すとぷり運営企業が事業急拡大、一方終了するサービスや事務所も バーチャル業界で相次ぐ“慌ただしい動き”
人気VTuber監修の衣装やプラットフォーム 新規参入が続くバーチャルファッションの世界
先ほど話題に上げた「のりプロ」の看板ともいえる犬山たまきは、興味深いものを手掛けた。『VRChat』向けアバター用衣装だ。
-`📣⋆ #犬山たまきVRC コラボ🐶💙
犬山たまき監修✨️VRC向けコラボ衣装の発売が決定しました- ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́-
めちゃくちゃ可愛い戦闘衣装…是非着用してみてくださいね!🫶🫧VTuber✖︎VRChat衣装 犬山たまき戦闘服
🫧2月29日 17:00〜発売開始https://t.co/TtcshyctXU https://t.co/07uaNzmEp7 pic.twitter.com/gxRLoacqpT— 佃煮のりお/犬山たまき🐶💙のりプロ (@norioo_) February 26, 2024
『きんいろモザイク』をテーマにしたワールドや衣装を手がけた株式会社Vより発売された衣装『犬山たまき戦闘服』は、犬山たまきがデザイン監修を手掛けているアバター向け衣装だ。ポップなかわいらしさの中に、カッコよさも込めたテック系のウェアとなっており、複数のアバター向けにセットアップ済みである。
「バーチャルタレントがデザイン・監修をしたアバター向け衣装」は意外と事例が少なく、著名どころではVシンガー・somuniaとYOYOGI MORIのコラボウェアが挙がる。『VRChat』向けアバターへの着付けは多少の知識こそ要するが、VTuberをフックにした商品は新規ユーザーの流入につながり得るだろう。
アパレルECのドットエスティは、にわかに「ファッション特化型メタバースマーケットプレイス」の設立を宣言した。詳細こそまだ不明だが、長らくメタバースファッションに力を注いできた同社だけに、いよいよ本腰を入れてきた感がある。早速、バーチャルファッションのクリエイターに向けた説明会も展開しているが、クリエイターとの協働を強めてきた同社ならば、その誘致力はかなり期待できるだろう。
👕バーチャルファッション制作者のみなさま✨✨#ドットエスティメタバース が
『ファッション特化型メタバースマーケットプレイス』新ECサイトをつくります❤🤭📢説明会をひらきます❗
1️⃣ 3/2(土) 21:00~
2️⃣ 3/5(火) 21:00~ぜひお越しください✨
— ドットエスティメタバース (@dotst_metaverse) February 29, 2024
昨年、3Dモデルの取り扱いを開始した「SUZURI」にも、にわかにバーチャルファッションブランドのショップ開設が相次いでおり、新顔のドットエスティ、老舗のBOOTHやVket Storeなど、いよいよこの領域もプラットフォーム側の競争が激化する予感がある。現状では『VRChat』との提携を結んでいるBOOTHが一歩進んでいる印象はあるが、それも今後の展開次第だろう。
わ〜い!!SUZURIではバーチャルブランドさん大大大募集中なので、特にリアクロ界隈の皆さまお気軽にご連絡ください〜〜!! https://t.co/Q0IjJsQ2Gi pic.twitter.com/WyjllJ69j1
— はーマン (@___hermanVR) March 1, 2024
なぜこれほどまでバーチャルファッションに熱狂する人や企業がいるのか、それを知る手がかりとしては、先日コミティアにて頒布されたバーチャルカルチャー ガイドブック『Vuide』第1弾が参考になる。筆者も冒頭のコラム執筆で参加しており、やや手前味噌感はあるが、業界の最前線を張るクリエイターへのインタビューや、バーチャルファッションのスタイリングページなど、バーチャルファッション文化を知る上で重要な内容が込められている。ぜひ手にとってみてほしい。
『Vuide』- バーチャルカルチャー ガイドブック 「進化するバーチャルファッション」
の、BOOTH通販ページが公開されました!!
物理書籍版の予約(BOOTHの倉庫に入荷され次第発送)と、電子書籍版の購入ができます!!
よろしくお願いします🙌#Vuidehttps://t.co/uyP55juKbp— タカオミ (@takamin_) February 26, 2024