幕張メッセを満席に カラフルピーチが初のリアルイベントで見せた“アイドル級の存在感”

 実況者グループ・カラフルピーチが2024年5月5日、『からぴちパラダイス2024〜やっとみんなに会えるよ!〜 in 幕張メッセ』を千葉・幕張メッセで開催した。

 本公演は2020年6月に活動を開始したカラフルピーチ(以下、からぴち)にとって、初のリアルイベント。1部と2部、全2公演が行われ、会場には全国各地からファンが詰めかけ、アイドル級の人気を知らしめた。本稿では同日SNSでも大きな話題となったイベントの1部の様子をお届けする。

 最新曲「マイヒーロー」が流れはじめると、スクリーンにはメンバーのシルエットが浮かび上がり、会場が割れんばかりの歓声で包まれた。メンバーたちが歌って踊る姿をしっかりとその目に焼き付けたファンから歌唱後に大きな拍手が沸き起こると、リーダー・じゃぱぱの掛け声で「カラフルピーチです!」とメンバー全員で挨拶。目の前に広がる大勢の観客の姿とこの日のために制作されたペンライトの光の海に、メンバーたちは「すごい」を連発。リアルイベントだからこそ感じられるファンの存在を噛み締めたようだった。

 メンバーが次のコーナーの準備のため1度ステージを去ると、本イベント最大の“事件”が発生。ステージの暗闇の中に残ったじゃぱぱとたっつんが持ち前のトーク力でファンとの距離を縮めていくと思われた瞬間、じゃぱぱからは「僕らの顔みたいよね?」と衝撃発言が。ファンのどよめく声にたっつんが「やっぱやめとく?」と焦らしながらも、マスク姿のふたりがスポットライトに照らされると、会場にはファンたちの嬉しい悲鳴が起こった。

 2人の軽快なトークで会場が盛り上がっていると、突然会場に大きなサイレンの音が。すぐさまメンバーたちの助けを求める声が響き渡り、控え室にあったイベントの台本とお菓子が盗まれたことが発覚。台本を取り返すべく、イベントの為に書き下ろされたビジュアルの衣装を身に纏ったメンバーたちとパンダに変装したうりがステージに登場すると、ファンからはふたたび歓喜の声があがった。

 ステージ上では台本を取り戻すため、サイコロの出た目ごとに出されるミッションをクリアしていく「トロッコすごろく」がスタート。たっつん、えと、シヴァ、なおきりがトロッコで会場を1周しながら果敢にミッションに挑戦した。

 メンバー全員で無事にミッションをクリアすると、台本のなかの1ページを奪い返すことに成功。たっつんが『カラフルピーチのオープニング曲を歌うおおたさきさんのゲストライブ歌唱』という文章を読みあげると、ステージにはおおたさき本人が登場し、ファンお馴染みの「cointoss」を披露した。

 おおたさきの生ライブにメンバーたちの興奮も冷めやらぬなか、台本を取り返すための戦いは次の局面に。続く「マーダーミステリー」では、“悪の組織”に洗脳されたひとりのメンバーが台本を盗んだ犯人であることが発覚。各メンバーのアリバイから台本を盗んだ“裏切り者”を探し出し、無事犯人の洗脳を解くことに成功した。

 そして、ついに台本窃盗事件の真の黒幕である、ファンも知るある人物と顔を合わせたからぴち。「ステージに立ってるやつらが羨ましかった」という身勝手な理由で台本を奪った真犯人との最後の対決では、チームワークを見せつけたからぴちが見事台本を取り戻した。

 イベント終盤ではキクチミユキが登場し、エンディング曲「ジョイマジ」を披露。続いてえと&のあが「気まぐれショコラティエール」を歌唱すると、シヴァ、なおきり、どぬく、ヒロ、ゆあんくん、もふが会場の2階席通路に登場。ファンと束の間のふれあいを楽しんだが、イベントの終わりはもうすぐそこに。最後はじゃぱぱの「すべての人に届けたいと思います」という言葉からはじまった「On-Party!」をメンバー全員で披露し、ファンを魅了した。

 ステージではメンバー一人ひとりがファンに向けて挨拶。トップバッターのシヴァが「楽しかったです、ありがとうございました!」と感想を述べると、なおきりは「また機会があれば、皆さんに来てもらいたい」と次回イベントへの期待を口に。えとが「この景色がやばすぎて、緊張が吹き飛んで楽しめました」と話すと、どぬくは「みんなのメッセージをこの幕張メッセで聞けて嬉しいです」と感謝を述べた。のあの「みんなカラフルピーチのこと好きですか?」という言葉には、ファンから「大好きー!」という大歓声が。「私も好きです!」とグループへの想いを口にすると、MCで活躍したたっつんは、「こんな景色見れると思ってなくて、まじで感動してます」とコメント。

 続いてヒロが「この光景は一生忘れません」と挨拶すると、ゆあんくんからは「イベントを無事に終えることができてよかったです」と安堵の表情も。本イベントで重要な役所を担ったもふは、「楽しい空間を一緒に作れて本当に最高でした」と充実感を噛み締め、パンダ姿で可愛いさ全開だったうりは、「初イベントの大成功を収めることができたのは、リスナーの皆さんと、メンバーと、いろんな人の協力があったから」と感謝を口にした。そして最後はもちろん、リーダー・じゃぱぱが挨拶。「このメンバーで活動できてよかったなと、リスナーさんにもすごく恵まれたと思っています。これからもカラフルピーチをよろしくお願いします」と締め括った。

 しかし、初めてのリアルイベントにはまだ続きが。「もう終わりか……」という名残惜しさが漂う会場を見渡したじゃぱぱが、「まだ元気そう」「顔面ぐちゃぐちゃで帰って欲しい!」と、延長戦を提案。ファンから大きな拍手が沸き起こると、なおきりの「僕たちのトリコになってください!」という前置きから「マイヒーロー」と同時期に作られたという「Toriko」を初披露した。

 「みんな本当にありがとうございました!」というじゃぱぱの感謝の思いが詰まった挨拶で幕を閉じた記念すべき本イベントは、振り返れば初リアルイベントで初顔出し、楽曲初披露など、“はじめて”だらけの貴重なイベントだった。ファン大熱狂のステージの様子は、現在配信中(配信ではメンバーの顔は非公開)。初リアルイベントを配信で楽しめる。

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