りのん＆じゅり、各々の答えを見つけた“旅の終わり”「ホンマに幸せになってください」

　さて、“せなりあ”が旅を終えたのち、もう一人、自分なりの決断をしたメンバーが。『夏休み編2024』を通して1、2を争うくらいに凛々しく、格好よかったかもしれない。3日目まで一途に、せなを慕ってきたりのんである。

　先ほどの成立報告の際も、せなの言葉に「いちばん応援してるから。ホンマに幸せになってください」と、笑顔で最高の祝福を贈ったりのん。好きな相手の幸せな姿を見るのはうれしいと同時に、そんなある種の我慢を“偉い”とだけ賞賛されるのを、筆者は少し“違う”と感じている。

　だが、もし納得する考え方があるとすれば、りあが運命の相手を見つける順番が少し早かっただけで、結果的に、りのんにとってせなは、運命の人ではなかったのかもしれないということ。もちろん“好きな人を運命の人にする”。そのために行動をする。そんな理論もあるかもしれない。だが、この恋のバトンは、きっと繋がっていく。りのんの運命の人も、きっと見つかる……。

　結果、りのんはこの段階で旅をリタイアした。そして、もう一人。今度は、じゅり（榊原樹里）が最終日午前、“最後のアピールタイム”をもって、じゅま（坂本ジェルー寿真）の恋にエールを捧げ、同じく旅を終えた。自身とゆう（早坂ゆう）の間で頭を悩ませる時間とストレスを減らし、残りの時間を使って、本当に好きな人にまっすぐ向き合ってほしいと考えてのことだろう。

　こうして今回の6話だけで、4名ものメンバーがピリオドを打った。だが、事前予告されている旅を終えるメンバーは、5名。……あとひとりは？　まさか？

『今日、好きになりました。夏休み編2024』

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