水泳やサーフィンなどのマリンスポーツを中心にさまざまなスポーツを経験しており、にじさんじに所属しているメンバーのなかでもかなり運動が得意な、俗に言えば“フィジカルが強い”タイプでもある。「マリンスポーツ関係のショップでアルバイトをしていた」と語っていたこともふまえると、運動好きな一面がうかがえる。

 3D配信では持ち前の茶目っ気も相まって「動いていないときのほうが少ない」「じっとしていたらカッコいい」などと言われることも。特に渡会とともに並んだ際は、その勢いにより拍車がかかっているようにみえる。

#はいよろこんで 5分で覚えて #踊ってみた【風楽奏斗/にじさんじ】
休憩時間中も止まってられない男 【風楽奏斗/にじさんじ】
【初3Dオフコラボ】リベンジ兼ねた本気のスポーツ対決!#VOLTACTION

 また彼自身の言葉や彼と直接あった面々の言葉を借りると、かなりのファッション好きであることも伝わってくる。ふだん着ている服の種類はかなりあるようで、「鏡のまえであーでもないこーでもないといろいろ考えて服を着て、外に出たあとちらっと鏡に写った自分をみて『いまこんな格好で外出てるの!?』ってなるときない? いますぐ帰りたい、苦しい! ってなる」と話していたこともある。

 古着屋やセレクトショップを巡って服を買いにいくだけでなく、靴やアクセサリーにもこだわりをもっている模様。そんな彼をみたVTA時代の同期らは一様に「風楽はオシャレ・いろんな服を着ている・服に金をかけてる」と話しており、ファッショナブルであることが伺える。

 なお、VTA時代の逸話として、初めての顔合わせとなった日に「知らない人ばかりのところに行くのがキツい」と感じ、アクセサリーをつけてチャラい格好で行ったところ、天ヶ瀬・先斗・海妹の3人から「チャラい・陽キャ・怖い」と思われていたよう。

 「初対面は舐められたらダメなんだよ!」と彼はリスナーに語っていたが、こういったアイディアを思いついて実行してみるあたり、彼のノリの良さが伝わってくるだろう。

 また風楽といえば、英語が堪能であることが知られ、配信でも英語をつかって会話しているシーンがたびたび見られる。デビューして早々に開催された『KZH CUP』に参加した際には、海外で活動するにじさんじEN所属・Enna Alouetteとチームメイトになり、流暢な英語で不自由なくコミュニケーションを取っていたのだ。

 ほかにもVOLTACTION公式YouTubeチャンネルにて企画された英語クイズでも抜群の成績を収めていたり、現在では話す機会がないということで、配信中にいきなり「英語縛り」してみたりと、ほかのにじさんじ所属のメンバーとは違い、英語への苦手意識などはほとんどないようである。

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 チーム競技やスポーツ系ショップでのアルバイト経験にくわえて、持ち前の明るい性格も相まってか、リーダーシップを取っていく姿がいま見られるわけだが、実際の活動ではどのようなことをしているのか。 配信における風楽奏斗にフォーカスしてみよう。

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