エンタメとテクノロジーの隙間から

オーディオ評論家・野村ケンジ氏がコンシェルジュに?  品薄商品やレアアイテムも登場の『オーディオLABO Session1』は本日までの開催!

 リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。ガジェットやテクノロジー、ゲームにYouTubeやTikTokまで、ありとあらゆる「エンタメ×テクノロジー」に囲まれて過ごす編集部のスタッフが、リレー形式で毎週その身に起こったことや最近見て・試してよかったモノ・コトについて気軽に記していく。第36回は最近はアウトカメラでの自撮り術をインターンの大学生に教えてもらい「ほほう、ならば編集部動画で俺も挑戦をば……」と意気込んでいる中年編集・小川がお届け。

 今週の土日は「代官山 蔦屋書店」に詰めている筆者。その理由は同店と弊部、そしてオーディオ評論家の野村ケンジ氏の三者が組んで開催しているオーディオイベント『オーディオLABO Session1』に携わっているため。

 メディアとして日々、発表会やレビューなどで感じたガジェットの魅力をWebや動画を通じてユーザーのみなさまにお届けしているが、リアルな場面でというのはなかなか難しいもの。しかし、今回の『オーディオLABO Session1』では代官山 蔦屋書店の一角をお借りし、注目のアイテムをメーカー各社が出展、そして弊部でも連載しているオーディオ評論家の野村ケンジ氏が現場で解説と、リアルな場所でメディアとしての展開を行うという念願が叶った。

 出展ブランド(五十音順)は「Initial A」、「ELAC」、「Orolus」、「Shokz」、「SHANLING」、「nwm」、「HIFIMAN」、LUXURY&PRECISION」の8ブランド。“誰でも気軽にオーディオガジェットを体感できる”を裏テーマに7月20日と7月21日の2日間限定で展示・視聴・販売(一部メーカー)をしているが、嬉しいことに初日から活気溢れるイベントとなった。ここでは各メーカーからの注目アイテムを紹介する速報レポートをお届けしたい。


 骨伝導テクノロジーの雄として知られるShokz(ショックス)からは、5月に発売したばかりの『OpenSwim Pro』が実際に体験できる。水の中に入っているイヤホンディスプレイが目を引くが、実際に水深2メートルでも使えるという完全防水イヤホン。耳を塞がないタイプなのでこれからのアウトドアシーズンで大活躍間違いなしのアイテムだ。実際に最新の骨伝導テクノロジーを体験したお客様からは「どこからも音が出てないのに、着けると音が聞こえるのが面白い〜」と大好評。他にもこちらも発売したばかりの超軽量のオープンイヤーTWS『OpenFit Air』などの体験も可能となっている。

 「nwm(ヌーム)」はNTTが培ってきた音響技術を投入したNTT派生のオーディオブランド。18日に発表・発売したばかりのフラッグシップモデル『nwm ONE』を中心に展開。ブランド初となるオープンイヤー型ヘッドホンで「PSZ」「Magic Focus Voice」という2つの独自技術を採用している。簡単に説明すると“音を包み込み、声を届ける”というのを同時に可能としており、普通に行動しながらのリスニングも可能としている。「音漏れしないのに会話もできる!?」と体験したお客様もその技術に驚嘆していた。こちらの商品は購入も可能となっているが、嬉しいことにすでに在庫は僅少。(※追記:先程に完売)。ただ、イベント会場には開発に携わった技術者も駆けつけて下さり、独自技術の詳しい話も聞ける。担当者からは「完売しましたが視聴は引き続きできますので、是非、会場で最高のサウンドをご体感下さい!」とのことだ。

 SHANLINGとELACはプレイヤーとスピーカーを組み合わせての展示。独自デザインのCDプレーヤー『EC Smart』はこのイベントのためだけに取り寄せてもらっており、実はまだ国内に5台しか入っていないというレアアイテム。ショッピングで訪れたオーディオ好きのご夫妻は「CDが空中に浮いているかのようなデザインが面白い。これから家で使います」とご購入。インテリアとしてもありなオーディオガジェットなので、一見の価値ありだ。

 HIFIMNANではラグジュエリー感溢れる人気のワイヤレスイヤホン『SVANAR Wireless』シリーズや独自技術を投入したヘッドホンシステム『mini Shangri-La』や、ハイエンドヘッドホンの『SUSVARA UNIVEILED』などが視聴可能。シェル型のケースが「ジュエリーケースみたいで可愛い」と女性にも大好評。マニアックな方は『SUSVARA UNIVEILED』の重厚な音場に満足されていた。どちらも軽く体験できるのでお気軽に訪れて欲しい。


 Oriolusからは限定生産のレア度高めなDAP『DSP-L2』が視聴も可能で、その見た目が外国人のお客様からも「クール!」と人気で、ガジェット撮影会になっていたほど。また、LUXURY&PRECISIONからは今月末発売予定のUSBタイプのポータブルDACアンプ『W2 Ultra』の展示も。自分で作った音源を持ち込んで確かめるオーディオフリークの方や、イベント取材に来て頂いたオーディオメディアからの注目も集めていた逸品ばかりがずらりと並んでいた。残念ながらOriolus、LUXURY&PRECISIONは20日だけの限定出展。ただ、本日21日は野村ケンジ氏が関わっている、音にこだわったものづくりに挑戦していくコミュニティ「#オトモノ」から生まれたブランド「Initial A」も出展するので注目だ。

 現場では野村ケンジ氏がお客様の質問にお応えして、実際に購入に繋がったという場面もあり、まさにオーディオ評論家がコンシェルジェにもなっていた。野村ケンジ氏からは「メーカー様だけでなく、僕もどんな質問にもお応えしますのでお気軽にお声がけ下さい。本日も会場でお待ちしてます!」とのこと。イベントは「代官山 蔦屋書店1号館の2F」で11:00〜19:00で開催中。日曜の渋谷・代官山ショッピングの合間などにでも、お気軽に訪れて欲しい。

オーディオ評論家・野村ケンジが代官山 蔦屋書店でコンシェルジュに! リアルサウンドテック主催の展示・視聴イベントを開催

『オーディオLABO Session1』では、野村ケンジ氏がオーディオ製品の総合的なアドバイスを行う。イヤホンからスピーカーまで…

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