連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」(第20回)

「俺は濡れてもいい、PCとカメラだけは!」 防水にこだわった編集者によるマイバッグ紹介(その4)

VSGO『Black Snipe(ブラックスナイプ)』16Lモデル

 続いて、筆者が使っているカメラバッグもご紹介したいと思います。使用しているのはVSGOの『Black Snipe』で、昨年発売された16Lモデルを愛用中です。撮影を伴う取材に使いやすい、取り回しの良いバッグを探して出会ったのがこちらのバッグです。

こちらも上部がパッカリ開くタイプ。このタイプが好きとかじゃないです。単なる偶然です。

 上下に分かれた2気室構造が特徴で、上層部には多少湿気があっても大丈夫なアイテムを、下層部にカメラを収納しておくことで安心して持ち運ぶことができます。仕切りを取り外せば普通のバッグとして使うこともできますが、筆者は完全にカメラ専用バッグとして使っています。

 なんといっても便利なのが、両サイドからカメラを取り出せるようになっているところ。内部にも仕切りがあるので、上段にカメラ本体、下段に交換レンズやストロボを収納しておくことができます。そして、肩掛けの状態からサッとカメラ本体を取り出せるのがとてもうれしい。ただし、長めの望遠レンズなどを収納するのは厳しいかも知れません。

カメラと交換レンズを収納してみた図。こちらはAPS-C機ですが、普段はフルサイズの『α7 Ⅲ』を収納しています

 ちょうど先日、メタバース関連の取材で横須賀に赴く機会があったのですが、そこでも大活躍してくれました。当日はあいにくの雨模様だったのですが、全然へっちゃらです。

記念艦『三笠』の甲板。屋根のあるところで撮って、しまって移動を繰り返していました

 ちなみにこの日の取材先は横須賀市が取り組むメタバースプロジェクト『メタバースヨコスカ』のリアルツアー。ツアーに参加したメンバーたちは、初めて訪れる場所なのに「既視感がスゴイ!」と大喜び。『メタバースヨコスカ』と直接関わりのない場所でもVRデバイスやゲーム機を用いて歴史を体験できるブースが用意されているなど、市全体としてテクノロジー活用に積極的だったのが印象的でした。

 閑話休題。続いてバッグの上層部を紹介しましょう。こちらの仕切りも、下層部同様取り外して使うことができます。筆者は元の位置から少しズラして、アイテムを小分けに収納できるようにしています。

 普段からマストでカバンに入れているアイテムたちです。Ankerと藤原ヒロシ氏率いるFRAGMENTがコラボしたポーチ・ACアダプター・ケーブルに、SamsungのポータブルSSD、ボールペン、ハクバのレンズペン、目薬・ティッシュ・花粉症の薬、お財布などなど。わりとぎっしり詰め込んでいますが、まだ余裕があります。

この日のバッグの中身

 背面にはPCを収納するスペースがあります。こちらは完全に独立した収納部になっていて、スウェード調のクッション素材のおかげでPCにも優しい仕様なのがうれしいです。ここに書類なども入るので、取材先でいただいた資料は大体ここに収納しています。

 さて、今回は雨の日でも安心な防水加工がされているPCバッグを紹介しました。丹治からは「キラキラなアイテム」を期待されていたようですが(前回を参照)、残念ながら私の手元には(外側が)ビショビショのバッグしかありませんでした。水滴でキラキラ光るバッグ、ということで勘弁してもらえないかな……?

「クリエイター かっこいい カバン」で検索 元カバン難民の編集者によるマイバッグ紹介

リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。第19回は、YouTubeで「クリエイター かっこいい…

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