『今日好き プサン編』3話ーー告白前に事実上の“失恋”「諦めないけど、頑張ります」

ひなの、2日目午後に事実上の失恋「諦めないけど、頑張ります」

 結果だけ見れば、ひなのとの2ショットも同様。そうまは、ひなのから昨晩、徹夜で作ったという自身の名前入りビーズアクセサリーをプレゼントされるも、彼女との会話に「あ、そっか」と返すなど、どこか相槌に元気がない。まぁ、仕方がないだろう。この後に「変わらないかもしれない」と、寄せられた想いを押し返さなければならない時間が待っているのだから。

 ひなのもゆうと同じく、「そうまくんが幸せなのがいちばんうれしいから。諦めないけど、頑張ります」と、まだ白旗こそ上げないまでも、この2ショット自体とても短時間で終わっているわけだし、手元の大きなドリンクがまったく減っていないあたり、たとえ映像編集でショートカットされていたとしても、会話が進んでいなかった状況が読み取れる。この時点で事実上の失恋を突きつけられるのは、言い換えればそうまの切実さの裏返し。ただ、その想いと優しさを理解した上で、実際にそれを言葉にされると……悔しい。どんなに心が強い人でも、この場面では泣いてしまうのではないだろうか。

 『プサン編』1話にて、そうまのあまりの人気ぶりに“最低1組のカップル成立は間違いない”と、スタジオの“恋愛見届け人”たちが声高らかに約束してくれたが、今回の女子メンバーはほとんどが“そうま推し”。このままいくと、“最低1組”ではなく、むしろ“1組しか成立しない”状況が生まれてしまう(し、現に生まれかけていると思う)。

 もちろん『今日好き』の旅の充実度は、成立カップル数とイコールとは言い難い。それでも同時に、やはり重要な指標のひとつではある。徐々に雲行きが怪しくなってきた2日目午後の恋愛模様を、たとえばひなの、ゆうあたりが別の男子を意識し始めるなどで、どうにか打開できればよいものだが。

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