UUUM×モビリティリゾートもてぎのプロモーションにみる“マーケティング成功法” 仕掛け人たちが語る

UUUM×モビリティリゾートもてぎ

仕掛け人たちが語る“本セレモニーまでの道のり” 

 実はこのセレモニーをはじめ、KONOMIのプロモーションを手掛けたのは、インフルエンサー業界を牽引するUUUM。クリエイターを支えるエージェンシーというイメージが強い同社だが、コンテクスト(文脈・ストーリー)に寄り添ったプラニングで人の心情や感情を突き動かす(ドリブン)ようなコンテンツをインフルエンサーと共創し、マーケティングに活用する「コンテクスト・ドリブン・マーケティング」を主力サービスのひとつとしている。

 今回はKONOMIのオープニングセレモニーにあわせ、本プロジェクトを率いる松岡つかさ氏とモビリティリゾートもてぎを運営するホンダモビリティランド株式会社 事業企画課マネージャー・宮﨑昌道氏に、プロモーションについて話を聞いた。

ーーこれまでYouTuberを起用した動画や開業25周年記念短編映画「ふれる」など、2社によるさまざまな取り組みが行われてきました。今回のプロジェクトを行うことになった経緯を教えていただけますか?

松岡つかさ

松岡つかさ(以降、松岡):昨年5月くらいに、宮﨑さんからアスレチックができるという話をお伺いしたんです。コロナ禍を経て新しいものができることにすごくワクワクして、ご提案させてほしいという会話から始まりました。

宮﨑昌道(以降、宮﨑):アスレチックができるのは2019年以来、5年ぶりですね。

松岡:課題や過去の振り返りからどのようなことをしていくか考えたのですが、遊ばないと楽しさはわからないと思い、昨夏にはプロジェクトメンバーで遊びに来させていただいたり。今回はかなり多岐に渡ったプロジェクトになったので、毎週のようにブレストやミーティングを行っていましたね。

ーー今回のプロジェクトでは、KONOMIのどのような点を訴求したいと考えていましたか?

宮﨑:新アトラクションができるということで、集客という点で期待値はすごく高く見積もっております。ターゲットであるファミリー層に合致するような取り組みができるといいなという話はずっとしていましたね。

 過去、フィッシャーズに『森感覚アスレチック DOKIDOKI』を体験いただいた際に、「アスレチック自体がすごいぞ」と思っていただけたようなんです。そういう経緯もあって、今回は単純に新アトラクションができたということではなく、もてぎ内にあるアスレチック全体の魅力を伝えていきたいと考えていました。

ーー松岡さんはもてぎ側の要望を実現するにあたって、チャレンジしたことはありますか?

松岡:今回はたくさんチャレンジしたような気がしています。まず、テレビCMや我々が担っているYouTubeやインフルエンサー施策も含め、集客にどれだけ寄与できたかというのがプロモーションにおける大事なところだと思っています。過去のプロジェクトを振り返った時に、その点については課題があったので、課題を一つずつ網羅していきました。

 キャスティングに関しては課題に合わせた起用ができたと思っていて、WEB CMはよりリアルな子供たちの表情をお届けできるように、子役のオーディションを行いキャスティングを行いました。イベントも挑戦で、オープニングセレモニーをご提案させていただき、今日こういった形で迎えられました。パブリックリレーションズにおいても課題があったので、一緒にテレビの誘致も進めているといった感じです。

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