4年後もサクサク使える高コスパスマホ? 長寿命バッテリー&高精細なカメラとAI技術が詰まった『OPPO Reno11A』をレビュー

 昨今、円安の影響を日々の生活で大きく感じるようになった。筆者も長らくiPhoneを使っているが、価格の高騰が進んだことでスマートフォンの選択肢を見直すことも考えつつある。

 そのなかで気になっているのが、今回紹介する『OPPO Reno 11A』だ。希望小売価格が48,800円(税込)と手頃でありながら、急速充電やサクサクとした操作感、超解像度撮影などに対応した、期待の新製品だ。今回、OPPOから実機を借り受けることができたので、その実力を体感してみた感想をお届けする。

軽快な処理能力でスマートな使い心地

 性能が良くなればなるほど気になるのはその処理能力だ。『OPPO Reno 11A』はSoCに「MediaTek Dimensity 7050」を採用しており、ミドル〜ハイエンドに迫る処理性能とサクサクな操作感が大きな特徴だ。最大16GB相当までのRAM拡張機能(仮想メモリ)にも対応しており、実際に操作してみると、ストレスのない使い心地で、バランスが良いスマートフォンだと感じた。

 そして、重くなりがちなゲームアプリを問題なく動かすことができるだけでなく、本体ストレージのスペックも優秀だ。内部ストレージは128GBと比較的余裕のある容量で、外部ストレージも最大2TBまでのMicroSDカードに対応しているのがうれしい。

 さらに、『OPPO Reno 11A』は二つの意味で“寿命の長い”製品だ。本機に搭載されている「トリニティエンジン技術」は「アプリデータ圧縮技術」「システム劣化防止機能」「パフォーマンス最適化」の3つからなる、OPPO独自の技術だ。同社はこれによってシステムの安定性をさらに向上させつつ、「4年後もまだサクサク」と快適な操作感や寿命の長さを謳っている。

 また、本機は大容量5,000mAhかつ約48分で100%まで急速充電できる“長寿命バッテリー”を搭載している。「充電し忘れた」というシーンでも、短時間で急速充電できるので、仕事から趣味、外出先でも充電の心配をすることなく使用することができる。

 そして、「寿命の長さ」の2つ目は、この長寿命バッテリーのことだ。スマートフォンを長く使っていると、どうしてもバッテリーの劣化が気になるという方も多いだろう。しかし、本機は約4年保つという長寿命バッテリーなので、4年経ったあとでも操作性もバッテリーも新品のときのように使えるとのこと(もちろん使い方にはよるが)。これだけの性能なら、約5万円という価格は破格のようにさえ感じる。

 動画の視聴も止まることなく鮮やかで、高精細な120Hz駆動の有機ディスプレイでより映像を楽しむことができる。色鮮やかな10億色の色彩表現と約6.7インチの大型ディスプレイは自動調整機能も付いており、暗い場所でも目が疲れにくく、明るい日差しの下でもクリアな映像に没入することができる。

高精細カメラとAIの技術でより美しく撮影

 スマホを新調するにあたってもうひとつ気になるのは、やはりカメラ機能だろう。『OPPO Reno 11A』は高精細なメインカメラ(約6,400万画素)にくわえて、超広角カメラ(約800万画素/画角112°)、マクロカメラ(約200万画素)、インカメラ(約3,200万画素)を搭載しており、細部まで正確に捉えた鮮明な写真を撮影することができる。

 被写体を中心にした壮大な景色から繊細なミクロの世界まで撮影ができるわけだが、本機はそれだけに留まらず、最新のハイエンド機種に搭載され始めたAI機能も利用できる。なかでも「AI消しゴム」の機能は直感的に使える便利な機能だ。写真に入ってしまった思わぬ写り込みを丸く囲むだけで、簡単にAIが消去してくれる。

 いくつか試してみたが、たとえば畳の上に落ちた帽子などは綺麗に消すことができた。誰でも簡単に使いこなせるほど直感的な機能だ。ただし、消したい対象の背景が模様だったり、複雑な背景の場合はなかなかうまく修復できないこともあったので、頼り過ぎは禁物といったところか。しかし、SNSに投稿したい写真や思い出の写真などの写り込みをなくしたい場合には重宝する機能だと思う。

 AIによる「ポートレート・レタッチ・アルゴリズム」は、被写体をキレイに見せつつ、で自ありのままの良さを表現することも可能ということで、よりこだわりのある写真を残すことができそうだ。ムービーに関しても4K撮影に対応し、写真&動画の両面でハイエンドに迫るスペックを持つ機種といえるだろう。

スタイリッシュなデザインと、飽きの来ない美しさ

 性能以外で特筆すべきは、そのデザイン性の高さだ。カラーは筆者が試したダークグリーンと、コーラルパープルの2色。ダークグリーンに関しては「自然界の生命力を感じさせる深み」と紹介されているとおり、落ち着きと重厚感のあり、飽きの来ない色合いだ。

 先述した大容量バッテリーと大型ディスプレイというハイスペックさでありながら、薄さ約7.6mmというスタイリッシュさを両立し、重さも約177グラムと、「ハイスペック&スリムボディ」なスマートフォンというのも良い。持っているだけで満足感を得られる、所有欲を満たしてくれるスマートフォンだ。

 まとめると、『OPPO Reno 11A』は、求めている機能を余すところなく備えた、コスパに優れる高性能モデルだった。繰り返しになるが、これだけの機能を備えていながら、価格は5万円を切る。買って損はない商品だと思う。スマホの買い替えを検討している方であれば、ぜひ手に取って体感してみてほしい。きっとそのデザイン性にも感動するだろうし、使ってみると性能の高さも実感できるはずだ。

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