ピアノが作る笑顔の空間「ハラミちゃん×＃部屋活ピアノ」リアルイベントレポート

　先日、CASIOが展開する「#部屋活ピアノ」のリアルイベント、「島村楽器×CASIO　＃部屋活ピアノPOPUPイベント～幕張豊砂駅開業1周年記念LIVE～」がイオンモール幕張新都心店にて開催された。

　カシオが「楽器のある豊かなライフスタイル」として提案している「#部屋活ピアノ」。イベントでは、部屋を模したブースや楽器が展開されたほか、ピアニストYouTuberのハラミちゃんがスペシャルゲストとして急遽、登場した。

　イベントブースには老若男女多くの人々が集まり、ハラミちゃんはオリジナル曲「祈りのワルツ」やYOASOBI「アイドル」を演奏。さらに、集まったお客さんからのリクエスト3曲を即興でマッシュアップし会場を沸かせた。

　今回ハラミちゃんが演奏に使用したのは、『Privia PX-S7000』。演奏では、ハラミちゃんの演奏の特色でもあるダイナミックな抑揚がきちんと反映されており、小型で黄色く、インテリアとしても可愛らしい電子ピアノとは思えないポテンシャルを発揮していた。

　ハラミちゃんはイベント後の取材にて、『PX-S7000』の魅力について「まずはこのデザインが素晴らしいと思います。デザインも色もお部屋に馴染むと思いますね。でもちゃんとハンマータッチですし、強弱も自分が欲しい強さが出るので、アコースティックピアノを弾いているようだと感じました。機能性もありますし音もきらびやかなので、初心者にも、もう少しグレードアップしたいと思っている人にもぴったりだと思います」とデザイン面、機能面ともに絶賛。

　イベントではリクエスト3曲を瞬時にマッシュアップして盛り上げたハラミちゃんだったが、マッシュアップの作り方について質問が飛ぶと、「自分の頭の中に、ポジションマッピングみたいな表があるんです。テンポが速いか遅いか、キーがメジャーかマイナーかで分類されるんですけど、曲を聴くと割り振られるんです。それから、どの曲からどの曲にいくかという道筋を考えています」とのこと。その場でのリクエストに対しステージ上でほとんど練習時間を取っていないことについては「自分の中に楽譜があるわけではないのですが、口ずさむような感覚で勝手に指が動くんです。どんな曲だったっけ？と思っても、意外と指が覚えていることも多いんですよね」と話した。

　普段、ピアノ椅子に座って自室での時間を過ごすことが多く、常にピアノが近くにあるというハラミちゃん。ピアノ初心者の上達のコツを問われると「絶対にこの指づかいで弾かないととか、しっかりとこの音を伸ばさないとっていうのをそんなに考えすぎず、一本の指でもいいのでまずは1曲弾けたという体験を味わっていただきたいなと思います。それができたら基礎をやっていけばいいと思うので」とまずは楽しんで好きな曲を弾くことを推奨した。

　今年で活動5周年を迎えるハラミちゃんは、これまでの活動の感想と今後の意気込みについて「自分は4歳のころからピアノをやっていて、当時自分が理想にしていたピアニスト像の何倍もの大きさで夢を叶えさせてもらって、とても嬉しいです。コンサート会場で待っているというスタンスじゃなくて、老人ホームや保育園、ショッピングモールに行って、自分から会いに行くというスタンスをこれからも変えたくないなと思います。ピアノのように、老若男女に愛されるピアニストでいたいです」と語った。

　なお、今回演奏で使われた 『Privia PX-S7000』について、カシオ 営業本部 国内営業統轄部 楽器推進部 楽器推進室 室長 藤枝健一氏は「音や鍵盤に徹底的にこだわった高い演奏性を有しながら、360度どこから見ても美しい、デザイン性に富んだ電子ピアノです。開放感のあるデザインですので、部屋の真ん中に置いて気軽に演奏して頂くなどお客様それぞれのライフスタイルに合わせて楽しんで頂ければと思います」と語る。

　また、イベントをCASIOと同時開催した島村楽器のブロックマネージャー平林学氏は、同機種について「ハイブリッドな鍵盤を使っていたり、グランドピアノを基にしたペダルであったり、ピアノの基本性能をそなえた上でのデザイン性だと感じます。デザインありきではないというのは非常に好印象です。お求めになる方は他の電子ピアノとの優劣ではなく、『PX-S7000が欲しい』と来店される方が多いです」と、こちらもデザイン、機能共に充実していることをアピールした。

　さらに「#部屋活ピアノ」の今回のイベントについて、藤枝氏は「コロナ禍以降、おうちで過ごす『じぶん時間』の考え方、価値観が変化しつつあります。 単なるピアノの展示会ではなく、ライフスタイルを想起させる事でお客様それぞれのスタイルに合った楽器演奏の楽しさを感じて頂きたいという想いで今回の「#部屋活ピアノ」イベントを企画致しました」とのこと。

　インテリアに馴染むデザイン性と、電子ピアノとして高いレベルの機能性を兼ね備えた『Privia PX-S7000』の魅力がハラミちゃんによって存分に伝わったリアルイベント。近年勢いを増しているCASIOの電子ピアノ開発や「#部屋活ピアノ」の今後の展開を楽しみにしたい。