現役大学生が「パナソニック 目黒ビル」を見学 社員と家電の“つながり”から見えたZ世代の理想の働き方と暮らし方

 今回はパナソニックがZ世代を意識した働き方や商品PRに力を入れていると聴き、職場の働きやすさやオシャレさなども気になる現役学生の筆者も「実際に見てみたい!」ということで「パナソニック 目黒ビル」に訪れた。前編では、Z世代の若手社員もオフィスレイアウトプロジェクトに関わった本ビルの魅力をお届けしていく。

活気あふれる、若手社員の声から創り上げた職場

左から、広報担当の大村菜奈 さんと、当日社内を案内して頂いたオフィスレイアウトプロジェクトメンバーの窪川真理菜 さん、鈴木 綾乃 さん、堀田知香子さん

 2023年10月にオープンした本ビルのコンセプトは「"つながる"をテーマにした家電事業の新拠点」。驚くべきは部署間の壁がない環境であったということ。若手メンバーが中心となり提案・推進された空間だからこそ、エリアごとに異なるインテリアやアートなど様々なところでこだわりポイントを垣間見ることができた。

人工芝に囲まれ広々としたオフィス空間(通称:しばWORK)

 本オフィスの中にはルームランナーやハンモックもあり、社員はリラックスな体制や運動をしながら仕事や会議を行うこともできるという。筆者が特に気に入った空間は「しばWORK」。「本当に職場なの……?!」と思うほど想像以上に自由な空間が広がり気分転換にもなる、Z世代なら誰もがあこがれるに違いない職場環境だった。ドラマでしか見ないような職場環境が実際にあることに就職活動をスタートさせた筆者は驚きが隠せず思わず「すごい」と声がでていた。

筆者もランニングマシーンを体験。足の動きに合わせて頭の回転も速くなるような感覚に。そのままノートPCで仕事もできる
リラックスした体勢だからこそ生まれる発想もありそうだ

 リモートワークも主流になっている今日、出社したくなる魅力的な職場環境は、「働きやすさ」を重視するZ世代のモチベーションを維持するための重要なポイントだろう。

 本ビルの中にある社内食堂では日替わりで自然と健康になれるようなヘルシーメニューを提供しており、この日は油淋鶏や担々麺、カレーなどがラインナップ。せっかくなので社員食堂にてカレーも試食をし、社員の一員になったような気分を味わえた。

特注の食器はパナソニックのメインカラー青色があしらわれているというこだわりも
食堂の手前に併設されたカフェ

 さらに本ビルに併設されたカフェでは社内食堂で焼いたというオリジナルパンなども食べることができる。筆者も社員の方々が絶賛していたチョコレートパンを頂いたが、焼き立てのおいしいパンをいつでも味わえるのは嬉しい。本ビルには様々な居心地の良いエリアがあるからこそ「今日はどこで食べよう?」と考える時間も楽しそうだ。

パナソニック製品に触れる・知る~製品と社員のつながり~

 そしてもう一つ企業見学の中で驚いたのが、自社製品がオフィスの様々な場所に設置されているということ。Panasonicは人々の暮らしを豊かにしてくれる家電を開発しているが、自社製品が社員のウェルビーイングも高めているという点に魅力を感じた。

 特に筆者も便利だと感じたのが『e-block』とアルカリイオン整水器『TK-AS31』だ。

社内に設置してある『e-block』も自社商品

 『e-block』は持ち運びができ、必要な分だけ使えるバッテリーだ。自分の好きな位置にバッテリーを配置できるので電源位置に悩まずに仕事をすることができるのは便利だ。またケーブルを伸ばす必要もなく、本オフィスの‟つながり“を意識した広々とした空間の景観を維持できる。

 また、パナソニックのアルカリイオン整水器『TK-AS31』も設置されており自由に給水できる。積極的に自社製品を職場環境に取り入れていることで、製品に対する理解や愛着が高まるだけでなく、その製品の魅力を実際に感じられるようになっていた。

 さらに「自社製品に触れる機会を増やしたい」という声から実現した、社員自身が製品やサービスに触れることができる空間もあった。

 住居を再現した空間に家電製品が展示されているため、ECサイトや家電量販店では想像しにくい家電製品を自宅に設置したイメージを想定できる。

 本ビルにはアートも取り入れられており、若手社員の意見が反映され働きやすい職場が実現されていた。特に4‐7階の吹き抜けの階段は、部署間の隔たりなく自由に社員が行き来できるレイアウトになっていた。本空間には縦の“つながり”を感じさせるようなカラフルなアートも描かれ、アートやインテリアを通して社内に色が取り入れられていることで気分を高めてくれる仕組みが整っていると感じた。

関連記事