『PS5 Pro』11万9980円で発売決定 “大台”突破に反響「PC買えますやん」「8k60fps出るなら…」

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は、PlayStation史上最高の映像美を実現するコンソールゲーム機『PlayStation 5 Pro』(PS5 Pro)を11月7日(木)より、希望小売価格119,980円(税込)、699.99USドル、699.99ポンド、799.99ユーロ(北米の価格は税抜、欧州の価格は税込)にて発売すると発表した。

 発表では「PS5 Proは、これまで以上に高精細なグラフィックを滑らかな高フレームレートで実現し、PlayStation史上最も先進的かつ革新的なコンソールとして、PS5商品群のラインアップに加わります」とされている。ストレージは2TBのSSDを搭載、DualSenseワイヤレスコントローラーが1台同梱され、最新の無線通信技術であるWi-Fi 7にも対応しているため、同規格に対応している地域で利用可能だ。

 また、GPUは、現行PS5のGPUと比較してコンピュートユニットの数が67%増加しているほか、GPUメモリも28%の高速化を実現。これにより、ゲームプレイ時のレンダリング速度が最大で45%アップし、これまで以上にスムーズなプレイ体験が可能となるという。そのほかにも、よりダイナミックな光の反射と屈折の表現が可能となったレイトレーシング機能や、 AIによる解像感向上などが実装されており、SIEプラットフォームビジネスグループCEOの西野秀明氏は次のようにコメントしている。

「PS5を通じてゲームクリエイターの皆様のビジョンを実現し、6,100万を超える世界中のプレイヤーの皆様に、その素晴らしい体験の数々をお届けできることを誇らしく思います。同時に、進化するニーズに応え、さらに皆様の期待を超えていくためには、新たなイノベーションに向けての挑戦が欠かせません。今年のホリデーシーズンにPS5 ProがPS5のラインアップに新たに加わることで、今後もPS5の可能性を解き放つ革新的なゲームが、才能あふれるゲームクリエイターの皆様によって、続々と誕生することを楽しみにしています」

 外観についてはPS5ファミリーのデザインを踏襲。初期型のPS5と高さは同じ、現行販売しているPS5と幅が同じというサイズとなる。Ultra HD Blu-rayディスクドライブの取り付けも対応している。

 既存タイトルにもPS5 Proの機能を活用するための無償のソフトウェアアップデートが提供される予定で、対象タイトルは「PS5 Pro Enhanced」の表記から識別可能。『Alan Wake 2』『アサシン クリード シャドウズ』『Demon’s Souls』『ドラゴンズドグマ2』『FINAL FANTASY VII REBIRTH』『グランツーリスモ7』『ホグワーツ・レガシー』『Horizon Forbidden West』『Marvel's Spider-Man 2』『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』『ザ クルー:モーターフェス』『THE FIRST DESCENDANT』『The Last of Us Part II Remastered』などの大作が含まれている。

 PS5 Proは11月7日より、全国のPlayStation取り扱い店舗にて購入可能。日本国内における予約受付は9月30日午前10時より順次開始される。

 今回の発表を受け、SNSでは約12万円という価格が話題に。従来のPS5は発売当初のディスクドライブ搭載モデルが54,978円、デジタル・エディションが43,978円という価格から度重なる値上げを経て、2024年9月2日よりそれぞれ79,980円、72,980円にまで高騰。PS5 Proは機能的にも大幅に向上するとはいえ、10万円の大台を一気に突破する価格に「マジでPC買えますやん」「10万超えが普通とかなるのが怖い」「もう子供のクリスマスとかに買える値段ではない」と嘆く声がある一方、「ほんとに8k60fps出るならまあ安いな」「『PC触らないけどリッチなゲームやりたい』層に対しては妥当な価格だと思う」という冷静な意見も見受けられた。9月30日の予約開始、11月7日の発売に向けて、ユーザー側の動向が注目される。

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