猫イヤホンでいつでも猫がそばにいる生活 「ゴロゴロモード」搭載で日常に"癒し"のエッセンス

猫イヤホンレビュー 日常に色どりをプラス

 日々エンタメ×テクノロジーについて発信するリアルサウンドテック編集部。腕利きの執筆陣による読み物も好評ですが、一方で若年層の読者も多い媒体として参考にしているのは現役大学生たちの声。連載「Z世代のリアルレビュー」では、編集部にインターンスタッフとして勤務する現役大学生ライターの視点から、毎週さまざまなトピックをお届け。今週は日々“癒し”を求めている戸板がお送りします。

 大学生活ではオンライン授業、面接に勉強などイヤホンを使用するタイミングが多くあります。最近は就活が始まり殺伐とした日々を送っており、日常に癒しを求める私はとうとうイヤホンにも癒しを求め始めました。今回、そんな私にとってピッタリなイヤホンを入手してしまったのです。

 その名も猫イヤホン。まず見た目がとっても可愛いですよね。

 この猫イヤホンはラディウス(radius)から発売されたワイヤレスイヤホン『NEKO true wireless earphones』という製品です。三匹の猫ちゃんから選べますが、私は今回白猫ちゃんを選んでみました。

箱から取り出してみるとこんな感じ。鑑賞用として置いていても癒されます。

 デザインを見ていくと、猫の下にピカピカ光るお魚マークが。一見ただの可愛いデザインに見えますが、充電コードを差し込んでみるとぴかぴか光るんです。

 これは充電ケースのバッテリー残量がわかる「おさかなLED」で、バッテリー残量がなくなると点滅します。普段使っている『AirPods』だと赤く点滅したときにちょっと充電するのが面倒くさくてイライラしてしまいますが、おさかなLEDだったら猫にご飯をあげると思えて許せちゃいます。

 そしてこのイヤホンは、見た目だけでなく電源のオンオフや接続、バッテリー残量の低下などを知らせる音声アナウンスすべてを猫の鳴き声で知らせてくれるのも特徴。特に私が癒された機能は「ごろごろモード」。イヤホンのタッチセンサーを5回タップすることで、3分間猫が喉を鳴らす音が聴こえる機能です。

 しっぽの付け根をトントンするように、リズミカルにタップするとゴロゴロ音が聴こえます。

 緊張する面接前、静かな図書室にこの猫ちゃんのごろごろモードがあったらどんなに最高か。そう思い実際に試してみました。

 まずは面接前。

 私は面接がとにかく苦手で、自分が思っていることを上手く話せなく、面接前はいつも「上手くできるかな」とドキドキが止まりません。この日もドキドキが止まりませんでしたが「ごろごろモード」で猫のゴロゴロ音を流してみると、がちがちに固まっていたのが少しリラックスできて、きちんと面接を終えられました。猫効果抜群です。

 続いて静かな図書館。

 図書館はとにかく静かなのが特徴ですよね。私は家だと集中できないので大学の図書館をよく利用しますが、たまに静かな空間が息苦しく感じることがあります。ですが、音楽を聞くと勉強に集中できない……そんな時は「ごろごろモード」の出番です。

 猫のゴロゴロ音で癒されながら勉強できて、勉強がとっても捗りました。こちらでも猫効果抜群です。

 さらに猫イヤホンで猫に触れているうちに本物の猫ちゃんと猫イヤホンを融合させたいと思いたち、猫カフェに行ってみました。

 猫イヤホンと同じ体制の猫ちゃんが沢山います。猫イヤホンをそっと近くに置いてみると反応は多種多様です。

 猫イヤホンには見向きもしない猫ちゃんや



 ちょっと興味がありそうな猫ちゃん。

 猫イヤホンに興味津々な猫ちゃんもいました。

 しばらくコロコロ転がしてオモチャのように遊んでいました。

 この猫ちゃんが猫イヤホンを気に入りすぎているあまり、壊しそうでヒヤヒヤしたのは置いておいて

 私は猫に嫌われやすいのか、猫の性質なのか、食べ物を持ってない限り猫に近づいても逃げられるばかり(食べ物を持っている時だけこの食いつきようです)。

 そんな私なので、猫のゴロゴロ音を生で聴くことはできず、寂しくなったので猫イヤホンを装着してみました。するとまるで近くで寝ている猫ちゃんがゴロゴロ喉を鳴らしているように感じて幸せも急上昇です。

 余談ですが、訪れた猫カフェではご飯タイムという一列になって一斉にご飯を食べる時間があり、とても可愛かったです。

 ご飯を食べる時間になったら猫ちゃんが一気に同じ場所に集合して、視界が猫ちゃんに埋めつくされる圧巻の光景でした。

 ここまで猫好きにはたまらない、癒しを求める私にとって最高の猫イヤホンを紹介してきました。実はこの猫イヤホンは製品の売り上げから、1台あたり20円を保護猫活動団体へ寄付しており、猫に癒され猫に還元する。そんな素晴らしいシステムが成り立っています。「猫好きが猫好きのために作った猫イヤホン」をまだ買っていない猫好きさんや、私のように癒しを求める人は、買わない手はないのでは。

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