幼少期からの動画投稿は教育に良い? ファミリーYouTuberの活動と専門家の見解を取材した
「ちょっとやってみたい」将来的には企画担当や編集作業に意欲
ーー現在はお父さまが撮影と編集をされているとのことですが、ゆくゆくは、かなとくんが企画や編集の一部を担当する可能性はありますか?
だーしまパパ:本人がやりたいのであれば、やらせてみてもいいのかなと思っています。
かなと:ちょっとやってみたいです。
だーしまパパ:編集に興味があるという話はしたことがあるので、将来的にはかなとが編集や企画の一部を担当するということもあるかもしれません。
ーー成長とともに一緒にやれることが増えていくというのも、ファミリーチャンネルならではなのかもしれないですね。お子さんたちが何歳になるまでファミリーチャンネルを続けるか考えたことは?
だーしまパパ:子どもたちがやりたくないといったら、そこまでかなとは思っていますね。
だーしまママ:子どもがひとりでもやるっていったときが考えるときかなと思います。
ーー末っ子のみつきくんが4歳ということなので、まだまだ先は長いと思いますが、その時はお子さんが親離れするサインなのかもしれませんね。今後どういうチャンネルにしたい、どういうことをやりたいという展望や目標はありますか?
だーしまパパ:いまのこの楽しい状態で続けていければいいなと思っています。やっぱりYouTubeで動画を投稿しているので、登録者数100万人を達成して、金の盾がもらえるように頑張りたいですね。
だーしまママ:子どもたちの可愛らしさを伝えられるよう、頑張りたいと思います。
今回はだーしま動画チャンネルの取材により、親子でのYouTube活動のリアルな実態をお届けした。子どもは積極的に動画で活躍し、親はその意思を尊重するチームワークを発揮。自ら企画を提案するなど、主体性の高さが見て取れた。
事実、東京情報大学総合情報学部 教授の松下孝太郎氏は、IT教育専門家の視点から、子どもがYouTubeで発信を行うメリットに以下のようにコメントしている。
「昨今、IT関連の人材育成が重要視されており、子どもに関しては、2020年度から小学校においてプログラミング教育も必須化されました。このような状況を鑑み、子どもがYouTubeで情報発信をするメリットは、動画撮影および編集も含めたICTスキル(※)の向上が期待できることです。加えて、動画投稿に必須となる企画や撮影を通したコミュニケーション力の向上も併せて期待できます。YouTubeを含めたICTを利用することにより、将来の進路選択の可能性も広がっていくと考えられます」
※ICTスキルとは、デジタルデバイスやデジタルツールといったテクノロジーを有効に活用するスキルのこと。
動画投稿は、家族仲が良好になったり、将来の進路が広がったりするなどメリットも大きい。令和に入り、新しいアプリや機能を使いこなす子どもたちはどのように成長するのか? 今度もYouTube活動を行う子どもたちの活躍に注目したい。
■松下孝太郎
横浜国立大学大学院工学研究科人工環境システム学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。
現在、(学校法人 東京農業大学)東京情報大学総合情報学部 教授。
電子情報通信学会、 情報処理学会、日本画像学会、教育システム情報学会等各会員。
画像処理、コンピュータグラフィックス、教育工学等の研究に従事。教育面では、プログラミング教育、シニアへのICT教育、留学生へのICT教育等にも注力しており、サイエンスライターとしても執筆活動および講演活動を行っている。
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